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Yamareco

記録ID: 1179846
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

阿賀野川の源流へ「荒海山(太郎岳)」(日本三百名山)[R352戸坪沢からピストン]

2017年06月24日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:45
距離
7.6km
登り
771m
下り
768m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:20
休憩
0:21
合計
3:41
10:08
45
R352(駐車場)
10:53
10:54
65
登山道合流点
11:59
12:16
50
13:06
13:09
40
登山道合流点
13:49
R352(駐車場)
(本日のペースは、標準CTの70〜80%程度)
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
【正規の登山道は、現在、災害のため通行できず、戸坪沢から取付いた】
国道352号線の戸坪沢橋梁脇に大きなチェーン脱着所があるので、その退避所を利用
(駐車スペースは30台以上可能)。
コース状況/
危険箇所等
★登山道整備度:1〜3(良5・4・3・2・1悪)階段や木道、鎖等の整備度
★体力難易度 :2(難5・4・3・2・1易)歩行距離、累積標高差、急登等
★技術難易度 :2〜3(難5・4・3・2・1易)鎖場、アイゼン等の頻度や時間等
★登山道の眺望:2(良5・4・3・2・1悪)
★山頂の眺望 :3(良5・4・3・2・1悪)


【すれ違った登山者の数:1人】


◆現在、正規の登山道は、災害のため通行止になっている。そのため、登山道ではないが、最近のレコ等で良く歩かれている戸坪沢から尾根を直登し、標高1210m付近から正規登山道に合流するルートを歩いた。

◆戸坪沢から尾根取付きは、国道352号線から戸坪沢右岸を10分ほど進み、2回目の沢を渡渉後に尾根に取付くことができる。その後は、かなり密にあるマーキングテープを頼りに尾根に沿って進むが、かなり明瞭な踏み跡もあるので、感覚的には破線ルートに近い印象を受けた。特に危険性がある箇所もなく、上りは全く支障なく登ることができるが、正規ルートの合流付近は、一部で踏み跡が薄い区間があり、尾根が緩いため分かり難くいので、下りは道迷いに注意しよう。

◆正規ルートに合流後、登山道を歩くが、しばらく小さなアップダウンを繰り返す稜線となり、標高が上がらない。更に西側斜面の巻道や樹木の根を跨いだり、変化のある登山道が続き、やや歩きにくい。

◆樹木の隙間から正面に山頂が見えてくると急登が始まり、ロープ設置箇所が3箇所ほどあった。危険性は少なく、ロープの難易度は高くないが、足元が少し滑りやすくなっているので、下りは注意して歩こう。

◆山頂直下の東斜面が崩落している箇所は、尾根が若干痩せている岩場があるので、一応、注意したい。

◆山頂の眺望は、本日は見えなかったが、かなり眺望は良さそうな感じだ。山頂の東側には、三角点のある荒海山より0.5m低い次郎岳があるが、踏み跡が薄かったので今回は立ち寄らなかった。
戸坪沢と交わる国道352号線に大きな待避所があり、車はそこに駐車した。
国道を渡り正面の林道に入る。
2017年06月24日 10:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
6/24 10:11
戸坪沢と交わる国道352号線に大きな待避所があり、車はそこに駐車した。
国道を渡り正面の林道に入る。
林道を3〜4分ほど歩く。
2017年06月24日 10:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/24 10:13
林道を3〜4分ほど歩く。
災害で林道が決壊しているため、渡渉して対岸に渡る。
2017年06月24日 10:14撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
6/24 10:14
災害で林道が決壊しているため、渡渉して対岸に渡る。
踏み跡を追って、しばらく平坦な戸坪沢の右岸側を進む。
2017年06月24日 10:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/24 10:18
踏み跡を追って、しばらく平坦な戸坪沢の右岸側を進む。
最初の渡渉箇所から5分ほど歩くと2箇所目の小沢があるので、再び渡渉する。
2017年06月24日 10:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
6/24 10:19
最初の渡渉箇所から5分ほど歩くと2箇所目の小沢があるので、再び渡渉する。
2回目の渡渉をすると尾根に取付くことができた。
踏み跡は明瞭で、ほぼ破線ルートに近い感じだ。
2017年06月24日 10:25撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
3
6/24 10:25
2回目の渡渉をすると尾根に取付くことができた。
踏み跡は明瞭で、ほぼ破線ルートに近い感じだ。
目印となるマーキングテープも沢山付いていた。
2017年06月24日 10:37撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
6/24 10:37
目印となるマーキングテープも沢山付いていた。
ルートは尾根に沿って歩いたり、尾根の西側を進みながら登る。
2017年06月24日 10:46撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/24 10:46
ルートは尾根に沿って歩いたり、尾根の西側を進みながら登る。
胸高直径が2mもある杉の大木も見られた。
2017年06月24日 10:46撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
3
6/24 10:46
胸高直径が2mもある杉の大木も見られた。
正規ルートに合流する手前は、尾根が平坦となり踏み跡が薄い箇所があるので、下りは迷い易いかもしれない。
マーキングテープを確認しながら進もう!
2017年06月24日 10:55撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
6/24 10:55
正規ルートに合流する手前は、尾根が平坦となり踏み跡が薄い箇所があるので、下りは迷い易いかもしれない。
マーキングテープを確認しながら進もう!
国道から1時間弱の標高1210m付近で正規ルートに合流。
2017年06月24日 10:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
6/24 10:59
国道から1時間弱の標高1210m付近で正規ルートに合流。
正規の登山道は、しばらくアップダウンしながら進むので、なかなか標高が上がらない。
2017年06月24日 11:08撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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6/24 11:08
正規の登山道は、しばらくアップダウンしながら進むので、なかなか標高が上がらない。
ロープ設置箇所。
足元が滑りやすい土質なので、ロープを使って登ろう。
2017年06月24日 11:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
6/24 11:13
ロープ設置箇所。
足元が滑りやすい土質なので、ロープを使って登ろう。
木の根が階段のような登山道だ。
2017年06月24日 11:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
3
6/24 11:18
木の根が階段のような登山道だ。
正規ルートでも、こんな感じの場所も多い(危険性は無い)。
尾根の西側を巻く区間が多く、木を跨いだり、小さな障害物が多く歩き難い。
2017年06月24日 11:23撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
6/24 11:23
正規ルートでも、こんな感じの場所も多い(危険性は無い)。
尾根の西側を巻く区間が多く、木を跨いだり、小さな障害物が多く歩き難い。
なかなか山頂が見えず、標高も上がらないので長く感じた。
2017年06月24日 11:29撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/24 11:29
なかなか山頂が見えず、標高も上がらないので長く感じた。
ようやく樹木の隙間から山頂のピークが見えてきた。
2017年06月24日 11:37撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/24 11:37
ようやく樹木の隙間から山頂のピークが見えてきた。
尾根に沿って歩いていると、突如、巨岩が出現。
この岩は、右から巻いて進む。
2017年06月24日 11:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
3
6/24 11:44
尾根に沿って歩いていると、突如、巨岩が出現。
この岩は、右から巻いて進む。
今度のロープ設置箇所は、岩場の急登。
2017年06月24日 11:49撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/24 11:49
今度のロープ設置箇所は、岩場の急登。
再び、岩場。
やや滑りやすくなっているので、下りは注意しよう。
2017年06月24日 11:54撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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6/24 11:54
再び、岩場。
やや滑りやすくなっているので、下りは注意しよう。
岩場を登りきると山頂が目の前に。
2017年06月24日 11:57撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/24 11:57
岩場を登りきると山頂が目の前に。
ゴゼンタチバナ。
2017年06月24日 11:58撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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6/24 11:58
ゴゼンタチバナ。
山頂の直下にある南稜小屋に到着。
2017年06月24日 12:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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6/24 12:02
山頂の直下にある南稜小屋に到着。
南稜小屋は、扉は壊れ荒廃し、宿泊は厳しい感じだ。
雨宿りはできそうだが。。
2017年06月24日 12:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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6/24 12:18
南稜小屋は、扉は壊れ荒廃し、宿泊は厳しい感じだ。
雨宿りはできそうだが。。
荒海山(太郎岳)の山頂に到着。
山頂付近は、栃木県側から雲が流れ込み、視界はほとんど無かった。
あれ〜、源流の石碑が倒れている。
2017年06月24日 12:03撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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6/24 12:03
荒海山(太郎岳)の山頂に到着。
山頂付近は、栃木県側から雲が流れ込み、視界はほとんど無かった。
あれ〜、源流の石碑が倒れている。
これが、阿賀野川源流の石碑。
「大河の一滴ここより生まれる」か〜
ここから210劼けて新潟に流れてくるんだね〜
2017年06月24日 12:17撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
7
6/24 12:17
これが、阿賀野川源流の石碑。
「大河の一滴ここより生まれる」か〜
ここから210劼けて新潟に流れてくるんだね〜
山頂で軽く昼食を食べ、下山開始。
眼下に見える稜線を下り、左奥の戸坪沢に戻る。
2017年06月24日 12:22撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4
6/24 12:22
山頂で軽く昼食を食べ、下山開始。
眼下に見える稜線を下り、左奥の戸坪沢に戻る。
荒海山西側の稜線。
雲が福島県側に流れ込んでいた。
2017年06月24日 12:22撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6/24 12:22
荒海山西側の稜線。
雲が福島県側に流れ込んでいた。
登山道を下山していると、右側(正規ルート)に枝等が置かれた分岐を左折する。
2017年06月24日 13:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
6/24 13:11
登山道を下山していると、右側(正規ルート)に枝等が置かれた分岐を左折する。
分岐には左が戸坪沢と書かれた案内テープがある。
誤って通過しないように注意して戸坪沢方面に進み下山しよう。
2017年06月24日 13:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
6/24 13:12
分岐には左が戸坪沢と書かれた案内テープがある。
誤って通過しないように注意して戸坪沢方面に進み下山しよう。
再び林道に戻り、国道が見えてきたらゴール!
お疲れさまでした!
2017年06月24日 13:51撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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6/24 13:51
再び林道に戻り、国道が見えてきたらゴール!
お疲れさまでした!

感想

本日は、以前から気になっていた花の田代山湿原と阿賀野川源流の山を訪ねることにしました。
ということで、朝一の帝釈山から車で50分ほど戻り、2座目は300名山の荒海山に向かいます。

なぜ、荒海山に登るかというと、
もちろん、300名山ということもありますが、以前、新潟に流れる阿賀野川の源流は、尾瀬沼だと思っていました。
しかし、本流指定されている河川は、只見川ではなく、阿賀川⇒阿賀野川ということで、源流は阿賀川の上流の荒海山と聞いて驚いた記憶があります。
そんな思い出もあり、新潟に流れる大河の源流を訪れてみることにしました。

現在、荒海山は、災害のため正規の登山道は通行することができないため、最近のレコを参考に南側の戸坪沢から取付くことにしました。
登山道ではありませんが、かなりの登山者がいるようで、明瞭な踏み跡になっており、藪漕ぎどころか、破線ルートに近い感じで、ほぼ登山道と同じようなペースで歩くことができました。

標高1200mまで登ると正規の登山ルートに合流。
正規ルートでも歩きやすい感じとは言えず、眺望の無い樹林帯の細かなアップダウンに時間が経つのが長く感じました。

最後の山頂直下の急登を登りきると眺望の良い稜線に出ることができましたが、生憎のガスで眺望はイマイチ。
視界不良の山頂に到着です。
山頂は、阿賀野川源流の石碑があり、「大河の一滴ここより生まれる」と詠まれていました。
栃木県側から流れ込む雲と冷風を感じながら、自宅近くを流れる大河の源流という思いに感慨深く感じた山行でした。


〈朝一の帝釈山&田代湿原に戻る〉
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1179436.html

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コメント

昨秋、歩くことができました。
 あまり人に会うこともなく、静かな山歩きを楽しむことができました。
 山頂では、天候もよく、とてもゆったりした時間を過ごすことができました。種類はわかりませんでしたが、鳥がゆったりと風任せで宙を舞う姿は、どれだけ眺めても飽きません。
 山頂近くで、チェストバッグのジッパーをひっかっけて少し破損してしまったのは残念でしたが(お気に入りなので、今でも使ってます。〇レ556でなんとか復活です)。
 参考にさせていただきありがとうございました。
2019/4/28 6:15
Re: 昨秋、歩くことができました。
akagera02さん、こんばんは。

私は鳥には詳しくないのですが、静かな山歩きには、いい山ですよね。

拙いレコですが、参考になっていたら嬉しいです❗
2019/4/28 21:31
プロフィール画像
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