蒸し風呂の高尾山 日影沢〜小仏城山〜高尾山〜4&2号路
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 681m
- 下り
- 701m
コースタイム
- 山行
- 3:40
- 休憩
- 2:32
- 合計
- 6:12
天候 | 晴れ。しかし有り得ないほど猛烈な湿気……。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
GOAL……高尾山口駅から京王線乗車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険なところはありません。 薬王院山門から琵琶滝に下る2号路は、「上級者向けにつき安易に入るべからず」という趣旨の掲示がありますが、奥多摩や丹沢に慣れたヤマレコユーザーの方でしたら超楽勝レベルです。しかし、『山と高原地図』にも記載がある通り、下に行くほど湿った岩の急な下りとなりますので、登山を始めたばかりの方や行楽客が安易に入るべきところではないでしょう (足を痛めるなどして山がキライになってしまうでしょう)。 |
写真
感想
去る6月中旬に中山道を90km歩いたのち、しばらくヤマレコを見る時間もほとんどないほど仕事の多忙が続き、山歩きも街道歩きもお預けになってしまいました。折角パワーアップした脚の筋肉も、次第に衰えはじめているのが分かるという有様……。そろそろ歩かないとマズイ。
そこで、日曜日の深夜にようやく、たまっていた仕事のひとつを片付け、「暖湿気流の影響で今年一番の蒸し暑さ」という予報の中、高尾山をサクッと (?) 歩くことにしました。ホンネを申しますと、蒸し暑いのはキライですので (寒いのは割と得意)、東北・北陸に大雨をもたらすような前線が活発化しているという予報の日には歩きたくないのですが、体力の維持を第一に考えれば出掛けずにはいられないということで……。そして、猛烈に蒸し暑い低山の環境に今のうちから適応しておけば、今年の夏山シーズン本番に向けた訓練にもなるだろうという読みもあります。
しかし……いやはや、まさかこれほど超蒸し風呂状態とは!! (@_@)
速乾性のシャツから水分が到底蒸発できないほど湿度が高いため、やがてシャツの裾にたまった汗がポタポタと落ち始め、絞るとまるで脱水機にかける前の洗濯物のように (?) 水分が……(>_<;;)。
小仏城山の春美茶屋で「なめこ汁」を飲んで塩分を補充し、巨大かき氷でクールダウンしても全く太刀打ちできないほど、一丁平〜もみじ台界隈の稜線は凄まじい日射しで蒸し風呂状態になっていました……。
個人的な登山史上、今回の山行での時間あたり発汗量は最悪クラスのMaxさだったと思います……。
そんな中を、多くのハイカーやトレランナーが行き交っており、本当に御苦労なことです。こんな予報の日だから、他の山を敬遠してお手軽な高尾山に人が集中するということなのでしょうか? それとも、こんな予報の日だから暑熱トレーニングとして敢えて高尾山を歩くということなのでしょうか?
う〜む、ヘロヘロになりながら歩く私は、修行が足りないようです (^^;
高尾山頂でキンキンに冷えたポカリスエットを購入して一気飲みし、木陰が最高に涼しい4号路へと進んだ結果、気分は元通りに戻りましたが……。
こんな感じで、花も少ないシーズンでとにかく蒸し暑いだけでしたが、運動不足解消と暑熱トレーニングになっただけでなく、日影沢と小仏城山では猫と遊ぶことが出来、まぁ良かったと思っています。
以上、ご覧頂き誠にありがとうございました m(_ _)m
bobandou様
こんにちは♪
高温多湿の高尾エリアのお山歩きお疲れ様でした。
考えてみれば……
私は眼鏡をかけていますが、眼鏡が曇った経験があるのは、今のところ高尾エリアのみです。
やはり夏が多いような気がします。
拭いても拭いても曇る眼鏡
最後は諦めて心の目で見て歩くことにしました
(登りは適当に、下りは慎重に行きました。)
奥多摩エリアではほとんど経験ありません。
相模湖があるからなのでしょうか
日影キャンプ場のにゃあちゃんたちと小仏城山のにゃあちゃんとホゲホゲされた御様子、なによりです
=^_^=レコ楽しみにしています
こんにちは、コメントどうもありがとうございます!
眼鏡が曇るのは、ガッスガスな日や風雨の日に高い山を登っても避けられませんが、単に湿気が猛烈なために曇ってしまうのは、夏の箱根や丹沢・奥多摩もまた然りでしょうか?!……私は結構ヤラレタ経験があります 。
登るタイミングやその日の気候の違いによって微妙な違いがあるのかも知れませんが、とりわけ高尾は真南に津久井湖と相模湖があり、ムンムンムレムレ な上昇気流が稜線にモワッと襲いかかりやすいのかも知れません。
昨日の丹沢のレコでは、高尾ほどモワーンとしていなかったようですし……(小仏城山から見えた丹沢は完璧にダメダメでしたが、これもまた相模湖・津久井湖効果だったのかも……)。
今回は、一応好天でどんどん気温が上がって行き、辛うじて湿度100%前後で均衡が保たれていたためか、一応眼鏡は曇らなかったです。それよりも、シャツから水がどんどん滴ることで「メッチャ天気が良いのに洗濯物が全く乾かない異常事態」のような気分を味わいました……
にゃんこと遊ぶのを「ホゲホゲ」と表現されるのを眼にするのは初めてですが 、確かに気持ち良くなって喉が鳴ると猫さんは「ホゲホゲ」な感じですね (笑)。
これから、どのカットをレタッチするのか、選ぶのが大変です……
うわー、昨日高尾に行かれたんですか。 それは暑かったでしょう。
実は私も左足首捻挫後のリハビリのため、
山頂まで一往復歩きに行こうかと思っていたのですが、
熱中症注意レベルの蒸し暑さと聞いて断念しました。
かき氷、さぞかし美味しかったでしょうね。
お疲れ様でした。
お花、23はキンシバイ、28はオオバギボウシの蕾(先端部分)かな?と思いますが。
違っていたらゴメンナサイ。
そして今回も別に猫レコがあるとのことで、期待しております。
bobandouさん、こんにちは。
雨上りの日曜日もモーレツな湿気で暑かったのですが、
月曜日は晴れましたので、低山は大変な状況だったでしょうね。
それでも、わんさか人が来る高尾山界隈は凄い!
遠い所、例えば長野県とかのソコソコの標高に遠征すればよいのでしょうけど、
毎週毎週そうもいかないので、トレーニングも兼ねて近場歩きになりますよね。
そおすると耐暑訓練になってしまうので、7,8月はどこへ行くか悩みます。
遠出はしたくないけど、涼しい山行きたい!
比較的涼しいところに、汗をかかず一気に行けるのは御岳山ぐらいか。
ソコは毎年、行ってるし、夏は行先きに悩みます。
こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
足首を捻挫されているのですか……どうぞお大事に……。
全治に数ヶ月かかる骨折よりははるかにましですので、夏山本格シーズンには間に合うと良いですね! 高尾山頂まで軽くトレーニング山行を計画されるだけでも、既に相当良くなられていることと存じます〜 。
しかし、昨日の猛烈な蒸し風呂状態は、リハビリ山行で久しぶりに山、という方にはかなりキツかったはず…… 。もう本当に、普通に登って下山すればそれだけで、今年の夏山は低山も含めてどこでも乗り切れる!というミョーな自信がつくほど、本当にヤバかったですから…… 。
登る途中で精根尽き果てた感じで休憩している中高年ハイカーをどれだけ見かけたことか……。
私自身も、当初甘く見てポカリ持参量をケチり、最初の日影沢の登りでちまちまと飲んでいたことが、後々響いたと反省しています。登る途中からポカリガブ飲みでもちょうど良かったかも知れません……
何はともあれ、山頂までモワワ〜ンと重苦しい湿気に包まれるほどの酷暑でしたので、かき氷とじっくり格闘し、猫さんを散々モフっている間だけは極楽でしたね…… 。猫レコはどうぞお楽しみに!
そして、花の名前をご教示頂きどうもありがとうございました 。電車の形式や形態はすぐ覚えられるのに、花はなかなか覚えられないというのは困ったことです 。
こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
関東は一応天気が良くても、東北や北陸には前線が停滞し続け、梅雨の晴れ間または梅雨明けとしては「なんちゃって」状態に過ぎないとき……。これが一年の中でも登山にとって最もツラく、過去どれだけ泣かされ悩まされて来たかわかりません 。行けば必ずといって良いほどムレムレですし、予報が悪い方にハズレてガタガタに崩れ、下界ではそこそこな天気でも高い稜線では暴風雨ということもしばしば……(20代で初めて南アルプス・テント山行をしたとき、見事にこういう爆弾に当たり、農鳥小屋に逃げ込んで親父さんにイヤそうな顔をされたという暗い過去が……w)。
ここしばらくの関東の天気も、先週初め頃の「もしかすると早くも梅雨明け」という予報とは全く裏腹に、暖湿気流にやられまくっているわけですが、それでも日曜日は空気が透明で、湿気ている割には展望が結構効いたのは本当にうらやましい話です(青梅界隈・赤ボッコのレコ、奥多摩の見え方に感動しました! )。
いっぽう月曜日は、今年最高の気温と予報で脅されただけに、当初は「高尾山はそんなにたくさん人が来るだろうか? 蒸し暑くても空いていれば悪くない」と思ったものですが、いや〜昼時の高尾山の大賑わいは完全に降参です 。過去、高尾山はいつも朝8時台に着くのみで、必ずスカスカですので、これだけの人を見かけるのは初めてでした。平日ですらこの人出だけに、土日や祝日は一体どうなるのか……と想像しますと、僅かに背筋が寒くなりました 。
しかし本当におっしゃる通り、南関東ハイカーの最大の悩みは、今の時期に日帰り山行しか出来ない場合、一体どこに登るのかということですね……。こういうとき、すぐ近所の1500〜3000m峰にサクッと出掛けて十分日帰り可能な甲信住民や北関東&東北民が本当にうらやましかったりします。
猛暑の予報にもかかわらず、なるべく近場の涼しいところで目の保養も兼ねながらトレーニング山行したい!と思いますと、私の場合は沢沿いのルートがオススメですね〜。丹沢畦ヶ丸の西沢とか、棒ノ折の白谷沢とか、大岳周辺のいくつかの沢とか、川苔山の百尋の滝とか、箱根の飛龍の滝とか……。今年も、そんな「滝と苔と渓流」プランをいくつか練って、気分でチョイスしようかと思っています 。
問題は、そんなプランをつくっても、沢沿い・谷沿いを外れると、ただちにモワッと暑くなってしまうことでしょうか
bonbandou さんこんばんは
蒸し風呂の高尾山とは お疲れさまです。
あの暑さの中の登山は辛いですね熱中症にならなくてよかったです。
大分前の事ですが知り合いの友達が夏の丹沢の三ノ塔で熱中症で亡くなったと聞きました。
この季節はほんと熱中症に気を付けないといけませんよね。
PS
京王片倉→片倉のショートカットよくやります。(高尾山口→高尾乗り換えは割高です)
こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
一昨日の高尾山は本当に過酷な蒸し暑さでしたが、まぁポカリスエットなどの電解質入り飲料さえあれば何とかなる……という感じで登って帰って参りました
実は、私にとっても「三ノ塔+熱中症」という組み合わせは、ある意味で若気の至りではあるのですが、苦い思い出があります。
20代前半で登山に興味が湧き始めた頃、ロクに知識も備わらない中、とりあえず身近なところから登り始めてみようということで、まさに今の季節の丹沢表尾根に蓑毛から挑戦してみたのでした。
その際の持参品は、「登山=エネルギーを使う=甘いもの」という中途半端な知識に基づき、「午後の紅茶」のミルクティー1.5リットル……
「バスでヤビツ峠スタートなんて、若いヤツのすることじゃないね! 」という若すぎる思い込みにより、朝7時前に蓑毛を出発したところ、早くもヤビツ峠の手前で体力不足や暑熱への慣れなさで半分ヘトヘトヘロヘロ 。
それでも「ドンマイ!これから1000mを超えれば気温も平地より6度下がって涼しくなるはず。午後ティー飲んで頑張ろう」とイキがったのでした。
その結果は……二ノ塔への登りで蒸し暑い無風にやられて完全オーバーヒート 。やっとのことで二ノ塔、三ノ塔へ着いたときには、半分朦朧としていました。
それでも、表尾根の展望を眺めながら、「いや、オレは一応健康な20代。まだ行けるはず……」と過信し、何だか良く分からないままの状態で烏尾山、そして行者の鎖場へ……。足がツリまくっても、ここへ一旦突っ込んだら越えなければなりません。
ようやく書策小屋が見えたとき、何とか塔ノ岳までたどり着きたいのはやまやまでしたが、意識が朦朧として、しかも尿意が激しくなり (典型的な熱中症の症状)、これはヤバイ……と思いついにリタイヤ。
当時まだまだ御存命だった書策小屋御主人に「今の時期はもう北アルプスとかに人が流れて、丹沢に登る人は少ないサ。まだ登山を始めたばかりかい? まぁ反省することだねぇ〜」と冷やかされながら飲んだ謹製ドリップコーヒーがとても美味しかったのを思い出します……
以来、生半可な知識では全くダメだということを理解し、『ヤマケイ登山学校』シリーズを買ってきて貪り読んだものです (遠い目)。
以来、電解質飲料は絶対に欠かしませんが、今回はちょっと発汗量が多すぎて補給に失敗気味となりました。「多少ウェイトになっても、持参量が多すぎて困ることはない」と猛省です……
それはさておき、高尾駅での京王〜JR乗換は疲れたあとには結構面倒臭く、さらに八王子での乗換も人がワンサカいて鬱陶しいので、高尾山の帰りの京王片倉〜JR片倉ショートカットは昔からよくやる手です。下り坂ですし、途中の十字路にセブンイレブンとラーメン屋があるのが便利ということで……
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