谷川岳 灼熱の西黒尾根
- GPS
- 08:20
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,417m
- 下り
- 852m
コースタイム
- 山行
- 5:28
- 休憩
- 2:45
- 合計
- 8:13
天候 | 快晴、微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登り:西黒尾根(肩の小屋までコースタイム4時間) 登山口から樹林が切れ岩場に出るまでの90分は休憩所も無く、ひたすら登りが続くツライ時間。 ラクダのコブまでは展望も開け気持ち良い岩場と鎖の道が続く(55分) 巌剛新道と合流するラクダのコルより肩ノ広場までがこのルートの核心で、キツイ傾斜とここまでの疲労が歩みを鈍らせる。鎖も数箇所あるがそれ程難易度は高く無い(100分) ※肩ノ広場付近には残雪あり。天神尾根方面への下りはかなり滑りやすいので注意 降り:天神尾根(ロープウェイまでコースタイム1時間45分) 道幅は其れ程広く無く、途中岩場と鎖も数箇所ある為ハイシーズンは大渋滞必至の天神尾根。 雪解け水で肩の小屋から暫くは登山道は小川と化しているが、これといって危険箇所は無い。 ロープウェイ最終が17時の為注意。 |
その他周辺情報 | 谷川岳ロープウェイ(片道1,230円 17:00まで) 湯テルメ 谷川(大人570円 20:30まで) |
写真
装備
個人装備 |
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ポール
|
---|
感想
約2年前に登った谷川岳。
あの時見た谷川岳の美しさ、感動を山仲間のmaruta27にも味わって貰いたいと常々思っていた。
それが遂に実現する運びとなった訳だが、彼は歯応えある山行を好むので今回はロープウェイを使わず西黒尾根から登る計画だ。
前回はまだ登山歴も浅く体力的にも選択肢に入っていなかった西黒尾根だが今回は果たして…
朝5時半に出発。
天気は晴れだが靄気味で遠景は期待出来そうもない。
九州豪雨を齎した梅雨前線の影響で予報は二転三転し、眺望ゼロも覚悟していたので晴れただけマシだろうか。
渋滞も無く8時過ぎには谷川岳ロープウェイの駐車場に到着した。
標高700m程のロープウェイ土合駅もすでに暑く、空はここに来るまでに雲ひとつ無い青空に変貌。風も無く遮る物の無い稜線の暑さは相当なものになりそうだ。
西黒尾根は登山口から直ぐに登りが始まり一切斜度が緩むこと無く1時間半ひたすら樹林下の登りが続く。
体調も良く軽快に飛ばしていた自分も長い登りと暑さにやられたのか、1時間程たった頃、森林限界に到達する前に力尽き先頭をmaruta27にチェンジしてもらう。
2年前の秋に一緒に天神尾根を登ったもう1人のメンバーのnameless7cもやはり力尽き、樹林が切れる頃には2人してヘロヘロに。
その後軽やかに登るmaruta27に後のバテバテ2人が必死についていく構図が山頂まで続く事に…
樹林が切れると斜度は少しなだらかになり、展望の良い岩と鎖の尾根を進む。
展望が開けて直ぐの鎖場を超えるといきなり谷川岳の双耳峰が眼前に迫り皆感嘆の声を上げていた。
元気だったらかなり楽しい尾根道だろう。
しかしヘロヘロな自分は休みを入れつつノタノタ進むしか出来ず。
周りの登山者も小休止をとる人が増えて来る。
そして暑い!
休んでいても暑さにやられ充分な休息がとれた気がしない。木陰が恋しくなる。
暫く進むとラクダの背、ラクダのコルに着くが、ここから見上げる山頂までの道程の長さと急な岩場に頭がクラクラして来る。
ここまで2時間半登ってきて、まだこのルートの核心に至っていなかったことを思い知らされる。
ここからが本番なのだ。
ラクダのコルからの岩の斜面は鎖場も複数箇所あるが、難易度自体はそれほどでも無いので注意して登れば危険はないだろう。
ただ長い。ここからさらに1時間20分のコースタイム。
疲労と灼熱の太陽に責められ、何度も立ち止まり2人を待つmaruta27を見上げながら、休憩を挟みつつゆっくり登る。
標高を上げるに従い風も出てきて、後少し、後少しと自分を叱咤。元気も出てきた。
肩の小屋付近の残雪が見えて来ると現金なものでヘロヘロだった2人も元気に。
雪遊びを楽しみ(?)肩の小屋の前のベンチで昼飯。
持ってきたペットボトル3本は登りで飲み尽くしてしまったので小屋で補充する。
目の前に広がる谷川連峰主脈を眺め「いつか行こう」などと駄弁りつつ1時間近くのんびりしたら身体も回復した。
すでに今回のクライマックスは西黒尾根で終わっていた気分だが、一応山頂も目指す。
トマの耳、オキの耳共にかなり賑わっていたが、午後になり東の空にもくもくと雲が広がり始めた。
少し一ノ倉岳方面に進んで見たが、帰りの時間もあるし、雲もきになるので引き返し、下山する事にした。
途中一ノ倉岳避難小屋に泊まるという大人数PTとすれ違うが、他にはもう殆ど人影は無くなっていた。
下山は駆ける様に降り、ロープウェイ最終便に間に合わせた。
登山道が雪解けで小川になっていたり色々面白い要素があったがじっくり楽しんでいる余裕が無かったのはもったいなかったかな。
終始快晴で満足感ある山行だったが、暑過ぎるのだけは本当に参った谷川岳だった。
大障子から万太郎の間にある急登の等高線見ると行かなくても心が折れそう
トマオキ以外を目指す場合谷川岳は泊まり前提の方が良いのかね
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する