乗鞍岳〜雷鳥に会いたい
- GPS
- 03:13
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 454m
- 下り
- 453m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇りだけど、山はガスガスガス http://norikuradake.net/default.aspx で乗鞍岳の天気がわかります。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
1500台収容スペース有り。無料。 駐車場にトイレあり。 年間を通してマイカー規制のため、ここからバスに乗ります。 バスの時刻表や駐車場情報⇒http://www.nouhibus.co.jp/jikoku_pdf/2011norikura.pdf バスの切符はバスのりばの建物内の自動販売機で購入します。 おとな往復2200円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは見ませんでした。 危険箇所は特にないです。 雪がまだ残っている箇所がありますが、慎重にステップを辿ればアイゼン無しで大丈夫です。 |
写真
感想
狭い車の中で眠るのはキツイ。
しかも、下にCW-Xを履いていて下半身が締めつけられている。
キツイ。寒い。運転席シートは寝にくい。。。
午前2時過ぎ。
ここは岐阜県のほおのきスキー場の駐車場。
横浜の家を出たのは昨夜の22時。
片道300前幣總るのは初めてかも。。。
休憩を入れて5時間ぐらいかかるつもりだったで、
夜中のうちに走って駐車場で仮眠しようと思ってました。
実際は4時間で着いて、静まり返った駐車場に今います。
辺りに車は10台ぐらい。
みんなもうすでに仮眠に入ってる。
1台の車がスモールライトを点けたままなのでウザい。
エンジンはかかっていないから、消し忘れかな?
バッテリー上がっても知りませんよ。
ここ乗鞍岳周辺は、自然保護のためにマイカー規制があって
直に登山口までは上がれないことになっている。
今の時期、バスの始発は6時55分。
6時ぐらいまでは寝ようと思っていたのになかなか寝付けない。
おそらくこのまま一睡もしないまま出発することになりそうな気がする。
3時過ぎると空が明るくなってくる。
遠くで目覚めた鳥たちがさえずりを始めたのが聴こえる。
もう寝るのは諦めた。
バスの切符は何時から売り始めるのだろう。
バス停には何時から人が並び始めるのだろう。
もうそれが気になって気になって仕方ない。
こんなの木曽駒への山行以来かな。
あのときも気になってずっとバス停を見張ってた私w
明るくなって車も1台、また1台とやってくる。
ここほおのき駐車場には1500台収容可能らしいけど、
思っていたよりは車は少ない。
手前の長野側のあかんだなにも駐車場があるのだけど
そこは有料(500円)で、駐車場からバスのりばまで少し距離があると書いてあった。
あちら側に車が多いのかな?
どちらにしても山開きされる7月からはハイカーでごった返しそうだ。
5時ぐらいから私は顔を洗って化粧を始める。
ここのトイレは水洗で紙もあり、洗顔もしやすいです。
6時前に中学生ぐらいのスキー客がバス停に荷物を置いたのを皮切りに
私たちの隣の車のおばさんも順番取りのためにザックをデポ。
そろそろかなぁ〜と思っていたら6時過ぎに職員らしき人が車でやってきて
バスのりばの建物に入って行く。
よぉし、行動開始しよう。
横で寝ている旦那さまを起こして、私はザックをデポしに行く。
切符は建物内の自動販売機で購入するらしい。
おとな1人2200円。(ほおのき平〜畳平間往復)
朝早くから車窓を開け放って連れと喋ってる男の人がいたのだけど、
その人はバスが来るのを待ってる今もずーっと喋ってる。
相手は奥さんとか彼女とかじゃなくて、
初めて一緒に山に登る感じの人だった。
よくある山サイトで知り合って、じゃ一緒に行きましょうみたいなノリで。。。
聞こえてくる会話からその距離感が伝わって来てちょっとおもしろい。
6時55分無事に1番バスに乗れて出発。
乗り切れない人も臨時バスが出るらしい。
一度に乗車できる人数は観光バスより少し少ない程度。
ほおのき平からのバスは乗鞍スカイラインと呼ばれる道を50分ほどかけて走る。
標高が上がるに連れて、素晴らしい山並みが見えてくる。
雲が多いけれど、北アルプスの槍ヶ岳はしっかりその姿を現してくれました。
窓越しなので撮影は無し。(撮っときゃよかったと後悔。)
さらに標高が上がるにつれてガスがかかってきた。
今日は眺望はダメだな。
梅雨だもの、雨が降らないだけでもありがたい。
今日は登山と別に目的がある。
雷鳥に会いたい。
それだけのために横浜からはるばる頑張ってやってきた。
日帰りでw
乗鞍岳には約100羽ほど生息しているというので、
もし幸運にも会うことができるならば。。。
という小さな希望を胸に山に登るつもりだ。
バスの案内放送の中に雷鳥の話が出てきた。
雷鳥は明るい晴れた日だとイヌワシなどに見つかりやすくて襲われることから
雷が鳴っていたりガスのかかっているあまり良い天気では無い日に活動するらしい。
ということはつまり。。。
今日のようなガスの多い日は絶好のチャンスかも???
と淡い期待を抱きながら、
ますますガスが濃くなってくる山の景色に目をやる私。
8時前、やっと畳平に到着。
あれだけ神経張り詰めて一睡もしないまま1番バスに乗ったのに、
実は臨時の2番バスに途中で追い抜かれたというのは
どーゆーことですか??
2番バスの方が乗ってる人数が少なくて
スピーディに登り坂を走れたということらしい。
あんなに頑張って早くに並んだのにあんまり意味が無かったね。。。
(ですから、「ゆっくり並んでも大丈夫ですよ。」ということが言いたい。)
鶴ヶ池をまきながら歩き始めます。
雪が融けてお花が咲く頃には、下の遊歩道散策もできるそうです。
実は前を歩いている女の人の山スカ、私も同じの持ってる。。。
良かった、アレ履いて来なくてw
そうそう、今日は珍しくデジタル一眼レフカメラも持ってきました。
雷鳥を遠くからでも撮りたいがために。
なので、今日は特別旦那さまも私を撮影してくれるらしい。
いつも撮影は私なので、ちょっと嬉しい。
雷鳥ちゃん、出てきてちょーだい。
と祈りながら歩きます。
肩の小屋は6月下旬から営業らしい。
7月になると大勢の観光客でいっぱいになるのだろう。
ここに宿泊して山頂でご来光を見るツアーもあります。
看板に「星と光」と書いてある。
晴れた日には満天の星空と素晴らしいご来光なのだろう。
小屋を過ぎて右手奥に公衆トイレがあります。
肩の小屋を過ぎると雪道出現。
シャーベット状なので、アイゼンは要りません。
(一応軽アイゼン携帯しています。)
まるで富士山の登山道のようです。そっくり。
今年も富士山登らなきゃね。
雪道は、どうしても渋滞が起こりがち。
これが7月に入るとどんな渋滞になるのか、、、考えるとゾッとする。
晴れているのに濃いガスがかかる中、山頂へ向けて歩く私たち。
疎らだったハイカーたちも徐々に列をなして歩く形になる。
標高は2,800を越え、気分的にちょっと息苦しい感じがする。
ま、富士山に比べればなんてことはないけど。
私は登ることと、写真を撮ることに気をとられて
雷鳥探しをちょっと忘れていた。
そんなとき。
後ろにいた旦那さまが私を呼んで右上の方を指さす。
雷鳥イタイタイタ━━━ヽ(∀゜ )人(゜∀゜)人( ゜∀)ノ━━━!!!
旦那さまがついに雷鳥見つけたっ!
慌てて望遠レンズを装着。
やった。。会えた。。。
めちゃくちゃ嬉しいっ!!!
私たちより前を歩いていた人たちは雷鳥に気づかないまま歩き去って行く。
私たちの周り8人だけが雷鳥の写真を撮りまくる。
そしてよく見てみると、
そばで何かが動いた。
私「あれ? もう1羽いない? なんか動いてるよ。」
メスもイタ━━━ヽ(∀゜ )人(゜∀゜)人( ゜∀)ノ━━━ !!!
そう、保護色ですごくわかりづらいですけど、
雷鳥のメスもそばにいたのを私は発見しました!
すごーいすごーい♪
雷鳥のつがいに会えた♪
かなりの感動ですっ!
バスのりばからずーっと喋り続けてたあの2人連れの男の人は、
雷鳥のメスを見るのは初めてだそうです。
こんな色だもの、、、ほんとわからないよねぇ。。。
しばらくして姿を消した雷鳥です。
姿を見せてくれた雷鳥たち、、、ありがとー♪
いやぁ〜。。。。。一眼レフ持ってきてて本当に良かった。
普通のデジカメだとどんなに頑張っても小さくしか撮れなかった。
そして何よりも雷鳥を見つけた旦那さまエライっ!!!
高揚した気分のまま、山頂に向かいます。
雷鳥を見た組は、すっかり集団から遅れてしまいました。
でもこの方が空いてて歩きやすい。
頂上小屋通過。当然まだ営業してません。
ガスで景色は何も見えない。
そして剣ヶ峰到着。
のらりくらり登ってきましたが、1時間半かかりませんでした。
お社の後ろ側に回って、登頂記念撮影。
ガスってて何も見えないので、さっさと下山することにします。
一方通行のような感じになっていたので
鳥居を通って下山です。
帰り道、大雪渓を登っている人がいました。
大雪渓麓では、この日天空マラソンが行われていました。
ここが折り返し地点で、エコーラインを往復するらしい。
この雪渓をスキ―で滑走する人が結構いました。
ここにはスキ―滑走禁止の看板もあるんですが。。。
今から滑走しようと準備している人たちがいました。
私はわざとすぐ傍でこの写真を撮影。
無言の訴えです。
こういう人たちがいるから雷鳥が絶滅していくんでしょうね。
このままバスターミナルに戻ってもいいのだけど、
雷鳥にもっと会えないかなと思って、コロナ観測所へ向かう。
一生懸命探しながら歩いたのですが、残念いませんでした。
11時過ぎに畳平バスターミナルに帰着。
毎時20分と50分のバスがあるのですが、
11時台だけは50分のみでした。。。
20分のバスがあればちょうど乗れたのに。。。残念。
バス停前のお店でパッジを購入。
たくさんの種類があってめちゃくちゃ悩みました。
帰りのバスでは寝ようと努力しましたが、やはり寝つけず。。。
13時前に車の置いてあるほおのき平駐車場に到着し、
すぐさま横浜へ向けて帰りました。
高速1000円終了の日。
帰りは予想どおり渋滞に巻き込まれてかな〜り疲れました。
念願の雷鳥に会うことができて大満足の山行でした。
高速1000円も終わったし、しばらくは遠出は無いかな???
体力度 ★☆☆☆☆
危険度 ★☆☆☆☆(残雪があるのでちょっとだけ注意)
整備度 ★★★★★
眺望度 --------- (霧のため未確認ですが、かなり良さそうです)
山スカ度 ★★☆☆☆(短いスカートはおススメしません。)
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