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Yamareco

記録ID: 112532
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

塩見岳 塩川小屋より

2011年05月20日(金) ~ 2011年05月21日(土)
 - 拍手
GPS
28:11
距離
33.8km
登り
3,330m
下り
3,319m

コースタイム

1日目:
12:20駐車場-12:50塩川小屋13:00-16:30稜線出合-19:25本谷山

2日目:
2:00本谷山-2:45トラバース道出合-4:00塩見小屋-5:30塩見岳5:50-6:45塩見小屋-8:10トラバース道出合-9:10本谷山
11:15本谷山-13:00三伏峠小屋-15:10塩川出合-16:05塩川小屋-16:30駐車場
天候
過去天気図(気象庁) 2011年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
松川ICと大鹿村間の県道に通行規制あり。
http://www.vill.ooshika.nagano.jp/sangyoukennsetyka/sangyoukennsetyka-oshirase/matuin/

塩川林道は樺沢(塩川小屋の2km手前)から通行止め。
林道から。
塩川は水量が多くなかなか綺麗。
2011年05月22日 22:54撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/22 22:54
林道から。
塩川は水量が多くなかなか綺麗。
塩川ルート方面。
2011年05月22日 22:54撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/22 22:54
塩川ルート方面。
塩川小屋。
2011年05月22日 22:54撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/22 22:54
塩川小屋。
塩川小屋の裏手。
このルートの行き先は不明。
2011年05月22日 22:55撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/22 22:55
塩川小屋の裏手。
このルートの行き先は不明。
尾根に登った所。
2011年05月22日 22:55撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/22 22:55
尾根に登った所。
道が途絶え、倒木が増える。
2011年05月22日 22:56撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/22 22:56
道が途絶え、倒木が増える。
どこから手をつけよう。
2011年05月22日 22:56撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/22 22:56
どこから手をつけよう。
もう、うんざり。
2011年05月22日 22:57撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
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5/22 22:57
もう、うんざり。
尾根芯を避けると、多少はましか。
2011年05月22日 22:57撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/22 22:57
尾根芯を避けると、多少はましか。
稜線は目前なので、最後は強行突破。
2011年05月22日 22:57撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/22 22:57
稜線は目前なので、最後は強行突破。
稜線には道があると思っていたのに…
あったのは藪と残雪。
本当に絶望と焦燥に包まれた。
2011年05月22日 22:57撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
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5/22 22:57
稜線には道があると思っていたのに…
あったのは藪と残雪。
本当に絶望と焦燥に包まれた。
本谷山への登りの途中。
仙丈ケ岳/間ノ岳方面。
2011年05月22日 22:58撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
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5/22 22:58
本谷山への登りの途中。
仙丈ケ岳/間ノ岳方面。
中央アルプスに沈む夕日を見るはずだったのに。
2011年05月22日 22:58撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/22 22:58
中央アルプスに沈む夕日を見るはずだったのに。
本谷山到着。
本当の頂上はここから少し離れていた。
2011年05月22日 22:58撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/22 22:58
本谷山到着。
本当の頂上はここから少し離れていた。
天狗岩の手前からの夜明け。
2011年05月22日 22:59撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/22 22:59
天狗岩の手前からの夜明け。
南アルプス北部の山々。
2011年05月22日 23:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
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5/22 23:23
南アルプス北部の山々。
日の出。
2011年05月22日 22:59撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/22 22:59
日の出。
塩見岳と日の出。
2011年05月22日 22:59撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5
5/22 22:59
塩見岳と日の出。
日の出の反対側。
2011年05月22日 23:00撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
5/22 23:00
日の出の反対側。
西峰。
2011年05月22日 23:00撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
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5/22 23:00
西峰。
雲海に浮かぶ富士山はどこ?
2011年05月22日 23:41撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
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5/22 23:41
雲海に浮かぶ富士山はどこ?
西峰と中央アルプス。
2011年05月22日 23:00撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/22 23:00
西峰と中央アルプス。
中央アルプス越しに御嶽山を見たかった。
2011年05月22日 23:00撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/22 23:00
中央アルプス越しに御嶽山を見たかった。
南アルプスを満喫できる山頂パノラマ。
2011年05月22日 23:54撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
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5/22 23:54
南アルプスを満喫できる山頂パノラマ。
西峰に捧げる。
2011年05月22日 23:01撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/22 23:01
西峰に捧げる。
蝙蝠岳への稜線も気持ちよさそう。
2011年05月22日 23:58撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
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5/22 23:58
蝙蝠岳への稜線も気持ちよさそう。
悪沢岳/赤石岳は存在感がある。
2011年05月23日 01:32撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
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5/23 1:32
悪沢岳/赤石岳は存在感がある。
北岳/間ノ岳/農鳥岳エリアも負けていない。
2011年05月23日 00:28撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/23 0:28
北岳/間ノ岳/農鳥岳エリアも負けていない。
仙丈ケ岳。
2011年05月22日 23:01撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/22 23:01
仙丈ケ岳。
甲斐駒ケ岳。
2011年05月22日 23:01撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/22 23:01
甲斐駒ケ岳。
北岳/間ノ岳/西農鳥岳。
2011年05月23日 00:41撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
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5/23 0:41
北岳/間ノ岳/西農鳥岳。
仙塩尾根ははてしなく長い。
2011年05月23日 00:52撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/23 0:52
仙塩尾根ははてしなく長い。
塩見小屋は掘り出し中。
音が聞こえたので、中には人がいるようだ。
2011年05月22日 23:02撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/22 23:02
塩見小屋は掘り出し中。
音が聞こえたので、中には人がいるようだ。
塩川小屋手前のトラバース道。
夜間だったので気づかなかったが、先が見えると嫌になりそうな登り。
2011年05月22日 23:02撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/22 23:02
塩川小屋手前のトラバース道。
夜間だったので気づかなかったが、先が見えると嫌になりそうな登り。
本谷山頂上付近から三伏山方面。
2011年05月22日 23:02撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/22 23:02
本谷山頂上付近から三伏山方面。
三伏山への登り。
稜線上は概ねこんな感じ。
2011年05月22日 23:03撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/22 23:03
三伏山への登り。
稜線上は概ねこんな感じ。
三伏山頂上の手前から。
烏帽子岳はハイマツ林に覆われていて美しい。
頂上からの展望もよさそうだ。
2011年05月23日 01:11撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
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5/23 1:11
三伏山頂上の手前から。
烏帽子岳はハイマツ林に覆われていて美しい。
頂上からの展望もよさそうだ。
塩見岳を振り返る。
2011年05月22日 23:03撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
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5/22 23:03
塩見岳を振り返る。
三伏山から烏帽子岳/小河内岳。
2011年05月23日 01:18撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
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5/23 1:18
三伏山から烏帽子岳/小河内岳。
立派な三伏峠小屋。
2011年05月22日 23:04撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/22 23:04
立派な三伏峠小屋。
なかなかワイルドな橋。
真ん中の2本は体重を掛けるには心もとなく、
両側の2本で歩けるほど足は長くない。
2011年05月22日 23:05撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
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5/22 23:05
なかなかワイルドな橋。
真ん中の2本は体重を掛けるには心もとなく、
両側の2本で歩けるほど足は長くない。
ようやく塩川小屋に到着。
長かった。
2011年05月22日 23:05撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/22 23:05
ようやく塩川小屋に到着。
長かった。
撮影機器:

感想

1日目:
塩見岳は鳥倉ルートで登ることが多いようであるが、時間に余裕があるので塩川ルートへ。
また、塩川小屋から本谷山へは割とストレートに延びる尾根があるので、そこから登る。

塩川林道は樺沢で通行止めになっていて、駐車場から30分ほど歩いて塩川小屋に到着。
早速裏手に様子を探りに行くとしっかりとしたルートが付いていて、しばらくたどってみるが目的地が違う模様。
仕方なくルートから外れて尾根芯によじ登ると、今度は期待通りの道が見つかる。
ただの踏み跡ではなくて、営林用か何かにしっかり作られた道で歩きやすい。

快適な道が続いたのは2,000m程度までで、次第に大きな倒木が連なり歩きづらくなる。
さらに登るにつれてシラビソの若木が増えてきて、最後はほとんど藪漕ぎ状態に。
稜線に出合うまでの辛抱だと思って登り切るが、期待に反し稜線にも道は無い。絶望。

日没までは約2時間、道の状況次第だが、明るい時間の本谷山への到着は厳しい。
当初予定していた小黒山へのピストンを諦め、稜線上のピークも巻いて先を急ぎ、
最後の登りの手前でようやく余裕が出てきて、エネルギ補給に小休憩。
本谷山付近は藪が薄く、雪が締まっていたこともあって、意外と快調に登ることができ、
かなり暗くなった19:25、なんとか本谷山に到着。


2日目:
1:30スタート予定が、出発準備の手際が悪く2:00のスタートに。
塩見岳はそれほど遠くないように見えるので、なんとか御来光を山頂で迎えたい。

一般登山道なのでサクサク歩けるものと思っていたが、見込み違いでなかなか手強い。
積雪がかなり残っており、登山道がどこにあるのか分からない場所が多く、
見つかる登山道も雪でのされた樹木が横切っていて、非常に歩きづらい。

結局、どこまで歩いても道の状況は改善せず、塩見小屋に着いたのは4:00で頂上からの御来光は絶望的。
皮肉なことに、塩見小屋から頂上までは夏道が出ていて歩きやすい。
途中の天狗岩で御来光を眺め、着替えやエネルギ補給をしながら、のんびりと頂上へ向かう。

富士山を見ようと西峰を素通りして東峰に向かうが、残念ながら空気が霞んでいて見えない。
それでも南アルプスの山々は十分に見渡すことができる。
ただ山を眺めているだけなのに、いつまで見ていても見飽きることはない。

深い山々に囲まれた展望はすばらしいが、同時に長い帰路が約束される。
不思議なことに、本谷山から見る塩見岳は近いが、塩見岳から見る本谷山は果てしなく遠い。

急ぐ理由もないのでだらだらと歩いていたが、トラバース道から稜線に入ったところでまさかの水切れ。
初めての経験だったので、ハイドレーションのバイトバルブが壊れたのかと思った。
いろいろ思案するが、やはり残雪を溶かして飲むしかないという結論になる。
表面は汚い残雪だったが、ちょっと掘ると見た目に白い雪は手に入ったので、
溶かしてタオルで濾して見たところ、間に合わせの飲用には問題なさそうで助かる。

本谷山から三伏山への登山道も、登山道を妨げる樹木が多く歩きづらい。
気温が上がって暑いうえ、雪も緩んでたちが悪い。三伏山からの展望が良いのが唯一のご褒美。

三伏峠からの下山は果てしなく長い。
黙々と歩き続けること3.5時間、ようやく駐車場に到着。本当に疲れた。

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コメント

塩川小屋から塩見岳はすばらしい
こんにちは

登りのバリエーションルートも凄まじいが、
歴史あるこの行程を歩かれた勇気に、
拍手は惜しみなく捧げたい。
(事故なくて良かったね。)
この焦燥と刹那の絶望、そして疲労が
南アの最大の魅力ですね。
ああ、時間作っても行きたい!行きたいよお。

...あと、途中の雪に埋もれた小屋は、塩見小屋ですよね。
2011/5/23 18:23
Re: 塩川小屋から塩見岳はすばらしい
登りも下りも歩き応えのあるルートでした。
下山途中はもうこりごりなんて思っていましたが、
今は早くもまた行きたいと思い始めています。
2011/5/23 23:14
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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未入力 塩見・赤石・聖 [2日]
塩見岳(鳥倉林道より)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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