箱根・台ヶ岳/仙石原高原のススキ原で背景となる山


- GPS
- --:--
- 距離
- 1.9km
- 登り
- 124m
- 下り
- 140m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
県道735号線との合流地点から県道734号線を小涌園方向に少し戻ると、「国有林前」のバス停。さらに数十m戻ると、県道脇に車止めで塞がれた小広場がある。ここが登り口。 登り口から台ヶ岳頂上まで往復した。この間、登山道は無く、微かな踏跡や獣道が途切れ途切れにあるのみ。これを拾いながらハコネザサの藪をかき分けて登る。道標やテープ類は無い。危険個所も無い。 |
写真
感想
箱根の仙石原高原は、秋になると全面に渡ってススキの白い穂がたなびき、多くの観光ポスターや写真で紹介されている。このススキ原の背景となっている山が台ヶ岳である。
駒ヶ岳や神山などの箱根山中央火口群の脇にある寄生火山の一つである。
有名なススキ原は台ヶ岳の北裾野にあり、こちらから登れば、頂上まで標高差は400m近くある。しかしこの山の南側は神山に繋がっていて、両峰間の峠を通り抜ける県道734号線から登れば、標高差は僅か120m程である。しかも県道からの直線距離は500mもない。
今回は、この南側のルートを往復した。ただし、登山道は無い。途切れ途切れの踏跡や獣道を拾い、山腹を覆っているハコネザサをかき分けながらの登降であった。
頂上への急斜面では、頂上に直接突き上げる南斜面を直登するよりも、頂上部から南東に伸びている幅広い尾根を登った方が、少しは傾斜が緩まって楽である。このためには、平坦部が終わって急斜面にさしかかったら、右へ右へと巻きながら登って行った。
ただし、こういうルート採りをすると、同じ道を下る時のルート探索が大変だ。頂上部の南東寄りから東向きに降り始めるが、そのまま降りると平坦部には出られず、谷に入り込んでしまう。右に巻き気味に降りながら、徐々に南に向きを変えなければならない。
藪の薄い処を探し、藪の中に途切れ途切れにある踏跡や獣道を拾いながら、かつ、少しずつ方向を修正しながら下るので、かなり神経を遣う。僅かな距離だが、平坦部に降り立った時にはさすがにホッとした。
今回採ったルートは標高差も距離も少ないので、結果的に上り50分、下り30分程で往復できた。簡単に登れた割には、ルート選定に気を遣い、緊張感を維持しながら下る、といった、短時間の中に充実感を味わえた山行でした。
とは言っても、台ヶ岳は短時間で往復できる山なので、この登行だけを目標にすると、あっけなく終わって、物足りない印象が残ってしまうでしょう。
むしろ、行がけの駄賃として、何かのついでにこの山に登る、という程度に考えれば良いのではないでしょうか。
毎年、昔の山仲間と温泉に入りながら旧交を温めている。今年は小涌園でこれを実行した。
厚木の我が家から小涌園までは1時間程で着く。そこで、我が家を昼頃出て、この台ヶ岳に登ってからホテルに回った。それでも4時には着いて、のんびり温泉に浸かってから酒宴を楽しめました。
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