ニペソツ山
- GPS
- 15:27
- 距離
- 30.9km
- 登り
- 1,791m
- 下り
- 1,797m
コースタイム
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 7:52
- 山行
- 4:09
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 4:12
ウェストポーチに入れていたのですが電源ボタンが押されてしまったのでしょうか。
天候 | 晴れ、2日目:曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス | 国道分岐 |
写真
装備
個人装備 |
ツエルト
コンロ
コッヘル
シュラフ
カバー
食事2食
行動食
水
|
---|
感想
ニペソツ山は林道崩壊のため登山者が少ないだろうと思い土日に行くことにしました。金曜の午後、国道の分岐の林道始点に近い三俣山荘という茶店に寄ってお話を伺うと、何とお父様がニペソツ山にゆかりのある山岳会の方だということで、1つ前の山頂の標識(ニペソツ山)という木のプレートが飾ってありました。
これも何かの縁、ぜひ登らないと。
もともと、ニペソツ山の予定は後にしていたのでGPSデータを取り込んでいなかったことに気づき、携帯を見ると何と”圏外”!
電波の届くところに行かないといけない。層雲峡方面に20K?離れた駐車場に行くと何とか電波が届き、そこで車中泊することにしました。
ヤマレコの記録を検索すると、やはり1泊で行かないと無理そう。
1泊ならそんなに早く出発しなくても良さそうなので、少しゆっくりと寝ることにする。
林道の入り口に来ると、何と1台車が停車していました。
良かった1パーティ先に入ってくれたら少しは熊は安心かなぁ?
車で用意しているともう一台釣り師の車が来ました。この辺は糠平湖から遡上するオショロコマがいて大きいのが釣れるそうです。
水は1リットルに浄水器で水を作る。
緊張して鈴を鳴らし声も出しながら早足で歩く。
ちょっと行くといきなり林道が流され、その後も何箇所も崩壊していて河原歩きがあり、沢登りをしているような感じでした。
途中、3箇所くらい熊のフンがあり、緊張しましたが、特に気配は無し。
7kくらいで十六沢登山口に到着。立派なニペソツ山の標識、登山者名簿の箱がありました。
出だしは沢の二股の真ん中の尾根に取り付きます、ニペソツ山の標識あり。
急な樹林帯をしばらく登ると肩に着き見晴らしの良いところに出ます。
その後、トレランの人とすれ違う、あの一台の車の人だろうか、何時から行動しているのだろうか?
高山植物が現れ出すと気持ちの良い道を登ります。
岩場にはナキウサギがいるはずだけど何も声がしない。
天狗?に水場があるはずなので探しながら行くが見当たらない。
前天狗の近くに雪渓があり水汲みに行って見る。
大岩の露岩帯を渡って辿り着き水の滴るところを発見、とりあえず1リットル汲み休憩する。
前天狗のコルの直下に3張り分のテン場があり、そこに食料以外の置けるものをデポする。
まだ、13時なのでニペソツ山への往復することにする。
目指すニペソツ山は花と展望の良い山で独立峰で実にかっこいいです。
山頂は急峻な壁で囲われていてそこには高山植物が群生しています。
登山道はうまく弱点をついて作られており難しい岩場もなく登頂できます。
14時に登頂できたので30分ゆっくり休憩しました。
登山口近辺は携帯の圏外ですが頂上は携帯が繋がります。
前天狗のテントサイトに戻ると札幌から来た2人連れがテントの設営中で幌加温泉からで背丈の高い笹で何度も道迷いして来たそうです。
一人だと思っていたので心強いです。
2人は夜中に出発し頂上で日の出をみるということでした。
朝は3時半には明るくなって来るので5時に出発しました。
ナキウサギは露岩地帯にいるということなのでゆっくりと歩いて探しながら行きます。鳴き声がするということですが全く聞こえません。
ところが近くを見ていると何と目の前にいるのを発見できラッキーでした。
見ているとさっと走って後ろ足で頭を掻いている仕草も見え、それにつられてかもう一匹走って来るのを見れました。
下に着いたら三俣山荘に寄ろうと思うので急がないことにしました。
十六沢登山口近くで、2名の登山者が登って来ました。
来るときは熊にビクビクしていたのですが、帰りはもうあまり会うこともできないと思えるようになりました。
ニペソツは本当に格好いい山なので、百名山にならなくて、かつ昨年の台風のおかげで返って人も入らず、いつまでも自然が残されて良かったのではないかと思います。
いつかまた来て見たいと思う山です。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
kurosukeさん、こんにちは
私も、はるか昔、20年以上前に妻を連れて登りました。
その時は林道が通れたので、十六沢登山口から日帰りでピストンでした。
確かに、100名山にならなくて良かったです。
写真を見ると、今でも当時のままの雰囲気で、変わってませんね。
でも当時は今ほど有名ではなかったので、1日誰にも会いませんでした。
なのでやっぱり登る人は増えているんだなあ、200名山効果かなあ、
とおもいました。
この山、私も忘れられない素晴らしい山です。
特にあの稜線からのピラミダルな山容は私の最も好きな山の一つです。
そして、ナキウサギ!私ももここで会ったのが最初の出会いでした。
その後、大雪の白雲岳とかトムラウシ、十勝岳等で会いました。
どこもみな、だんだん数が減っているように思いますが、
でもここも、人が増えて少し減ったみたいですね。
次に北海道に行くときは私も幕営でゆっくり堪能しようかな。
shigetoshiさん、こんばんは。
ニペソツ山は独立峰で実に格好いいですね、うまく道が作ってあるから登れると思います。
そうでなければ一般登山者には登れない山となっていたと思います。
頂上の岩場に高山植物が一面咲いているのに感動しました。
トムラウシにも登りニペソツ山が望めましたので懐かしく感じました。
次回、北海道にくるとしたらニペソツ山は外せないなぁと思います。
ひと山超えないと登れないというのもいい構造ですね。
日帰りよりも一泊というのが夜、朝を迎えられるのでいいですね。
テン場で一緒だった2人組の1人(ピンクテント)です。
翌朝6時頃戻ると、もう下山してましたね。
私たちも協議の結果、十六ノ沢から7時に下山開始し、13時頃に幌加コースPに無事到着しました。
残りの夏休みを北海道の山々で楽しんでください!
masarin_satoさん、こんばんは。
朝、明るくなったので起きてしまい5時に出発しました。
ガスっていてご来光どころじゃなかったと思います。
下りでナキウサギにも会えました。
おすすめいただいたようにトムラウシに行ってきました。
大雪の全体像を知る上でとても良かったです。
そうですか、下山は十六沢にしたのですね。
下山して三俣山荘に寄ったのですが、道は幌加温泉の道を整備しようとしていると伺いました。十六沢の林道はあれではもう不可能な感じですよね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する