毛勝山 今シーズンの板納め


- GPS
- 09:47
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,911m
- 下り
- 1,913m
コースタイム
- 山行
- 7:07
- 休憩
- 2:38
- 合計
- 9:45
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
最終堰堤までわずかな残雪のみ。最終堰堤後に2箇所スノーブリッジあり。色んな角度から眺めた結果では厚みが十分にあり安全と判断して渡った。ただし片斜面で滑るとドボンなので注意。毛勝谷三又中央に入ると何箇所かクレバス状に雪割れあり。一番深いものは3mほどあり、上から滑ってきても見えない位置だった。落ちたら簡単には這い上がれないと思う。位置を覚えておいて滑走時には注意。 |
写真
感想
今シーズンの板納めはどうしようかと思案していたところに某先生のブログでまだ滑れるよと。それならいつか行くから今行ってこようかと思いたち毛勝山へ。
4時53分片貝山荘下林道からチャリで開始。ゲートの部分に「発破作業…」と。冷汗が流れるが、いやいや今日は日曜日、やってないっしょ。
登りはじめてすぐ左手に夏道登山口を確認。今度は紅葉の頃にまた来なくては。
5時13分自転車デポ地。ヘルメットをかぶっていないことに気づく。結局、自転車ではなく荷物をデポし空身で自転車で車まで戻った。途中で一人すれ違った。が、以後山頂まで出会わなかった。車からの戻りは自転車なしで徒歩で。
5時37分デポ地復帰。林道シートラ歩行開始。最初はトレランシューズで。
5時56分地図上林道終点。最後の堰堤2ケは右から巻いた。特に問題なし。藪漕ぎも大したことはなかった。
6時5分最終堰堤。
このあと2回スノーブリッジを渡った。いずれも左岸。厚みは十分にありそう。ただし片斜面なので滑って落ちるとドボンとなる状態で。ウィペットを構えつつ渡った。
ドロドロの雪渓を超えればあとは雪がつながっていた。
6時51分大明神沢出合。大休憩と同時に兼用靴に履き替えてアイゼン装着。どうせ後でアイゼンに換装するんだからと、シールは使わずに以後ずっとアイゼンシートラのままで通した。前方にシール登高の二人先行あり。駐車スペースに止まっていたもう一台の方だった。
7時6分歩行再開。三又に付く頃には先行者のすぐ下まで。先行者がアイゼン換装時に追い抜いて以後は先行。
9時1910m地点の地図上の岩場の下に大きなクレバスあり。覗き込むと3m程は穴が開いている。覗き込むことも危険なのだろうけど… この穴は上から滑ってきても絶対に気づかない状態だったので、大きな木の枝を置いて目印にしておいた。残念ながら同じような木の枝が多数あり、上から滑って来ても気づかなかったが(笑
9時45分ボーサマ谷・直登ルンゼ出合でまた大休憩。二人連れのうち男性の方が追いついてきたので少し会話。初山スキーでここに連れてこられたとのエピソードをお話くださった。ここに初回とは…厳しい指導者ですな(笑
前日のランニングのダメージかこの辺りから足が重い。急斜面はかなりつらい。雪も緩んできて踏み抜き加減なこと多し。ウィペットを刺して四つん這いで上がる時間も少々。
草土が出ている部分も少しあった。右谷筋の奥には大きな雪庇が残っていて崩れたら嫌なので出来るだけ左に左にと進路をとった。
10時46分ボーサマのコル到着。終始くもり空で涼しかったので大汗をかくことはなかった。
11時13分南峰。高曇りでまだガスも少なくほぼ周囲は見渡せた。まずは写真撮影。劔が目の前に見える。先日より晴れ間は少ないが雲海が少ない。猫又・釜谷山方面は随分雪が少なくなって、今縦走すると藪漕ぎも多そうだった。南峰ピーク自体も雪はなく、どこがピークなのかはっきりわからず。藪漕ぎもイヤなので突入もほどほどにしておいた。
11時33分北峰。自転車ですれ違った方がほぼおなじくらいで先着していた。少しお話し、それぞれに時間をかけて撮影・昼食。彼の劔を眺めている姿が良かったので掲載の確認もせずに後ろ姿写真撮影。人が入っていると写真が映えるなぁ。風は冷たく陽も少ないので防寒具は使用。暑くなるかと凍らせてきたペットボトル飲料は脳天に突き上げる冷たさだった。
12時26分下山開始。アイゼンでコルまで戻る。
12時32分ボーサマのコル。先程の二人が昼食中。すでに斜面はガスで覆われてコンディションは悪化。
12時48分滑走開始。最初の急斜面は緩んだザラメで超快適。気持ちよくラストを飾れるか!!と思ったら登ってくる登山者3人を確認。この時間にあの位置だとピークは14時くらいだし下山は夕方だけど…
ザラメスラフが流れたり、石が流れそうだったのでスピードを落とし真上を滑らないように注意しながら高度を落とすうちに美味しい斜面は終わってしまった。ガスもかかり視界が悪くなったので以後はゆっくり安全に下りた。ガスの中一息ついていると、シューっと音がして数m先をφ15cmほどの石が飛んでいった。続けて今度は遠くを20cmほどの石が。これはやばい。あんなのあのスピードで当たったら即死です。出来るだけ斜面の鉛直線上には乗らないように注意しつつさらに高度を落とした。
13時16分大明神沢出合。ここまで来れば斜度もないので落石はなかろう。この辺りは固くしまって波打った斜面に木の枝やら小石やらが多数落ちていてもはや滑走という代物ではなくなってきた。
最後にドロドロの雪につっこみ板は泥だらけに(泣
13時34分最終堰堤上。シートラへ変更。帰りは兼用靴にアイゼン装着で安全にスノーブリッジを渡った。
13時43分〜58分最終堰堤上スノーブリッジを渡りシューズに変更。
あとは林道を花を探しながらのんびり下山。
14時40分駐車地で終了。
3週前の山行と合わせて毛勝三山コンプリートです。
何事もなく山スキーシーズンを終えられた。新しい出会いもあり、来シーズンはより飛躍したいと思った。
帰ったら感謝を込めて丁寧に雪山装備を片付けないと…
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