前穂高岳BC
- GPS
- 26:10
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,818m
- 下り
- 1,805m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 2:22
- 合計
- 9:12
- 山行
- 1:06
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 1:13
天候 | 5日晴れ 6日雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス | 4:40のさわんどバスターミナル発の始発に乗りました |
コース状況/ 危険箇所等 |
奥明神沢はデブリだらけですが、沢の中も左右の雪は大分落ちていましたので、特に危険には感じませんでした |
写真
感想
相変わらず休みと天気の都合で遅々として進まない、国内3000m峰滑走の旅9座目となります。ついでに翌日は西穂を予定して1泊2日の予定で入山。今回は穂高の無雪期シーズンに詳しいA君と二人パーティーです。
朝イチのバスで上高地に入山。まずは今晩お世話になる岳沢小屋まで。かなり雪解けは進んでおり、夏道の残雪もほとんどなくて歩きやすいです。見晴台付近から雪渓に乗り上げてここでスキーブーツ&シールに換装。岳沢小屋までは明日上る予定の西穂や他の沢の状態をチェックしながら登っていきます。
岳沢小屋に8:00に着いて不要な荷物を置かせていただく。すでに多くの登山者が奥明神沢経由で前穂高岳山頂を目指しています。我々は最終スタートのようでした。
奥明神沢は下から見える範囲はほとんどデブリで覆われていますが、日光に照らされて気温も高いため、かなり柔らかい状況でした。前日までにだいぶ雪が落ちているようで沢の中でも雪崩の危険は感じませんでしたが、落石にも注意しつつ登ります。奥明神沢からダイレクトルンゼに入ると雪面はトレース以外きれいな状態です。踏み抜きも少なく歩きやすかったです。
A君の体調が思わしくなく、途中からかなり引き離してしまいました。心配だったので2800m付近の草付きで休憩を含めて20分程度待っていましたが、それでも姿が現れないので一人で山頂を目指しました。
3年前に同時期の奥穂(このときは直登ルンゼを滑りました)から見た前穂高岳のイメージは黒々とした岩稜でしたが、このルートで登ってくるとまん丸い雪山に見えるのですね。正直イメージと違い過ぎて、山頂の雪庇を見るまでまだ先があると思い込んでしまいました(笑)
山頂には予定の時間に到着。景色は素晴らしいですね。吊り尾根を俯瞰して奥穂へ至る稜線は『ザ・穂高』の景観です。結局A君待ち(かなり体調が悪そうでしたがよく頑張りました)もあって2時間程山頂にいましたが、写真を撮ったり東稜を登るクライマーや涸沢のテント村を眺めたりと飽きることはありませんでした。幸い風も弱く日差しも強かったので、温められた岩をベットに昼寝をしたりと満喫しました。
さて、お楽しみの滑走は山頂から。当初は前穂高沢滑走も検討していましたが、下部エリアの雪の着き方が分からなかったことと、時間も押していたのでルートをロストした時のエスケープに不安もあったので、大人しく登りルートをピストンすることにします。明神のコルとの分岐までは斜度はあるものの斜面の幅もありますし、雪も緩んいたので快適な滑走となりました。奥明神沢に入るとデブリ帯を乗り越えながらの滑走で快適とは言えませんが、最下部は斜度も落ちて春のゲレンデのような状態。大パラレルで岳沢小屋にゴールとなりました。
小屋にチェックインしてからはビールを飲みながら山を眺めてのんびりと過ごしました。一昨年の仙丈ケ岳以来の山小屋泊で楽しかったですね。
翌日は日の出の時点で稜線は雲の中。朝食中には雨も降りだしたので西穂は断念。早々に下山となりましたが天候・展望に恵まれて満足した山行となりました。
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