檜原都民の森から月夜見山を経て御前山と幽玄な栃寄沢へ
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- GPS
- 06:50
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 981m
- 下り
- 1,597m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
八王子08:00(JR八高線) 拝島08:20/08:25(JR五日市線・ホリデー快速あきがわ3号) 武蔵五日市08:48 武蔵五日市09:00(西東京バス・数馬で乗換接続)※臨時便ありだった 都民の森10:20 復路: 境橋17:21(西東京バス) 奥多摩駅17:30 (打上げ) 奥多摩19:28(JR青梅線) 青梅20:03/20:06(JR青梅線) 立川20:34/20:43(JR中央線) 八王子20:54 |
写真
感想
昨年秋に初めて御前山へ行き、↓
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カタクリの時期にもう一度来ようと約束していた友人と御前山へ。
同じルートだと面白くないので、三頭山近くの檜原都民の森から月夜見山、小河内峠を経て御前山まで縦走してみることにした。
まず檜原都民までは武蔵五日市駅からバス。
昨日、御岳山・日の出山に登った後、武蔵五日市駅から帰ったばかりだったので、なんだか連続で来るなんて不思議な感じがする。
三頭山は16年前に登ってあんまり楽しくなく感じてそれ以来登っていないが、武蔵五日市駅から都民の森へ向かうバスは増発されるくらいに混んでいる。
三頭山が人気というよりは、檜原都民の森が人気なのかもしれない。
1時間以上バスに乗り、直通ではなくなぜか数馬で乗り換え。
とりたてて小さなバスに乗り換えるわけでもなく、同じ大きさのバスに乗り換えるのだから、この乗換はちょっと意味が分からない。
到着した檜原都民の森は、車やバイクで来ている人もいるので大賑わいだ。
そこから都民の森の中の舗装路を鞘口峠まで行き、そこから登山道になる。
ここまで来ると全く歩いている人がいないのが不思議だ。
先週秩父の丸山を歩いた時のように暑すぎもせず、昨日御岳山・日の出山を歩いた時に引き続きこの時期らしい気持ちのいい気温の中歩いていく。
そして昨日よりも陽射しがあるのでもっと気持ちがいい。
巨大なブナがあったり、いろいろな種類のスミレが咲いているのを見ながら歩く。
が、風張峠から月夜見山の間は、登山道が奥多摩周遊道路と併走しているので、バイクの音がうるさ過ぎ、しかも排気ガス臭く、このルートちょっと失敗したかなと思う。
月夜見山手前では歩く人が少ないのか登山道が不明瞭になり一時登山道をロストしたが、この手の低山で何回か登山道をロストして勘が身についたのか、すぐに気づいて復帰することができた。
月夜見山で陽射しの中ゆっくりと昼食を摂り、その先は奥多摩周遊道路に出てしまい、月夜見第2駐車場まで着くと、やっとその先は奥多摩周遊道路から離れた静かな登山道となった。
この駐車場には観光バスが停まっていて、その先で団体のツアー客とすれちがったのでどうやら御前山へカタクリを見に行くツアーがあるらしい。
確かにこの駐車場に停めて歩けばバイクの騒音に悩まされない快適な登山ができるだろう。
御前山の手前の惣岳山に近づくと、いよいよ目的のカタクリが現れる。
昨日御岳山で見たカタクリは花が終わりかけていたが、標高が500m近く違うのでここのカタクリはこれから見ごろを迎えそうだった。
そういえば昨日は新緑の中を歩いたのだが、今日はまだ全体的に芽吹き前でその点はちょっと寂しい感じだ。
御前山山頂付近はカタクリに埋め尽くされているのかと思ったのだが意外と少ない。
おかしいなと思っていたら、シカの食害から防ぐための網の中には群生していた。
網の向こう側にカタクリが群生していてそれは見事なのだが、遠くから見る感じなのでちょっと物足りない。
そのせいか時間が遅かったせいかイメージしていたのとは違い御前山山頂もほとんど人がおらずゆっくりすることができた。
秋に来た時は鋸山から鋸尾根を下ったのだが、今回は奥多摩都民の森の中を下ることにする。
カラマツ広場のあずまやへ寄ってみると、なぜかここは網で囲われていないのにカタクリが群生していて、思いもよらず近くから見ることができ嬉しかった。
栃寄沢沿いは登山道が崩落して通行止めとの情報もあったが、行ってみると封鎖されていなかったのでここを下ることにした。
ここが思いのほかいい場所で、今回のルートの中で一番のハイライトだった。
石灰岩だろう巨大な岩がごろごろしていて、それが苔むしている。
そしてその上に巨木が林立している。
屋久島と思えばそんな感じに見えてきそうな、そんな場所だった。
屋久島は花崗岩だけど…。
ゆっくりしすぎたせいか、さすがにこの時期の陽も傾いてきたが、その西日がこの谷を横から照らし、さらに幽玄さが増してきていた。
なんだか日本アルプスのもっと高い山から下りてきたときの沢を歩いているような気分になった。
車道と合流したところで、車道を下ってきた人たちに声をかけられた。
そちらはそちらで桜がたくさん咲いていてよかったらしいのだが、やはり車道を歩いてくるよりは、こちらの沢沿いの登山道を下りてきてよかったと思った。
最終的に秋と同じ奥多摩駅前のクラフトビール店「ビアカフェ バテレ」で打上げ。
満足の晩春の一日となった。
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