東京湾・相模湾境を行く 港南台〜津久井浜
- GPS
- --:--
- 距離
- 37.3km
- 登り
- 1,334m
- 下り
- 1,371m
コースタイム
- 山行
- 10:13
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 11:47
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:津久井浜→横浜→武蔵小杉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体を通じ、横横・送電線・基地・墓地・ゴルフ場・切通し・横須賀線(一回のみ)が嫌らしいです。 港南台〜市境広場 円海山付近のわかりにくさ、円海山から南寄りに西へ巻く道が地理院地図にはありまずが塞がれて薮なので無理です。 それくらいでしょうか? この区間で最も眺望がいいのは大丸山、ここは行くか行かないかで印象が変わるほど、眺望が抜けていいです。 次点は意外にも港南台の住宅街から尾根戦に乗って浄水場(以降車両通行禁止)の間。公園に入ると木々が生い茂ってその分眺望は見込めないためです。 尾根線上では西方が良く見えますが、浄水場付近では東方の東京湾が見え、これはこれで美しいです。海が陽光に反射して輝くのはそこそこ日が昇った時間ですので、日の出+2hくらいが適していると思います。 なお、朝焼けの美しさは陽光で輝き、かつ逆光にならない西方の山々 荷の出から+1hくらいがべすとでしょうか。 夕焼けなら、同じ論理で、東方の山々の日没1h前がよいと思います。 そこは、登って来る日、沈みゆく日に捉われがちなので、その光を受ける反対側も規定なはずだからチェックはしておくといいですよという意味です。 天園方面に向かう場合、鎌倉天園が市況広場から東へ行けと表示されていると思いますが、突き当り右折で西方へ尾根に乗って天園を目指すのが正解に思います。 基本的に整備状態は良好だと言えます。 市境広場〜六浦 地質的に崩れ易いのは理解している。それでも無駄に朝比奈IC付近まで降ろされ、現道の車道で境にきたけど地図にある道が鉄板で豪快に封鎖されている。色々やって朝比奈切通しの東寄りに出て、そこからは熊野神社方面に向かい、神社の奥の院の脇から稜線に復帰した。その後は順調。駐日米軍エリアのフェンスも、道の目印になってむしろありがたいぐらいだ。 道なりに行くと六浦と逗子を繋ぐ道にでる。 六浦〜鷹取山〜逗子IC付近 川の堀切を巻くのが嫌らしいが観念してください。 おとなしく横横の高架下方面に向かって堀切を越え、そこで横横の下へ下り、右折して横横に並行する道を行くと階段が現れます。 それを詰めると霊園脇を通過しながら、なんとなく道なりにうろうろします。 市の境に霊園あり、清掃場ありです。 延々進むと海自の艦船がちらほら見えたりしながら、明らかに石切りされた風のところに着けば鷹取山の一部です。 クライマーの踏み跡もあるため注意は必要です。巻きを基本にすれば、突き当りに出ます。そこからも巻き気味にぐるっと回っての鷹取と、道なりに岩場登りでの鷹取とご自由に。 鷹取は車道も直下まで伸びており、一番賑わっていたと思います。 横須賀・逗子いずれも容易に来れるのも魅力なのでしょう。 石切りということは垂直に切られていますので落ちたらどうなるか、そこは考えた行動をお願いします。 京急田浦に素直に行く道などはいいのでしょうが、沼部方面は難易度が増します。 人があまり通らないことと送電線の巡視道の活用と、一部住宅を抜けるなどがあるためです。 逗子市沼部の住宅地に降りればOKです。 逗子IC付近〜乳頭山〜畠山〜葉山 不動橋 尾根に拘るなら横須賀線に沿って東へ進み、トンネルになった先、道が下り出すところで尾根への取りつきがあります。これに乗れば元来の尾根道などに合流し、乳頭山までは道なりで行けます。 手作りの案内が助けてくれますが、道自体半ば送電線の巡視道ですのでそのあたり、ご配慮のほどを。 乳頭山に直登するところは激坂でロープもあるような所は結構嫌らしいです。 乳頭山から落ちると畠山とそこから真南に続く稜線途に分かれます。 横須賀市街側から乳頭・二子山と東西縦走が基本なのでしょうね。 畠山側に入った途端、荒れます。薮対策にナイフなど必要かと思います。 途中は横須賀軍港の名残の海軍石碑があり、畠山までは何とかなります。 畠山から先、南下する際に考えるべきは、一気に通る人が少ないエリアになるという認識を持つこと。薮が厳しいのもこのあたりです。北に戻って西方に稜線を行くのも良いかと思います。 とはいえ、所々でありなんとかなります。 竹林で分岐で標識に従えば、何とかなります。横横の高架下、横須賀〜葉山を繋ぐ道にぶつかります。 葉山 不動橋〜葉山GC脇〜南葉山霊園〜陸自射撃場付近 葉山GCというか三浦半島最高峰の大楠山なんですが、ここ、葉山GCが立ちはだかります。不動橋からの行きかたですが、自分がとった道は止した方がいいです。 面倒ですが一回東の阿なんとか側に回り込んだ方が良いです。 要はおとなしく車道で行った方が薮漕ぎに悩まされず ランの人がいるくらいに道も整備されています。 ひとまず、横横の脇を通って橋を畑ってまた沿って行くと階段を下りまた潜る。問題はその先、民家を突破しますが荒れ放題です。 とはいえここさえ凌げば上を目指すのみ。 葉山GCのおかげで要らぬアップダウンが数多あります。 大楠山は、色々考えてスキップとしました。時間が押しているというのが一番でした・分岐で決断。衣笠方面を目指すと… ゴミ処理場工事のせいで平成32年まで通行禁止で柵まで。 ということで、いっそ、次の目標の武山への最短を狙おうではないかと。 それが、南葉山霊園方面に降りた理由です。 本当は地図などだと扇山に近い方に降りるはずでしたが、どこでどう見落としたか霊園の方へ。気づくと射撃場でした。 陸自射撃場付近〜武〜武山〜砲台山: 狙ったところに降りれなかったのでロスはありますが武で、やっとコンビニが。 水分補給・食料・酒・用。 下界に降りた時の鉄則ですね。 そういう意味では一々麓に落とされるのは癪でしたが悪いことばかりでもない。 また、ここに着いた時点でまだ4時前であることから最悪武山のみで津久井浜までは行ける目算も立ちました。 で、武〜武山ですが、登山らしいのは麓の竹林を100m登るところくらいで、後は車道をたらたら行けば勝手につきます。武山不動は尾根を這い上がれますのでそれも乙です。なぜなら、そこが武山の事実上の頂上だからです。 上はレーダー施設と展望台とがあり、眺望は中々です。 武山〜砲台山:とても歩きにくい階段を下り、登ります。それが苦痛です。 頑張ると砲台山上との分岐に出ます。そのあたりから異様に歩きにくいです。 砲台山〜三浦富士〜グリーンヒル長沢: 分岐から砲台山へ。 非常に幅が広く、かつわざわざ舗装を崩したかのような風に見えます。 歩きは若干ショートカットできます。砲台台座跡は圧巻です。 ここから三浦藤枝行く途中の横須賀方面の鞍部まで、非常に傾斜が緩く、幅が広くて歩きにくい。砲台設置のための道として作ったからと思われます。 その鞍部からは三浦富士へ真面目に登ります。 三浦富士からの道は悩ましいところがあります。道自体は津久井浜に下った方が良さげです。あえて、長沢への尾根道で行きました。分岐直後の急坂は大変滑りやすいのでご注意を。やがて、突然団地が広がれば事実上ゴールです。 グリーンヒル長沢〜長沢漁港〜津久井浜〜津久井浜駅: 海が、浜が正面に見えているここまで来た以上、行かねばということと、ここまで基本的に尾根筋に拘ってきたのもあって長沢に降りるルートを採用したのですが京急や団地の絡みで微妙な点もややあり、京急の南に丘があり熊野神社が勧請されていました。漁港あるところにあるものです。ということで、ここに寄ってそこから真っすぐ降りると予想通りというか長沢漁港の脇で海にでました。 途中で浜に降り、海水浴場のあたりで、駅入り口を見て引き返し、食事して帰路につきました。 |
その他周辺情報 | 道中は鷹取山が全てかと。 低山なのに360度の眺望と、石切り場ゆえのクライミングパークぶり、六浦から上がると石切り場を巻く感じで登れるような代物ではないが、ピークが近づき展望台が見えると、そこへ向かっては岩場の登りとして普通に登れる。おとなしく回り込んで会談で行った方がいいでしょう。特に下りはその方が良いかと。 道中眺望がいいのは基本ここのみとなりますので堪能しましょう。 休憩にもいいです。お昼前の正味の休憩はここだったと言えます。 長沢〜津久井(その先も)は砂浜であり、遠浅なのか素潜り漁の方を見ました。 津久井浜から三浦海岸は砂浜のビーチで続いています。 個人的には東京湾の出口 城ヶ島東端と館山の先を感じることができたことが良かったです。分水を拘ってやってきたので、まあ、いいところではないでしょうか? 津久井浜の駅前のらーめん屋 なかなかでした。 岩のりとめかぶ?が三崎らしくてよかったし、トータルでも美味かったです。 空き腹ならなんでもうまいは内緒です。 |
写真
感想
先日、東京都檜原村数馬から槇寄山〜陣馬〜景信〜小仏と都県境(昔の武蔵と甲斐・相模の国境)となっていた通称笹尾根を縦走していました。この区間はそのまま分水嶺であり、北東が多摩川水系、南西が相模川水系になります。
そのまま、続きを歩いてみても面白いのではと思い立ち、先週は小仏〜町田、町田〜横浜市港南台と歩きました。
そして、ここまで来たら三浦半島の海岸までやってみようではないかと決行しました。(久里浜あたりまでの如何にも横須賀というエリアと、合併で横須賀市に入った北下浦のエリアの境あたりが良かろうと、京急長沢駅あたりの尾根を抜けて海に出て、津久井浜あたりまで海岸の砂浜を堪能して終えるとしました。)
さて、旧国境と分水は、町田市を抜けると北東は武蔵、西は相模だったものの現在は双方含めて横浜市であり、基本的には区の境となっています。(港南区はこのルールに該当せず)、西は栄区が最南端でその南は鎌倉、東はしばらく金沢区で八景島の見える向きが変わった頃に気づくと横須賀市に切り替わります。
西は鎌倉の区間は短く、逗子が長いです。ちょっと葉山があって、その先は東も西も横須賀になり、自分が行った津久井浜から少し行ったところから三浦市に切り替わる。
ということのようです。
景色としては、何も見えずルートからそれる円海山はあらゆるロス。港南台の人工都市から裏の尾根に乗った瞬間からの景色は西方が綺麗に広がっていい感じでした。伊豆の天城から箱根、箱根外輪山が壁のように聳え、手前に相模湾が円弧を成す。
丹沢もここらではそこそこ見えていたでしょうか。
その中で東も西も南もきれいに見える大丸山はいいですね。
コースでも書きましたが寄らないのは損です。
市街を見る分には却って低山の方がいいのかもと感じました。
景色に限らず色んな意味でいいのは鷹取山
石切り場ゆえの面白地形と、360度の眺望と思い思いにクライミングしている様と。
山頂兼展望台と階段下の公園とでかなりいてしまいました。
所感はコースにかなり重複しています。
どうにか暗くなる前に電車に乗れてほっとしています。
三浦半島の特に東側は海防の街
横須賀、観音崎、浦賀、久里浜などの東京湾側は江戸開府以来その任にあった。
陸路と海路の比重が陸路に移ったのは、鉄道網の整備を間に挟み、一般大衆が車を持って、整備された道路を縦横無尽に動き回れるようになった、たった約50年のことであるということ。
今の人は忘れつつある感覚でしょうが、岬とは陸路から見れば僻地ですが、海路から見れば陸への最短休憩地。
だから、そういうあたりの近くにはかつて栄えていたであろう港湾集落が日本中に点在しているということ。
三浦は、浦賀、横須賀、久里浜とあり、対岸の館山と補完して東京の防衛の役割を果たしており、今となっては意識が薄まっていますが、その事実は今も変わらないということ。
諸事情から米軍様がそこを担ってくれているけど、万一米軍撤退となったら、かつての帝国海軍が担っていたように海自が補填するほかない。
そこは日本国内における東京近郊の依存度が変わらない以上、ウェイトも増すばかりなのではないかと思います。
一気に歩き通しましたね
そしてアップ時刻から推察するに、徹夜でレコ作成ですか
拙者も何回かにわけて、今回のコースを歩いています。
洋光台駅を起点にしましたが、それでも恐らく9割方は重なっているのではないでしょうか?
58・・・封鎖期間が長いんですよね。早く開けろって感じ。
60・・・拙者もそこに出て来ました。合ってると思いますよ。
晩秋になったら、また、三浦半島の赤線を充実させに行く積りです。
今は暑いので・・・
隊長
まあ、この時期には普通やらないですよね。
2000m強、または豪雪地帯の山の世界に常人が挑めるのは6〜10月。期間限定であり、自ずと今年はこれやりたい、これやりたいと練って、天候みて先送りして、これの繰り返しだと思います。
私も2月末に言われた辞令がなければ毎週、金曜夜に職場直行で車に駆け回り、7月の利尻、8月2週間で北海道+東北といっていたでしょう。
徹夜はそこまでも考えてませんでした。日曜雨予報で特にやりたいこともないから家でダラダラ、まとめてたら結構いい時間で、そこまで眠くもなかったし一気にやり切ったらいい時間になってました。
休息日なので時間は無視でネットサーフィンでしょうか。
さて、まあ色んな事が見えますね。武山基地まで降りて登った方が楽だったかも。
今回の区間は鷹取が抜けていいですね。
次点は三浦富士。天辺は本来富士をみていたはずであり、頂上部を360度見えるものにしたら長沢から三浦富士までの真面目に登る感じと合わせ、かなり魅力的になるんだけどなあとかは思います。
道の状態としては港南台〜市界広場までが抜けて良いです。横浜市が公園扱いで整備したところは人口も多いし変なところはないですね。
稜線歩きというテーマでなければ、公園内を散策というのもありかなあと感じました。
建長寺〜天園〜港南台はありかも。長谷までやりつつ寺社詣でも入れれば別の楽しみもできる気がします。
突き抜けて海に辿り着く場合、砂浜で閉じたいというこだわりがあって、津久井浜がいいかなと。
三浦については、城ヶ島大橋まで繋ぐのものありだし、観音崎・浦賀・久里浜も散策してみたいとも思います。後は横須賀そのものでしょうか。
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