雌阿寒岳(雌阿寒温泉〜オンネトー)
- GPS
- 07:06
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 917m
- 下り
- 910m
コースタイム
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 7:00
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー
|
その他周辺情報 | 【下山後の温泉】 野中温泉 |
写真
感想
雌阿寒岳。
阿寒湖には新婚旅行で訪れていますが、マリモとアイヌを売りにしている観光地という感じであまり良い記憶はありませんでした。
オンネトーにも10年ほど前に紅葉の頃に観光バスで来ていて、山と湖が美しいところという記憶があるもののその頃はまだ山をやっていなかったため、その山の名前すら興味の対象外でした。
時は流れ、ヤマレコのエントリーも270を数え、百名山の一つ雌阿寒岳を目指すことになりました。
宿泊地の阿寒湖温泉からタクシーにて雌阿寒温泉野中温泉へ。オンネトーに行く公共のバスは数年前に廃止となっており、タクシーしか手段が無くなっています。
来てくれたタクシーの運転手さんは北海道の山のガイドもされている方ということで、阿寒岳のことだけでなく、今回の北海道遠征で登れなかったトムラウシ山や幌尻岳のことも話を聞くことができました。
野中温泉に余計な荷物を置いて雌阿寒温泉登山口から、エゾアカマツの森の中を歩き始めます。この頃はまだガスがかかっており、ほとんど眺望がありませんでしたが、運転手さんの今日はだんだん天気が良くなりますという言葉を信じて登ります。
標高差は700m程度であまり長くない間隔で合目標識がありますので気分的には楽なはずですが、二人分の荷物(後述)は楽ではありません。
5合目を過ぎると運転手さんの予言通り青空が見えて来て、岩場を過ぎるともう山頂は遠くはありません。雌阿寒の噴火口、雲海、その向こうに見える雄阿寒岳など見飽きることがありません。そして足元には可憐な白い花が。それが雌阿寒の名を持つ、「メアカンフスマ」だと知ったのは下山後のことでしたが。
山頂からは雌阿寒の火口湖である赤沼や火口の向こうには阿寒富士が見えます。しばらく休憩していると眼下には阿寒湖も見えて来ました。
下山は阿寒富士側に回り込みます。阿寒富士の圧倒的な姿が徐々に大きくなって来ますが、「富士は見るもの」というわけで、オンネトー側に下山することにします。
慎重に下山してオンネトーの野営場に到着。オンネトーの縁を通って約一時間で野中温泉に戻りました。
野中温泉のお湯は硫黄臭が強い、いかにも温泉、という感じのお湯でした。
新婚旅行から時を経ること30年。
妻と二人、絶景を楽しみ、安全に登山ができて、思い出に残る山行になりました。
yoshiyan妻の個人的な感想
今回の三週間に及ぶ北海道登山旅行を目前にして膝蓋骨骨折してしまいました。二年前からの変形性膝関節症を筋トレでほぼ克服でき、磐梯山や両神山などに登れるようになり、北海道の登山へ準備していた矢先、失意のどん底で、ギプスと松葉杖になりました。
かかりつけ医の迅速な対応と整体師の治療と、通っているプールの常連の皆様の励まし、特にプールと病院の送り迎えをして下さったプール仲間のKさん、本当に有難うございました。北海道旅行しながら毎日リハビリ運動し、少しずつ脚力が回復しましたので、骨折後1ヶ月経ったので、雌阿寒岳に登ってみました。ずっと足元に注意してゆっくり確実に、特に下りが恐る恐るでしたが、無事に登頂できました。
二人分の荷物を背負ってくれた主人にも感謝します。
下山後しっかりアイシングして、膝の水を引かせるリハビリ運動をしました。
残り一週間大雪山で過ごします。私も旭岳黒岳の縦走をしたいですが、またの機会の楽しみとします。
皆様の励ましのお蔭で、雌阿寒岳に登ることができ、良い記念となりました。有難うございます。
yoshiyanさん初めまして。
同じ日に雌阿寒岳に登りました。レコを読んでちょっとほっこりした気分になりました。北海道遠征直前に、怪我をされた奥様と二人、一緒に登れて良かったですね。
この先を考えたら、下肢の怪我は長引きますので無理をなさらぬようにお過ごしください。この先もお二人で北海道を楽しんで、素敵な思い出を作ってくださいね。そして幌尻もトムラウシもいつか登りに来て下さい。
oto750さん、コメント有難うございます。
登山を始めるまでは旅行が趣味で北海道へも何度か訪れましたが、
登山を始めてから、一昨年にニセコに行き、印象がガラリと変わりました。
今回の3週間の北海道も滞在する先々で温かな人情に触れました。
学生時代に暗記しただけの知識が
実際に山や海の地形を見て、雲や霧や風の流れを感じ、
またビジターセンターで地質や歴史を知りました。
広大な北海道を電車とバスとタクシーで移動して山に登り
また遠くない日に訪れたいと思います。
膝の怪我にお気遣いいただき有難うございます。
しっかり治療していつまでも登山できるように頑張ります。
oto750さんに励ましていただき感謝しています。
有難うございます。
yoshiyan妻
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