三頭山ー奈良倉山ー大マテイ山縦走
- GPS
- 07:25
- 距離
- 27.4km
- 登り
- 2,194m
- 下り
- 2,102m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:丹波山温泉〜奥多摩駅(西東京バス) |
感想
今日は、3年ぶりとなる三頭山に行くことにした。そこから奈良倉山や大マテイ山など登ったことのない山を縦走して、最後は温泉に浸かって帰ってくるという予定だ。
どうも近頃は、温泉に立ち寄る計画ばかり立ててしまう。なんだかそれが目的みたいだが、山歩きの後の温泉はやめられそうにない。
深山橋で下りた登山者は5人程。皆さんは、鴨沢方面に向かい、橋を渡ったのは私だけだ。三頭橋を渡ったところに登山口がある。
前回、三頭山に登ったときは、イヨ山方面に下りたので、この道は初めてだ。急坂となだらかな道を交互に繰り返して登っていく。ヌカザス山の手前の急登が一番つらい。
それにしても、蝉の数がすごい。蝉の鳴き声で、鳥の声も風の音もかき消されて聞こえない。
ヌカザス山からも、黙々と登る。霧が少し出ていて、風もあるので立ち止まると涼しいが、歩き出すと、ものすごく暑い。いつもより早いペースで歩いているせいかもしれない。
今日は、丹波の「のめこい湯」に浸かって帰る予定だが、丹波はバスが少ない。16:30のバスを逃すと、その次は18:20となり、そうなると家に着くのが22時30分になってしまう。
明日は仕事だし、なんとか16:30のバスに乗りたい、ということで急ぎ気味になってしまっている。
懐かしい巻き道を進むと、三頭山の中央峰と西峰の分岐に到達した。今まで西峰が三頭山のピークだと思っていたのだが、すぐ隣の中央峰の方が7mほど高いようだ。今回は、中央峰にも寄ってみたが、眺めも何もない樹林帯だった。
すぐに西峰に向かう。やはりこちらの方が、山頂の雰囲気がある。早い時間のためか、誰もいない。以前来たときに座ったのと同じベンチに座り、富士山を確認する。
今日は曇っているが、うまい具合に富士山が見える。雲海のようになっていて、手前の山は山頂だけ雲から飛び出ている。
富士山は、雪がほとんど無くなってしまって寂しい姿に。やはり富士山は雪を冠っているのがいい。
三頭山からは西に向かい、一度、600mほど標高の低い鶴峠まで下りる。道は、歩きやすい。
ここで、少し雨がぱらついてきた。
鶴峠からは、再び500mほどの高度を登り返す。オーバーペースのため、かなりへばってきた。奈良倉山の山頂でゆっくり休むことにして、休憩を入れず、急な坂を登る。今日は、まだ誰にも会っていない。
奈良倉山の山頂に到着。誰もいない。こぢんまりとした山頂はなかなか雰囲気がよい。
これはくつろげそうだと思って倒木に腰をおろしたところ、なんだか騒がしい。
その騒音は、少し先から聞こえてくる。音の主の姿が見えないが、この音は明らかに、私の苦手な「宴」の音だ。どうやら、すぐ先の天望地で、大宴会が開かれているようだ。
これは落ち着かないが、疲れで、すぐに動く気力が湧かず、そこで昼食を取ることに。
そそくさと食事をした後、松姫峠に向かって進む。そこで、先ほどの騒音源を目撃した。大変な人数と、ものすごいアルコール臭だ。格好からすると、山登りの人達ではないように見える。
松姫峠は、立派な道路が通っている。そこには、巨大なバスが止まっていた。これが、先ほどの人たちを乗せてきたのかもしれない。
ここから鶴寝山、大マテイ山と縦走するが、高低差はほとんどないので、平らな道を散歩気分で進んでいく。
大マテイ山は、展望が効かない樹林帯の中に山頂がある。変な名前の山だが、由来は「大迷い」らしい。確かに、道が入り組んでいて、迷いやすいような気もする。
ここから小菅に向けて下山する途中、数人の登山者に出会う。この地味な山にも結構登る人がいるようだ。
下りを快調に飛ばして、川久保に下りた。田舎ののどかな雰囲気だ。
途中で雨が降り出すようなら、ここで小菅の湯に浸かって帰宅の予定だったが、天気はどんどん良くなって日も出てきたので、先に進む。
ここからは車道を歩いて大丹波峠まで行く。登山地図に書かれている破線の山道を発見できず、大回りの車道ルートを進んで大丹波峠に到着する。
ここからは鹿倉山に向かうコースと丹波山に下山するコースに分かれている。
丹波山に下りる道は、沢沿いの道となっていて、気持ちがよい道だった。沢を何度か渡って歩くが、その度に、水をすくって熱くなった体を冷やすことができる。
下山したすぐ先に、のめこい湯があった。計画よりも早く到着できたので、バスまで1時間ほど休めそうだ。
私の最近のお気に入りは、しばらく湯に浸かったあと、露天風呂のベンチでぼんやりすることだ。裸で、外の風に吹かれるというのは、なかなか普段の生活では出来ない。
風呂上がりには、コーヒー牛乳を頂いて、畳の匂いのする大広間に倒れ込む。これが、最高の贅沢のような気がする。
コメント
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johndoeさん、こんばんは
昨年、同じようなコースを歩きました!!
懐かしく拝見させて頂きました。
奈良倉山での出来事は、私も経験あります。
この山は山菜採りでも賑わう山のようです。
松姫峠からだと楽に来られますからね。
そういえば、三頭山の東峰には綺麗な展望台がありますよ!!
都心方向の展望です。大岳山が目の前に見えたはず。
秋・冬になれば、スカイツリーまで見えるいいところです。
是非、今度三頭による場合があればよってみてください^^
aotty
aottyさん、お久しぶりです。
今回は天気予報に騙されて、日曜山行になってしまいました。
金曜深夜に映画を見に行き、3時頃寝たんですが、朝起きて雲一つない空を見て大ショック。
奈良倉山は、結構人気がある山みたいですね。
三頭山東峰は、行かずじまいでした。まだ、三頭山周辺は、歩きたいルートが沢山あるので、冬頃にでも行きたいと思います。
それにしても、aottyさんは、最近ますます頑張っておられるようで、毎週楽しみにしてます。(私にはマネができないようなキツい山行が多いですが)
主に登ってる山域が同じなので、そろそろ山で出くわすかもしれません。
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