唐松岳(八方尾根ピストン 小屋泊) 絶景と雷鳥とガス
- GPS
- 09:19
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 979m
- 下り
- 957m
コースタイム
- 山行
- 5:32
- 休憩
- 2:06
- 合計
- 7:38
天候 | 4月30日晴れ! 5月1日 ガス・小雪〜雨 両日とも強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
同所からゴンドラ乗り場まで徒歩10分 |
コース状況/ 危険箇所等 |
当日は気温も高く、雪が柔くなっており下ノ樺あたりまでノーアイゼンで行けた。 下ノ樺〜山頂はアイゼン・ピッケル。 夏道・木道も露出が進んでいます。 丸山〜山荘 狭く切り立っている箇所があるので要注意。 |
その他周辺情報 | 八方インフォーメーションセンター:オープンは6時、バス停、更衣室、コインロッカー、トイレ、モンベルあり。 八方インフォーメーションセンター前に立ち寄り温泉。JAF割あり すぐそばにローソン。24h。 |
写真
感想
八方尾根スキー場…
四半世紀以上前になるが、大学のサークルの合宿で度々訪れた場所。
やたらウマい!と感じ、毎日オヤツ?替りに寄っていたお好み焼き屋…見あたらなかった。
ゴンドラ?当時からあったっけ?名木山ゲレンデばかりで、遠いゴンドラまで歩いたことはなかったような…
…記憶と現実に見える風景とのギャップに多少戸惑う。
しかし当時はスキー場から望める白馬の山々、五竜,鹿島槍…まったく気にしたこともなかったなぁ…スキー場最上部からの山登りなんて、考えもしなかった。
ゴンドラ乗り場では、登山者はマイナーな存在。こんな時期なのに多くのスキー客で賑わうのは驚き。
昨年秋に立山から間近に眺めたいわゆる後立、まずはメジャーな唐松岳を、ゲレンデ最上部からグイっと山頂まで歩いてきました。
【初体験】
25年振り?の夜行バス利用。
運良く2席利用できたが、やっぱ快眠は困難。事前の睡眠薬(ビール)も効果なし?マイカー車中泊のほうが身体には易しいな。
まったり食事つき小屋泊。
山行というより旅行?大型連休利用し超ゆるゆるスケジュールで贅を尽くす。食事を通して同宿者との交流も楽しめた。
雷鳥!!!
恋い焦がれていた幻の存在(大げさか)に、往路1回、悪天候の復路では3回も遭遇!今回の山行の最大の収穫。
風雪、視界15m
風が強いことは織り込み済みだったが、今年のGW、総じて良好な天気予報に油断した?
まさかのバラクラバ初登場、ゴーグルを持っていないことを後悔した。
気温が高かったのは幸いだった。
雨でびしょ濡れ…
基本、好天下の日帰り山行しかしないので、今回の経験は貴重だった。防水のための装備が極めて脆弱なことが体感できたことは反省。
夏に山行経験のある八方尾根。念願の冬景色を堪能に今回の山行。
風は強いもののドピーカンの天気の中登ることができ、最高の残雪風景を堪能する。
迫力の五竜・不帰・白馬三山を眺めながら穏やかな稜線をいつもの鈍足でゆっくりと登る。
今回は折しもGW。贅沢にも小屋泊とし、時間に余裕があるのでじっくりと楽しめる。
絶景を堪能しつつ早くも下ノ樺あたりで雷鳥がお目見え。真っ白なボデーに真っ黒なおめめがかわいらしい。
丸山手前あたりで小腹がすいてきた。ここはおだやかな尾根の上。風をよけるポイントはないので火器使用のがっつりランチを食べることができない。サブで携行していたおにぎり1個の昼飯。ちょっとエネルギー不足だったな。
ひいこらと八方尾根を登り切り、後立山主稜線の向こう側を望む。ドーンと剱様がお目見え。何度見ても感動ものだ。
ここまでくれば小屋は目の前。まずは小屋にて受付を済ませ、寝床を確保。そしてお待ちかねのエナジー補充と乾杯だ。この時期自炊室は使用できないとのことで火器使用はNG。乾きものつまみに乾杯!結構結構。暖かな食堂から剱・立山を眺めて飲めるビールの格別なことといったら。
エネルギーと気力を補充してピークハントへ。小屋からは20分ほどで山頂という絶好の立地。うーん贅沢。しかも山頂は我々の貸し切り!ただ、終始風が強く長居は無用状態。各々をモデルに撮影会を行ったら撤収!
夕景に浮かぶ剱を眺めながらの優雅なディナーとしゃれこむ。
夜、天気は一変。烈風吹きすさぶ轟音をBGMに就寝することとなりました。明日は荒れそうだ。。。
翌朝4時。強風・ガス・あられ。こりゃご来光はダメだわ。宿題としてまたふとんに潜り込む。
幸せな二度寝から目覚めあたたかな朝食をいただき、粛々と出発準備してスタートの時間。
相変わらずの強風下、視界15mといったところか。気温はそれほど低くないのが幸い。バラクラバ・ゴーグル装備にて歩き出し。視界が悪い
ので、山荘直下のやせ尾根地帯は特に要注意だ。
慎重にやせ尾根地帯をクリアし、丸山あたりでまたもや雷鳥。今度は換毛途中の白黒ツートン。パトカーみたいだな。相変わらずかわいいけど。
そんなこんなで、下りだし、景色は真っ白だしとあっという間に八方池まで降りてきた。このあたりから気温も上がり雨に変わった。
八方池のど真ん中を突っ切る贅沢を味わいつつ順調に下り、あっという間に八方池山荘。
ここでGPSログをとっていたスマホが雪・雨で逝ってしまった(泣)。防水とは名ばかりだなまったく。(後日談:2日間シリカゲルに突っ込んで置いたらGPSログ救出に成功(笑))
雪山・ピーカン・天候急変・ホワイトアウト・アイゼン・ピッケル・ゴーグル・バラクラバ・防水ケータイ水没。
今回は残雪期フルコースを体験することができました。
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