【薮山レコ】弥八山 〜火打山南部の薮山〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 715m
- 下り
- 715m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
笹ヶ峰登山口から黒沢の橋までは登山道歩き、黒沢の橋から山頂までは沢登り・薮こぎとなります。 |
写真
感想
黒沢橋手前から登山道を離れ黒沢を下る。水量多く大きな花崗岩の点在する沢だが開けているので飛び石伝いや川岸を容易に遡行できる。300mほど下り弥八山へ突き上げる支流へ進む。しかし間違えて一つ手前の小沢に入ってしまいお化け水芭蕉の群生する湿地帯に出てしまった。気を取り直して薮の緩斜面を西へトラバースして遡行予定の支流にどうにか入渓する。適度な水量で緑に覆われた優しい雰囲気の渓である。1610m付近で水流のある右股(本流)を分け涸れた左俣へ進む。沢登り一般的に言えることは、地形図の等高線からは小沢の分岐点などの細かい情報は分かりにくく、実際に現地に来てみないと分からないことが多い。
弥八山の稜線まで残り標高差100mまで涸れ沢を詰めるとやがて太い根曲り竹の密集する激薮の登りとなる。忍耐の薮こぎで弥八山東側で稜線に上がると薄暗い針葉樹林帯で薮はいくらか薄くなる。稜線上には既に残雪は見られない。弥八山山頂はオオシラビソの点在する樹林帯で視界は悪く、ピークのはっきりしない山頂である。最高地点の周辺でしばらく三角点を探すが見つけることはできなかった。倒木か薮の中に埋もれているのだろうか。せっかくなので適当な木に登り山頂からの展望を得た。南側は乙見湖や黒姫山・高妻山方面の山、反対側は天狗原山から焼山そして山頂部が雲に隠れた火打山が大きく望まれた。
弥八山から富士見平へ向かう稜線上には、北側斜面よりにうっすらと踏み跡が見られた。ただ結構な笹薮が覆っているので辿るのはそれほど容易ではなさそうだ。またどこまで続いているかは未確認である。当初、稜線から富士見平へ出て登山道から下山しようと思っていたが、午後から天候が崩れそうなので、最短距離である沢から下ることにした。根曲り竹の激薮も下りでは伸びている方向に従って進むので意外とスムーズに通過できた。支流をどんどん下るにつれ気温が上昇し汗が噴き出てくる。それでも水量の多い黒沢に合流すれば一気に涼しくなり生き返るようだ。黒沢橋まで清涼感溢れる黒沢の流れを遡上しながら楽しみ、最後は長くて単調な木道歩きで笹ヶ峰登山口へ戻った。
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