【三原山】船に乗ってお鉢巡りを満喫しよう【東京都大島】
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 286m
- 下り
- 290m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
船
料金:7,500円(インターネット予約割で10%offの6,750円)。同じ料金で往復に高速ジェット船利用の日帰りフリープランもありますが、こちらは食事と温泉が付いていないばかりか、お鉢巡りができません。船中泊というプチ旅行気分を味わうことができ、個人手配よりもかなりお得な料金であるため、今回利用したプランで正解でした。 往路:竹芝桟橋から22:00発のフェリー(さるびあ丸)。船中泊は特2等を選択(500円追加で1等にランクアップできますが、雑魚寝になるため、プライベート空間を確保できる特2等にしました)。5:50に大島岡田港に到着。 復路:大島元町港から15:55発の高速ジェット船(セブンアイランド友)。クジラの目撃情報による一部低速運行規制があり、少し遅れて17:55に竹芝桟橋に到着。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません |
写真
感想
今回は東海汽船の「三原山ハイキング&絶景温泉プラン」のツアーに参加しました。
往復乗船券+添乗員付・朝食・昼食付・朝食後と下山後の温泉付きで7,500円、かなりお得なツアーです!
出発は竹芝桟橋22:00
大型フェリーのさるびあ丸に乗って出港です。
客室は、前に神津島に行った時と同じ特2等。
2段ベッドで狭いですが、カーテンで仕切られているのでプライベートな空間が確保出来ます。
初めての船中泊だったkenboさんもぐっすり眠れたようでした。
翌朝は6:00前に大島岡田港に到着。
バスに乗って大島温泉ホテルに向かい、朝食のバイキングと温泉タイム。
あまり時間がないかも?と思っていましたが、2時間くらいあったので結構のんびりできました。
9:00過ぎにバスに乗って三原山山頂口へ向かいます。
朝、ホテルに着いたときはガスで真っ白でしたが、この頃にはガスも上がって三原山が見えました。
天気は曇りですが雨は降らなそうで一安心。
山頂口にある歌乃茶屋を出発して、三原山神社まで舗装路を30分程のんびり歩きました。
三原神社からは反時計回りにお鉢巡りです。
ガイドの方が先頭と最後についていましたが、列で進むわけでもなく、あきらめて途中で引き返す人やお鉢巡りをせずに神社で待っているグループがいたり、結構フリーな感じでした。
私たちはお鉢巡りのルートからは少し外れますが、火口見学道が往復10分だったので、ガイドさんに了承を得て行ってみました。
(ガイドさんは「火口は上からのほうがよく見えますよ」と言っていましたが)
展望場からは火口が見えましたが、ガイドさんが言っていたとおり迫力はイマイチでした。
しかし、剣が峰まで歩かなくても火口を見ることができるので、時間が限られている場合にはお手ごろかもしれません。
火口見学道からお鉢巡りルートの道に戻って、お鉢巡り再開。
剣が峰までは緩やかな登りです。
剣が峰からは火口や裏砂漠の眺望がすばらしく、雄大な景色をしばし堪能しました。
下山はあっという間。
富士山の砂走りよりちょっと粗めのサレザレの道を軽快に下って三原神社まで戻ってきました。
その後は山頂口の歌乃茶屋で昼食。
山頂口で昼食と聞いていたのでてっきりお弁当かと思ったら、てんぷらとお蕎麦と焼き魚の意外とちゃんとしたお昼ご飯でビックリしました。
これで7500円はかなりお得だと思います。
明日葉のてんぷらが美味しかった〜♪
昼食後は温泉ホテルに戻り、お風呂に入ってさっぱりしてから、元町港15:55発の高速ジェット船で竹芝桟橋まで戻りました。
今回は同じ内容のフリープランがなかったのでガイド付きのツアーでしたが、ハイキング中はかなり自由に動けたので、見たい場所も見れて私たちは満足でした。
あまり期待していなかった温泉も、意外と時間に余裕があったのでゆっくり入れて、しかも源泉かけ流し!
朝は真っ白で何も見えなかった露天風呂は、下山後に入ったら三原山の雄大な姿がドーンと目の前に広がって、開放感抜群のお風呂でした。
行きのフェリー代、帰りの高速船代、それと温泉と朝食・昼食がついてこの値段はかなりお得なツアーだと思います。
今回船中泊が初めてだったkenboさんも気に入ったようなので、東海汽船の他のツアーにも参加してみたいですね!
伊豆方面から見えていた伊豆諸島。いつかダイビングで行ったみたいと思っていました。
大島は、椿の季節に新聞に広告が掲載されているのは認識していましたが、たまたまハイキングツアーが掲載されていたのが目に留まり、以前神津島の天上山に登ったことがあるkazuruさんにお話を伺っているうちに行ってみたくなりました。
さて、どのプランを選択しよう?当初は、煩わしい添乗員がいない往復高速ジェット船利用の日帰りフリープランにしようとしましたが、船中泊をしてみたいことやお鉢巡りをしてみたいこと、さらには同料金で2回の食事とお風呂付という設定に負け、本プランを選択しました。
問題は、職場から直接竹芝桟橋へ向かうか、一度帰宅するか?朝の通勤ラッシュで大きい荷物を持ちたくなかったので、一度帰宅することにしました。ただし、定時ダッシュをしなければなりません。こんな時に限って会議が長引いて定時を過ぎてしまいましたが、集合時間内に何とか竹芝桟橋に到着。週末とはいえ、平日とは思えないような人混みでした。さるびあ丸に乗船して出航後、しばらくの間はデッキで東京タワーや羽田空港などの夜景を肴にお酒を飲んで、船旅を楽しみました。
翌朝、岡田港に到着。外はどんよりと曇っていて、三原山方面は真っ白。ここまで来てしまったので、雨が降らないことを願うばかりでした。
バスで大島温泉ホテルへ移動後、お風呂と朝食タイム。朝食時にホテルの従業員さんが「時間はわかりませんが、今日は雨が降るみたいですよ」とのひと言。ますます意気消沈するばかりでした。
出発時間まで少し時間があったので、ホテル周辺を散策。三原山のハイキングコースは、今回のプランである山頂遊歩道と火口1周遊歩道、温泉コース、テキサスコース、表砂漠コース、大砂漠コースの6つがあり、このホテルから三原山につづく温泉コースの途中にあるつつじ園を見学しに行きました。もちろん、つつじの季節にはまだ早すぎて、何も咲いていませんでした。
再びバスに乗り、山頂口へ移動している途中で次第にガスは無くなり、三原山の全貌が見えてきました。スタートの歌乃茶屋から見える内輪山まで、結構あるな…。本当は大室山方面を眺めてみたかったけれど、これだけで十分です。準備体操をして出発です。
最初は添乗員さんの後をゾロゾロとついて行く感じでしたが、どんどん先に進む方や、早々に諦めてしまう方ですぐに列はバラバラになりました。しかし、参加者の大半は高齢の方であったためか、添乗員さんも「無理をしないでくださいね」と言うだけで、特に規制はなく、ほぼフリー状態でした。「添乗員付き」ということで、随所で説明とかを受けるものと思っていたので、若干拍子抜けでした。
徐々に近づく内輪山にワクワクしながら、舗装路(展望台までは舗装されています)を登り続けます。途中には緊急時用のシェルターが何箇所かで設置されており、中には今時珍しいカタツムリがたくさんいました。
登り終えると、反時計回りでお鉢巡りがスタート。まずは右側にある三原神社を見学しました。これまでの噴火で、近くにあった火口茶屋(跡地は現在展望台となっています)は焼失したのに被災しなかったという不思議な社殿。これはパワースポットに違いありません。
展望台の手前に火口見学道への分岐がありました。往復10分程度なので行ってみたい思いましたが、ツアーの行程には含まれていないため、一応添乗員さんに仁義を切ると「お客さんなら集団に十分に追いつくはずですから、どうぞ」と許可が出ました。
テクテク歩いて火口展望場に到着。ここでは、間近で火口を見ることができても一部が見えませんでした。
すぐに引き返して、集団を追いかけるように進みます。展望台から先は、溶岩の砂礫の上を歩くので、サンダルのような靴で参加していた女性は大変そうでした。
地殻変動観測施設が至る所に設置されていて、緊張感が高まりました。今サイレンが鳴っても、逃げることはできず即死だろうな…。冷たい風の中、暑さを感じることなく山頂らしい?剣ヶ峰に到着。八ヶ岳の硫黄岳にある爆裂火口壁のような絶壁、富士山を小さくしたような、それでも迫力ある火口を眺め、先ほどの火口展望場よりは大自然の雄大さを満喫することができました。
ここから先は下りとなります。富士山の大砂走りのようにサクサク下って、1986年の噴火口を見学し、あっさりと三原神社の所まで戻ることができました。あとは舗装路を下り、歌乃茶屋に到着。ゴールとなりました。
予定よりも早く下山してしまったようで、昼食の準備ができておらず、しばらく休憩。念願の三原山のバッジを忘れずに購入し、山頂口バス停前の駐車場から海の向こうを眺めました。晴れていれば、大室山や天城山だけではなく、富士山や南アルプスまで楽しむことができるようです。残念!
仕出し弁当のようなものと決めつけてあまり期待していなかった昼食は、意外にもしっかりした定食でした。特に、明日葉の天ぷらと明日葉を練り込んだお蕎麦が美味しく、昼食が付かないフリープランにしなくて良かったと改めて思ったのでした。
昼食後、ホテルに戻って汗を流しました。真っ白で何も見えなかった露天風呂では三原山が綺麗に見え、時間の許す限り浸かっていました。そして、朝の到着時とは違う元町港までバスで移動し、大島を後にしました。
1泊2日であっても実質日帰りのようなもので、時間を有効に使うことができ、個人的には大満足な旅となりました。他の島々も訪問したくなったので、まずは神津島あたりを狙ってみますかね。
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