庚申山(靴が壊れて皇海山は断念)
- GPS
- 06:38
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 2,165m
- 下り
- 2,162m
コースタイム
04:19 一の鳥居(一部MTB使用)
04:40 百丁目
05:17 猿田彦神社跡
05:22 庚申山荘(軽食) 05:26
05:41 嶺峯山荘(お山巡り)
07:17 庚申山山頂
07:30 展望地
07:50頃(撤退)
08:52 一の鳥居分岐(庚申山荘)
09:53 庚申七滝
10:00 一の鳥居
10:19 ゲート(MTB)
天候 | 朝のうち霧のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道の未舗装部分は落石、水溜まり多数あり。夜間のMTBは要注意。 お山巡りの難所にはクサリ・ハシゴ等が随所にあり不安は感じない。 ただし道標がほとんど無いため踏み跡が頼り。 紛らわしい踏み跡もあり、間違えると絶壁行き止まり。 降雨後の山頂稜線には泥濘あり。 ルート図は途切れた箇所がいくつかあったのでカシミールで再編集しています。 |
写真
感想
計画していた庚申山から皇海山へのルート、帰りは六林班峠の周回コース。
日曜日には天気が回復しそうだったので、ルートをGPSに入れて、長い林道対策にMTBを忍ばせて、小雨の土曜日を早めに出発。
小雨の東北道も、日光に入ると雨はあがった。
ゲート前には0時頃に到着、車は一台も無い。いや、バイクが1台ある。
目覚ましを3時に合わせて車中で仮眠。
目覚ましが鳴ったのとほぼ同時刻、車が1台横付けした。
3人の登山者は慌ただしく林道へ出て行った。
やはり皇海山が目的のようだ。
予定では「一の鳥居」に4時に到着。
MTBなら30分もあればで行くだろうと思ったが、これが大きな間違い。
今回は距離が長いので、普段履いている皮の登山靴を車に残し、ゴアテックスの軽めの登山靴を選択。またまたこれが大失敗だった。
林道は上り坂。徒歩ではあまり感じないが、MTBは18段ギヤを駆使しても
なかなか前に進まない。15分程で両太股がパンパンになった。
平坦な場所以外は押して歩いた。山登りとは使う筋肉が全然違う。
結局40分かかって「一の鳥居」に到着。予定より20分遅れてしまった。
七滝への遊歩道の柵にMTBを縛り付けてまずは庚申山荘へ。
山荘へ着く頃にはパンパンだった太股も何とか回復。
コウシンソウは6月中旬頃から見られるよ、と言う話を聞いていたので、「お山巡りコース」から登った。
自生地付近を目をこらして進むが、小さいせいか見つけられない。
この時点では皇海山が目的なので、見つからなければ仕方がないと先を急ぐ。
お山巡りコースは、ハシゴやクサリ、橋などの連続で気がつかなかったが、
庚申山荘からのルートと合流する辺りから、右足が濡れているのに気付いた。
この時はゴアテックスの靴は防水性が悪いなと思った程度だった。
庚申山山頂近くの稜線は、泥濘や水たまりの連続、山頂に着く頃には右足の中はグチャグチャ状態。
よく見ると靴先の貼り合わせ部分が歩く度に呼吸をしている。
ここで頭をよぎったのは、11月頃の富士山に行くと、登山道に靴底が転がっているのを見かけることがある。
どうやって帰ったんだろうかと、よけいな心配をするが、まさかこの靴も、心配になった。
庚申山山頂から少し行った展望地、ガスもとれて皇海山がきれいに見える。
鋸山への稜線もワクワクする。
しかし、この靴では皇海山まで保たないだろうな、っと革靴を車に残したことを後悔する。
それでも鋸山で折り返し、六林班峠経由で帰れないかと歩き出す。
靴への負担は下りの方が大きいようだ。次第に靴先端の隙間が広がって剥がれが大きくなっていく。
少し登った小ピークで、この先の難所では、ますます靴への負担が大きくなるだろうと、前進を断念した。
ぐちゃぐちゃの靴の中が気持ち悪い。でも、まだ8時前。
普段の山行では滅多にない、花の写真を撮りながら帰ることにした。
今回、コウシンソウを見ていないので、帰路も「お山巡りコース」を行こうと思ったが、なぜか分岐で足は庚申山荘に向かっている。
猿田彦神社跡を通過したのは9時前、たくさんの登山者が登ってくる。
「もう山頂からですか、、」、「何時に登ったんですか、、、」
皇海山へ行く途中、、、靴が壊れて、、、説明に苦慮。
最も多いのは「コウシンソウ咲いてました、、、」
う〜ん、大半の登山者はコウシンソウ目当てなんですね。
路肩の柵にMTBを縛り付けた遊歩道に戻ってくると、なんと同じことを考える人はいるものです。何台ものMTBが括り付けられていました。
帰りの林道は楽でした。落石や水たまりを避けながら20分弱でゲートまで。
まだ10時半前、これから登っていく登山者もいる。
車には常用の登山靴があるので、地図を出してみるが、「温泉もあるよ」悪魔のつぶやきに山モードはリセット。
また来ますよ。
追記
厳冬期を除いて、普段はイタリア製バックスキンの登山靴を20年以上愛用しています。ビブラムソールは替えていますが、足に馴染んで、ほぼ初期の状態を保っています。
今回、距離が長いので選んだゴアテックスの登山靴は、軽いのですが、年に1、2回程度履くぐらいで、購入から5年になります。
ビブラム底には目立った減りもなく、外観的には劣化は見られません。
でも、接着剤は経年劣化で4、5年しか保たないと聞いていました。
寿命だったんでしょうね。
昨年末、冬靴のスカルパの先端接着部分に剥がれが見つかったので、修理に出したのですが、長くは保たないと云われました。
高価な靴も所詮は接着靴、手縫いの革靴とは違います。
お疲れ様でした。
お花、お山巡りよりも、山頂直下のほうがいいですよ。
見つけるコツとしては、コースから外れている踏み跡に入ってみる。
そのすぐ先の岩場を注意して見れば、見つかります。
ご教授有り難うございます。
こんなアクシデントでもなければ、じっくりと花を観察しながら山歩きをすることもなかったでしょうが、ある意味でいい機会を与えていただきました。
コウシンソウについては、会えたらいいな程度でしたが、ヤマレコにアップされた可憐な写真を見ると、もう少しゆっくり探して見るべきだったと悔やまれます。
いつになるか、次回は是非会ってみたい花です。
また、クラシックルートのレコは参考にさせていただきました。
ありがとうございました。
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