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記録ID: 1195906
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沢登り
妙高・戸隠・雨飾

【薮山レコ】弥八山 〜火打山南部の薮山〜

2017年07月15日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
7.0km
登り
715m
下り
715m

コースタイム

日帰り
山行
6:30
休憩
0:50
合計
7:20
6:05
40
6:45
35
黒沢入渓地点
7:20
160
支流分岐
10:00
10:45
95
12:20
12:25
30
支流分岐
12:55
30
13:25
笹ヶ峰登山口
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2017年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
(注)杉野沢の先から笹ヶ峰牧場入口まで夜間通行止めの規制(日曜日を除く7/12〜11/20の21時〜5時30分)あり。規制時間内は規制区間の入口と出口に警備員が立っている。5時半より早く登山開始したい場合は前夜のうちに登山口まで到着しておく必要がある。
コース状況/
危険箇所等
笹ヶ峰登山口から黒沢の橋までは登山道歩き、黒沢の橋から山頂までは沢登り・薮こぎとなります。
杉野沢の先にあるゲートと看板。この先が夜間通行止めの規制区間。
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杉野沢の先にあるゲートと看板。この先が夜間通行止めの規制区間。
開通する5時半まで「いもり池」で時間をつぶす。いもり池と妙高山。
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開通する5時半まで「いもり池」で時間をつぶす。いもり池と妙高山。
いもり池と黒姫山
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いもり池と黒姫山
ゲートを通過して登山口を目指す。笹ヶ峰牧場の手前より、天狗原山、金山、右端に焼山を望む。手前は笹ヶ峰牧場。
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ゲートを通過して登山口を目指す。笹ヶ峰牧場の手前より、天狗原山、金山、右端に焼山を望む。手前は笹ヶ峰牧場。
工事現場付近。特に危険な感じはしない。
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工事現場付近。特に危険な感じはしない。
笹ヶ峰牧場側の規制看板。こちらにも警備員が立つと思われる。
笹ヶ峰牧場側の規制看板。こちらにも警備員が立つと思われる。
笹ヶ峰登山口をスタート。
笹ヶ峰登山口をスタート。
黒沢橋の手前のこのあたりから黒沢へショートカットで降りる。
黒沢橋の手前のこのあたりから黒沢へショートカットで降りる。
黒沢へ入渓。両岸は崖っぽくなっている。前日の雨のためか、水量多め。
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黒沢へ入渓。両岸は崖っぽくなっている。前日の雨のためか、水量多め。
間違って中央奥の支沢へ進んでしまった。目的の支流は黒沢をもっと下る。
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間違って中央奥の支沢へ進んでしまった。目的の支流は黒沢をもっと下る。
水量の少ない支沢を登る。
水量の少ない支沢を登る。
いつの間にかお化け水芭蕉の群生する湿地帯へ
いつの間にかお化け水芭蕉の群生する湿地帯へ
広い湿地帯に出て間違いに気づく。
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広い湿地帯に出て間違いに気づく。
西方へトラバースして目的の支沢へ向かう。後方の尾根は弥八山の南尾根。。
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西方へトラバースして目的の支沢へ向かう。後方の尾根は弥八山の南尾根。。
ようやく遡行する予定の、弥八山へ突き上げる支沢にたどり着く
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ようやく遡行する予定の、弥八山へ突き上げる支沢にたどり着く
1610m付近の二俣より涸れ沢を進む。涸れ沢は歩きやすい。
1610m付近の二俣より涸れ沢を進む。涸れ沢は歩きやすい。
登ってきた涸れ沢を振り返る。
登ってきた涸れ沢を振り返る。
稜線まで残り100m付近より根曲り竹の激薮が始まる。掻き分けるようにしてゆっくりと進む。
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稜線まで残り100m付近より根曲り竹の激薮が始まる。掻き分けるようにしてゆっくりと進む。
稜線直下の薮。竹と潅木薮のミックス薮。
稜線直下の薮。竹と潅木薮のミックス薮。
山頂付近は樹林帯。
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山頂付近は樹林帯。
ダケカンバの木に登り山頂展望を望む。
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ダケカンバの木に登り山頂展望を望む。
左は富士見平方面、右奥は妙高山。(元サイズあり)
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左は富士見平方面、右奥は妙高山。(元サイズあり)
笹ヶ峰牧場と乙見湖。奥は黒姫山〜高妻山方面。(元サイズあり)
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笹ヶ峰牧場と乙見湖。奥は黒姫山〜高妻山方面。(元サイズあり)
北側の展望はオオシラビソの木に登り望む。
北側の展望はオオシラビソの木に登り望む。
左より金山、裏金山、焼山、火打山(山頂部は雲)。焼山の手前は嘉平治岳。(元サイズあり)
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左より金山、裏金山、焼山、火打山(山頂部は雲)。焼山の手前は嘉平治岳。(元サイズあり)
火打山アップ
弥八山から富士見平へ向かう稜線には、やや北寄り斜面に踏み跡が続いているが上を笹薮が覆っている。
弥八山から富士見平へ向かう稜線には、やや北寄り斜面に踏み跡が続いているが上を笹薮が覆っている。
この残雪が涸れ沢の源頭部。ここからスタート。
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この残雪が涸れ沢の源頭部。ここからスタート。
竹藪を通過すると涸れ沢が始まる。
竹藪を通過すると涸れ沢が始まる。
1670m付近のイタドリの群生する平坦な地形。
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1670m付近のイタドリの群生する平坦な地形。
やがて水流のある右俣と合流。
やがて水流のある右俣と合流。
クレソンと渓流。
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クレソンと渓流。
下流部は水量が多くなるので途中で東隣の支沢へ移る。
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下流部は水量が多くなるので途中で東隣の支沢へ移る。
再び黒沢へ戻ってくる。やはり水量豊富な沢は涼しい。
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再び黒沢へ戻ってくる。やはり水量豊富な沢は涼しい。
黒沢橋をめざして沢登り
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黒沢橋をめざして沢登り
涼をとりながら進む
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涼をとりながら進む
清涼感ただよう流れ
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清涼感ただよう流れ
黒沢橋へ到着。
橋の上より上流を望む
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橋の上より上流を望む
あとは木道を歩き登山口へ戻る。
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あとは木道を歩き登山口へ戻る。

感想

黒沢橋手前から登山道を離れ黒沢を下る。水量多く大きな花崗岩の点在する沢だが開けているので飛び石伝いや川岸を容易に遡行できる。300mほど下り弥八山へ突き上げる支流へ進む。しかし間違えて一つ手前の小沢に入ってしまいお化け水芭蕉の群生する湿地帯に出てしまった。気を取り直して薮の緩斜面を西へトラバースして遡行予定の支流にどうにか入渓する。適度な水量で緑に覆われた優しい雰囲気の渓である。1610m付近で水流のある右股(本流)を分け涸れた左俣へ進む。沢登り一般的に言えることは、地形図の等高線からは小沢の分岐点などの細かい情報は分かりにくく、実際に現地に来てみないと分からないことが多い。

弥八山の稜線まで残り標高差100mまで涸れ沢を詰めるとやがて太い根曲り竹の密集する激薮の登りとなる。忍耐の薮こぎで弥八山東側で稜線に上がると薄暗い針葉樹林帯で薮はいくらか薄くなる。稜線上には既に残雪は見られない。弥八山山頂はオオシラビソの点在する樹林帯で視界は悪く、ピークのはっきりしない山頂である。最高地点の周辺でしばらく三角点を探すが見つけることはできなかった。倒木か薮の中に埋もれているのだろうか。せっかくなので適当な木に登り山頂からの展望を得た。南側は乙見湖や黒姫山・高妻山方面の山、反対側は天狗原山から焼山そして山頂部が雲に隠れた火打山が大きく望まれた。

弥八山から富士見平へ向かう稜線上には、北側斜面よりにうっすらと踏み跡が見られた。ただ結構な笹薮が覆っているので辿るのはそれほど容易ではなさそうだ。またどこまで続いているかは未確認である。当初、稜線から富士見平へ出て登山道から下山しようと思っていたが、午後から天候が崩れそうなので、最短距離である沢から下ることにした。根曲り竹の激薮も下りでは伸びている方向に従って進むので意外とスムーズに通過できた。支流をどんどん下るにつれ気温が上昇し汗が噴き出てくる。それでも水量の多い黒沢に合流すれば一気に涼しくなり生き返るようだ。黒沢橋まで清涼感溢れる黒沢の流れを遡上しながら楽しみ、最後は長くて単調な木道歩きで笹ヶ峰登山口へ戻った。

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