北穂高(キレット越えは断念・残念)
- GPS
- 104:00
- 距離
- 31.5km
- 登り
- 1,720m
- 下り
- 1,714m
コースタイム
天候 | 8/12 雨、 8/13 曇り、 8/14 雨、霧、 8/15 霧、曇り、 8/16 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
北穂高から涸沢岳をとおり穂高岳山荘までは、岩の白ペンキマークが明瞭。 岩場には鎖、ハシゴがあるので、ほぼ問題なし。 |
写真
感想
【山行No388】
※北アルプスの山々は結構登っているが、
キレット越えのコースはなぜか通っていなかったので、穂高からキレットを越えて、
槍ヶ岳、燕岳へのポピュラーな縦走コースを企画してみた。
(結局、計画通りいかなくて、残念だったが...)
8月12日
自宅を朝早くでてJRで松本には12時着、新島々からバスで、上高地に入る。
14:30-50 上高地:松本は晴れていたのに、なんと上高地は雨が本降り、
いつもは清らかな表情で迎えてくれる梓川も、今日は土気色。
雨の中、黙々と歩いていく。
16:20 徳沢着
今日は「徳沢園」に泊まる。ここに泊まるのもひさびさ。
お風呂もあって、山小屋というより、山の旅館といった風情。
※ ロビーから聞こえてくる声を何気なく聞いていると、
蝶が岳から下山してきたカップルのうち、男性がまだ降りてきてないと、
少し騒ぎになっていた。
どうも今日の稜線は風雨が強く、ガスっていたようなので、道迷いか?
(下山後調べると、やはり道迷いで、なんとか無事救助されたようだった)
8月13日
5:40 徳沢発:雨は上がっているが期待していた晴天ではなく、どんよりと
重い朝の空。そのうち回復するだろうと期待して出発する。
ソバナかな?紫色の花が結構咲いている。
鳥の声は以外と少ない。ルリビタキ、メボソムシクイ、ウグイスなど。
6:40 横尾
8:40 本谷橋
ここから登りにかかる。樹林帯を抜けたあたりで残雪が出てきた。
9:50-10:10 涸沢(気温20℃)
天気は相変わらずどんより気味だが、穂高の稜線が見えて、やっと北アルプスに
来たな、という感じがでてきた。
北穂高への急登を黙々と登る。
花は、オンタデが多く、ほかにフウロソウ、アキノキリンソウ、ヒメシャジン?
ノアザミ、イワオオギなど。
登りながら振り返ると、前穂高北尾根のギザギザが大きく鋭い。
13:40 北穂高岳山頂;やっと着いたが、なかなかきつかった。
山頂からは展望があり、曇天の下、キレットを挟んで鈍色の槍ヶ岳がそびえている。
頂上直下の北穂高小屋に泊まる。天気がいまいちのせいか、泊り客は思ったほど
多くなく、結局40人程度でゆったりできた。
8月14日
夜中から雨音がしているのを寝床の中から聞いていたが、
朝起きると、小雨もようで、霧も深い。
なんだか岩稜帯を行くような天気ではないので、
キレットへ向かうのは止めにして、早々と停滞を決め込んだ。
結局今日は、一日中、霧と雨。
8月15日
朝起きると、残念!。今日も霧が濃い。
天気が回復したら、キレットを越えて槍までは行こうと思っていたが、
それもかなわない。
計画は断念! 穂高の稜線を少し歩いてから涸沢に下山することにした。
6:00 北穂高岳 発 (気温13℃)
結構深い霧の中、白いペンキマークを頼りに歩く。
マークがなければ道を見つけるのは難しそうな感じ。
少し行ったところで2人の登山者に追いついた。パーティではなく、
2人とも単独行とのことだが、
なんとなく、3人パーティのようになって進む。
稜線は西風が強く、小雨も降るし、なかなか大変ではあるが、
次々現れる鎖場を越えてゆくのは、ちょうど良い緊張感で進める。
岩の間に、いろんな花がちらちら咲いているが、風雨のなか、
図鑑で名前をチェックする余裕もなく、とりあえず写真を撮った。
7:40 涸沢槍
8:00 涸沢岳:展望もなく大した感動もないが、とりあえず一つのピークに
登頂したということで、同行の2人と登頂を喜び合った。
8:20-40 穂高岳山荘:小屋の中に入って一休み。
涸沢へのザイテングラートの下り、結構登ってくる人も多く、混んでいる。
10:20 涸沢
13:30 横尾 着
横尾山荘に泊まる。さっそくビールを買い、ゴクゴクと飲んで、生き返った気持ち。
8月16日
5:50 横尾 発
花を眺めながらのんびりと下山。
キバナツリフネ、ヒヨドリバナ、ホタルブクロ、ミヤマニワトコなどが
林床にパラパラと咲いている。
8:40 上高地着
※ 2010年の夏は記録的な暑さの夏だったのに、ちょうどこの
お盆休みの期間だけ天気がパッとしなかったのは、なんともついてない。
予定のコースが行けず、残念な山行だった。
やり残した宿題は、またそのうち片づけることにしよう。
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