雨乞岳
- GPS
- 06:15
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 1,610m
- 下り
- 1,403m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:JR小淵沢駅 |
感想
今日は雨乞岳に登ろうと思う。しかし、電車とバスで行こうとすると、なかなか登り辛い山だ。
バスが通っているのは、東側の白須方面のみなので、行きも帰りもバスを使うと、ピストンで戻ってこないといけない。しかし、やはり登りと下りは別の道を使いたい。そういえば、今までにピストン山行の計画を立てたことがない。
ということで、下りは北側に下りて、小淵沢駅まで歩くことにした。
松原上バス停で下車し、サントリー白須工場の横を通って登山口に向かう。
登山口の手前の曲がり角に雨乞岳登山口の道標があって、分かりやすい。
山に入って10分くらいで、3頭の鹿に遭遇。かなり麓まで下りてきているようだ。
落ち葉が積もって、ふかふかの道を進む。
この道は、登山地図に「ルート荒れ始めている」と書かれている道だが、実際はよく整備された道で、倒木の一つもなかった。
ホクギノ平までは、気持ちのよい広葉樹の森になっている。なだらかな登りで疲れも溜まらない。前日の雨で、森全体が潤っている。昔、流行ったマイナスイオンとやらが大量に出ていそうだ。
ホクギノ平で、少し休憩する。三角点は、登山道から1分くらいずれた位置にあった。
更に平らな道をしばらく進むと、下山してくる10人程の中高年グループに出会った。皆さんヘルメットをかぶっているが、この山に岩登りをするような所があるのだろうか。
この辺りから笹が増えてくる。笹の中には、直径10cmくらいの球形のクモの巣が沢山ある。
前日の雨で、クモの巣に付いた水滴がキラキラと輝いてきれいだ。
雨乞岳の頂上手前は、今までのなだらかな登りから一転、急坂となる。最後の200m程の高度を喘ぎながら登って、頂上に着いた。
山頂は、東側に開けているものの、どんよりとした天気で、何も見えない。
誰もいない頂上で、昼食を取って、しばらくぼんやりとする。
下山は、予定通り、北側の登山道を下りる。この道は、整備が行き届いていて、なかなか危ない。
というのは、木の階段状に整備された所が長いのだが、それが、前日の雨で濡れていて、一歩ごとに滑るからだ。
蝉の鳴き声を聞きながら、黙々と階段を下っていくと、林道に飛び出た。しかし、下山した感じがしない。普通は林道に出ると、ある程度開けてくるものだが、ここは、うっそうとした森の中で、まだ山奥の雰囲気だ。
この林道は、静かで良かった。塩沢温泉までの5kmほどの間、車は一台も通らず、誰にも出会わず、川を覗き込んだりしながら、のんびりと歩くことができた。
塩沢温泉から小淵沢駅までは、8kmほど歩かなければならないので、温泉には入らない予定だったが、目の前に来てみると、誘惑に勝てず、思わず立ち寄ってしまった。
利用客に登山者はおらず、皆さん地元の方のようだった。今日の山歩きを思い返しながら、硫黄臭がする温泉に浸かった。
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