まずは涸沼に下りて、今水ノ宿推定地を遠望してみることにしました。
涸沼への下り口の路肩へ駐車。
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7/8 11:30
まずは涸沼に下りて、今水ノ宿推定地を遠望してみることにしました。
涸沼への下り口の路肩へ駐車。
涸沼から於呂俱羅山を望む。
画面右端は山王帽子山へせり上がる斜面。
今水ノ宿推定地は二つの山の鞍部周辺にあります。
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7/8 11:12
涸沼から於呂俱羅山を望む。
画面右端は山王帽子山へせり上がる斜面。
今水ノ宿推定地は二つの山の鞍部周辺にあります。
今水ノ宿推定地あたりを望む。
尾根の鞍部にポコンと飛び出している岩山が1789P。
画面左下に台地状の地形がある。
『全踏査』を読んでこの台地の上を探索することも覚悟していましたが、ルートからの外れ方を見てこの案件は捨てました。
1789Pの下に見える薙あたりを探してみることにしました。
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7/8 11:16
今水ノ宿推定地あたりを望む。
尾根の鞍部にポコンと飛び出している岩山が1789P。
画面左下に台地状の地形がある。
『全踏査』を読んでこの台地の上を探索することも覚悟していましたが、ルートからの外れ方を見てこの案件は捨てました。
1789Pの下に見える薙あたりを探してみることにしました。
車に戻って於呂俱羅山登山口の駐車スペースまで移動です。
画面右に見える植樹作業のため先日までこのスペースが資材置き場として塞がれていましたが、今は作業が終わったようです。
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7/8 11:36
車に戻って於呂俱羅山登山口の駐車スペースまで移動です。
画面右に見える植樹作業のため先日までこのスペースが資材置き場として塞がれていましたが、今は作業が終わったようです。
於呂俱羅山登山口から入ります。
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7/8 11:37
於呂俱羅山登山口から入ります。
1789Pへ登りながら山王帽子山を顧みる。
中央に2本の尾根筋が見えますが、このどちらかが修験のみちです。『全踏査』を読んでも決めかねているので、後で踏査します。
2本ある尾根のうち左の尾根の下方に見えるのが、地形図で山王帽子山山頂の北西・山王林道際に描かれている大岩。
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7/8 11:52
1789Pへ登りながら山王帽子山を顧みる。
中央に2本の尾根筋が見えますが、このどちらかが修験のみちです。『全踏査』を読んでも決めかねているので、後で踏査します。
2本ある尾根のうち左の尾根の下方に見えるのが、地形図で山王帽子山山頂の北西・山王林道際に描かれている大岩。
1789Pから於呂俱羅山とその間の鞍部を望む。
ここまで登ってくる間、いろんなレポートに載っていた「鉄塔」が見当たらず焦りました。
1789P下の鉄塔、無かったと思うんだけど…。
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7/8 11:53
1789Pから於呂俱羅山とその間の鞍部を望む。
ここまで登ってくる間、いろんなレポートに載っていた「鉄塔」が見当たらず焦りました。
1789P下の鉄塔、無かったと思うんだけど…。
1789Pから北を望む。
右に聳える山は太郎山。
晴れていれば画面中央に日留賀岳が見えるようです。
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7/8 11:56
1789Pから北を望む。
右に聳える山は太郎山。
晴れていれば画面中央に日留賀岳が見えるようです。
1789Pから涸沼を見下ろす。
右に見えるのは奥白根、左は黒檜。
今水ノ宿推定地は眼下でござる。
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7/8 11:57
1789Pから涸沼を見下ろす。
右に見えるのは奥白根、左は黒檜。
今水ノ宿推定地は眼下でござる。
1789Pを下りながら、残留ワイヤーを撮影。
…鉄塔どこなのさ…
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7/8 12:01
1789Pを下りながら、残留ワイヤーを撮影。
…鉄塔どこなのさ…
鞍部に到着。
狭かったです。ここから南へ下ります。
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7/8 12:03
鞍部に到着。
狭かったです。ここから南へ下ります。
笹藪をかき分けながら進むと…
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7/8 12:11
笹藪をかき分けながら進むと…
笹は次第に薄くなり…
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7/8 12:15
笹は次第に薄くなり…
鞍部から距離にして330m、最初の湧水ポイントが見えました。
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7/8 12:16
鞍部から距離にして330m、最初の湧水ポイントが見えました。
きれいな水ですが水量はもうひとつ。
ここはすぐに伏流してしまいます。
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7/8 12:18
きれいな水ですが水量はもうひとつ。
ここはすぐに伏流してしまいます。
そこから70mほど下ると2つ目の湧水ポイント。
ここもすぐに伏流。
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7/8 12:21
そこから70mほど下ると2つ目の湧水ポイント。
ここもすぐに伏流。
2つ目の湧水ポイントから40m弱下ると3つ目の湧水ポイント。ここに至って汲みやすい水量となります。
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7/8 12:23
2つ目の湧水ポイントから40m弱下ると3つ目の湧水ポイント。ここに至って汲みやすい水量となります。
飲んでみました。
甘露!
もっと早くこの水場の情報が欲しかった!
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7/8 12:25
飲んでみました。
甘露!
もっと早くこの水場の情報が欲しかった!
流れは20mほど続きます。
旨そうだなあ。
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7/8 12:29
流れは20mほど続きます。
旨そうだなあ。
伏流するあたりの右岸に小平地がありました。
南面すれば「閼伽左ナリ」です。
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7/8 12:31
伏流するあたりの右岸に小平地がありました。
南面すれば「閼伽左ナリ」です。
3つ目の湧水地右岸の小平地。さらに奥を見ると…
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7/8 13:20
3つ目の湧水地右岸の小平地。さらに奥を見ると…
棚部と呼んでいい地形もありました。
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7/8 13:20
棚部と呼んでいい地形もありました。
3つ目の水流が伏流してから100m足らず、4つ目の湧水は岩の段差から。
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7/8 13:16
3つ目の水流が伏流してから100m足らず、4つ目の湧水は岩の段差から。
下ってきた沢は地形図に描かれている薙の末端で合流し、4つ目の湧水もそこで伏流します。
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7/8 12:40
下ってきた沢は地形図に描かれている薙の末端で合流し、4つ目の湧水もそこで伏流します。
右が下ってきた沢、4回目の伏流ポイント。
左が薙の末端。
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7/8 12:36
右が下ってきた沢、4回目の伏流ポイント。
左が薙の末端。
薙を見上げる。
少し登った限りでは湧水なし。
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7/8 12:41
薙を見上げる。
少し登った限りでは湧水なし。
薙と出合ったその下流を望む。
このまま涸沼まで歩いてみます。
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7/8 12:43
薙と出合ったその下流を望む。
このまま涸沼まで歩いてみます。
続く涸れ沢を歩きます。
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7/8 12:44
続く涸れ沢を歩きます。
…と、油断してたらまた湧水が。
スタート地点の鞍部から距離にして800mほどの地点。
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7/8 12:48
…と、油断してたらまた湧水が。
スタート地点の鞍部から距離にして800mほどの地点。
右岸側が小平地になっていました。
結局『全踏査』262頁にある「今水ノ宿推定地付近」とされる写真と同じ場所は分らなかったのですが、この日は不思議と気になりませんでした。
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7/8 12:50
右岸側が小平地になっていました。
結局『全踏査』262頁にある「今水ノ宿推定地付近」とされる写真と同じ場所は分らなかったのですが、この日は不思議と気になりませんでした。
今度は湧水が潤沢。
両岸から水が入る様子が認められ…
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7/8 12:49
今度は湧水が潤沢。
両岸から水が入る様子が認められ…
水浴び(拭身)ができるほどの水量に。
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7/8 12:53
水浴び(拭身)ができるほどの水量に。
立派な沢です。
とことこと水の流れを追いかけます。
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7/8 12:54
立派な沢です。
とことこと水の流れを追いかけます。
辺りが開けてくるころ、水の流れは次第に細くなり…
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7/8 12:56
辺りが開けてくるころ、水の流れは次第に細くなり…
涸沼に達することなく地面の下に消えました。
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7/8 12:58
涸沼に達することなく地面の下に消えました。
距離的にも実用的にも3つ目の水流が目的に適っている気がしました。そこまで戻ります。
4つ目の伏流ポイントを越え…。
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7/8 13:11
距離的にも実用的にも3つ目の水流が目的に適っている気がしました。そこまで戻ります。
4つ目の伏流ポイントを越え…。
3つ目の伏流ポイントに到着。
ここは左岸から涸れ沢の突入があります。
二つの沢の間の尾根を登って山王林道に上がりました。
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7/8 13:23
3つ目の伏流ポイントに到着。
ここは左岸から涸れ沢の突入があります。
二つの沢の間の尾根を登って山王林道に上がりました。
尾根を登ります。
軽めの藪。
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7/8 13:24
尾根を登ります。
軽めの藪。
放棄された植林地帯を通り…
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7/8 13:29
放棄された植林地帯を通り…
変哲のない路肩に出ました。
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7/8 13:33
変哲のない路肩に出ました。
出てきた場所から於呂俱羅山登山口方向を見ると、 矢印で示したところにテープのマーキングが。
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7/8 13:32
出てきた場所から於呂俱羅山登山口方向を見ると、 矢印で示したところにテープのマーキングが。
私と同じ目的で歩いた方が付けたマークかもしれません。
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7/8 13:34
私と同じ目的で歩いた方が付けたマークかもしれません。
マークの場所から登山口を望む。
車に戻って昼食を摂りました。
このまま山王帽子への道筋も確認します。
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7/8 13:34
マークの場所から登山口を望む。
車に戻って昼食を摂りました。
このまま山王帽子への道筋も確認します。
修験者は山王帽子山へは北西の尾根を登ったようです。
於呂俱羅山登山口から山王林道を隔てた対岸より取付きます。
画面中央、植樹作業のためか笹原を伐採した箇所があるのでそれを使いました。
養生シートの上を横断する時は気を使いました。
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7/8 15:43
修験者は山王帽子山へは北西の尾根を登ったようです。
於呂俱羅山登山口から山王林道を隔てた対岸より取付きます。
画面中央、植樹作業のためか笹原を伐採した箇所があるのでそれを使いました。
養生シートの上を横断する時は気を使いました。
途中、擁壁の脇を2度通ります。
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7/8 13:49
途中、擁壁の脇を2度通ります。
登ってきた道。
笹は根本20〜30cmほどのところで刈り払われているので歩きにくいです。
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7/8 13:50
登ってきた道。
笹は根本20〜30cmほどのところで刈り払われているので歩きにくいです。
登りながら1789Pを顧みる。
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7/8 13:54
登りながら1789Pを顧みる。
於呂俱羅山の東斜面。
ここから石躰は、ちょっと見えないなあ。
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7/8 13:54
於呂俱羅山の東斜面。
ここから石躰は、ちょっと見えないなあ。
2つ目の擁壁。
ここから画面左の踏跡を入っていきました。
1789Pから見た2つの尾根のうち、左の尾根を登りました。
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7/8 13:55
2つ目の擁壁。
ここから画面左の踏跡を入っていきました。
1789Pから見た2つの尾根のうち、左の尾根を登りました。
急登を登る。
最初のうちこそ登りやすかったのですが…
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7/8 14:15
急登を登る。
最初のうちこそ登りやすかったのですが…
標高1900mあたり、画像手前に境界標。
この辺りから尾根筋は岩尾根になります。
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7/8 14:20
標高1900mあたり、画像手前に境界標。
この辺りから尾根筋は岩尾根になります。
藪がかりな尾根筋だったので距離をおきながら登っていましたが…
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7/8 14:23
藪がかりな尾根筋だったので距離をおきながら登っていましたが…
シャクナゲ藪に突っ込まざるを得なくなってまいります。
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7/8 14:27
シャクナゲ藪に突っ込まざるを得なくなってまいります。
最後はコメツガ藪。
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7/8 14:35
最後はコメツガ藪。
標高2000mあたり、勾配が緩まるあたりで藪を抜けます。
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7/8 14:37
標高2000mあたり、勾配が緩まるあたりで藪を抜けます。
もう山頂はすぐそこです。
熊剥ぎがありました。
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7/8 14:42
もう山頂はすぐそこです。
熊剥ぎがありました。
空との境目に、登山道を示すマーキングが見えました。
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7/8 14:49
空との境目に、登山道を示すマーキングが見えました。
山王帽子山に到着です。
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7/8 14:53
山王帽子山に到着です。
山頂の西側に御料局境界標石ありました。
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7/8 14:51
山頂の西側に御料局境界標石ありました。
界甲六四一でした。
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7/8 14:51
界甲六四一でした。
山頂から西を望む。
金精山が見えます。
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7/8 15:01
山頂から西を望む。
金精山が見えます。
さて、復路は右の尾根を下りました。
途中まで登山道を下って西の肩に入り、尾根筋めがけて下っていきます。
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7/8 15:08
さて、復路は右の尾根を下りました。
途中まで登山道を下って西の肩に入り、尾根筋めがけて下っていきます。
こちらに藪はありませんでした。
「ひょっとして道?」ってくらい歩きやすいです。
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7/8 15:11
こちらに藪はありませんでした。
「ひょっとして道?」ってくらい歩きやすいです。
荒れてもこの程度。
尾根筋に入ってそこを下ります。
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7/8 15:22
荒れてもこの程度。
尾根筋に入ってそこを下ります。
遠見したほど細い尾根ではありません。
緩やかな尾根です。
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7/8 15:25
遠見したほど細い尾根ではありません。
緩やかな尾根です。
謎の残留物が見えたころ…
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謎の残留物が見えたころ…
植樹地帯に出ました。
あとは取付まで下るだけ。
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7/8 15:38
植樹地帯に出ました。
あとは取付まで下るだけ。
刈り払われていたので正直助かりました。
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7/8 15:44
刈り払われていたので正直助かりました。
何の木だろう。
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7/8 15:45
何の木だろう。
この日はこれにて終了。
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7/8 15:45
この日はこれにて終了。
shige-pon です。 体調も良くなって参りました
精力的に三峯五禅頂の足跡を辿っていらっしゃるようで、本当に頭が下がります
今回の「山王帽子山の北西尾根」 、未だ歩いていないのでthoughtmayさんのレコを参考に歩かせて頂きます
話は変わりますが、心残りなことがありまして・・・
「竜池ノ宿」についてです。
thoughtmayさんは2017年6月17日に歩いていますよね!
池田さんは竜池ノ宿について、「2アール程の湿地帯があり、澄んだ水が存在する。その湿地帯には水草やミズゴケ繁茂しており、常に水が補給されて水場を形成している」と書かれています。 私はそんな「竜池ノ宿」を確認するのを楽しみに2015年08月10日に歩きましたが、その推定地に典型的な「シカのヌタ場」しか確認することができませんでした・・・
今でも、私が確認した「竜池ノ宿」推定地とは違う場所に、池田さんが確認した「水草が風に揺れ、澄んだ水面に波の動きが見られる」という「竜池ノ宿」が存在するのでは無いかと思っております。
お暇でしたら、雪が融けたら是非確認していただけたらと思っております
thoughtmayさんのレコ、これからも楽しみにしております!!
長文で、申し訳ございません
shige-ponさん、コメ感謝です。
長文大歓迎ですとも!
竜池ノ宿の池田さんの文章、ナウシカ的な魅力があるんですよね、厄介です
竜池ノ宿探しは「本当に文章通りの場所だったらもっと有名になっているはずだし、これは池田さんの労に対する神様からのご褒美だったんだろうな」みたいな気持ちで臨みました。shige-ponさんが竜池ノ宿で撮ったヌタ場は、僕が撮った場所から5〜60m西の地点みたいですね。池田さんがあの本に書いた地点座標は2207P西の鞍部の一番低い場所あたりに置かれているのですが、あそこには池田さんが書かれていたような広々とした平地自体がなかったように思います。我々が見たのはその西の小段の広場ですものね。
僕の時はまだ、盆状の平地の中に雪解け水が結構溜まってました。
何度か通えば、僕にも「水草揺れる湧水の地」が見えるかもしれません。
深山之宿の水場も見つけられていません。
あの長く、複雑に左右する稜線に水場が無いのは悲しすぎるので(笑)
なんとか頑張りたいと思います。
その時は早速にお知らせしますね
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