磐梯山 表登山口より裏磐梯へ
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- GPS
- 08:56
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,490m
- 下り
- 1,342m
コースタイム
- 山行
- 6:58
- 休憩
- 1:49
- 合計
- 8:47
天候 | (午前)曇り時々晴れ (午後)晴れ 磐梯山山頂付近だけ雲がかかってました |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
猪苗代駅からタクシーで猪苗代スキー場駐車場に戻りました。 バスは猪苗代駅まで1,020円 タクシーは猪苗代駅からスキー場駐車場まで1,950円。 結構かかりました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・表登山口〜天の庭 スキー場よりスタート。 ゲレンデを直登も出来るようだが登山道を登る。 天の庭以降は山道らしくなるが、そこまでの1時間は単調で退屈。 ・赤埴山〜稜線分岐 天の庭から分岐を赤埴山へ進むと30分程で山頂に着く。登る人が少ないのか草ボーボーである。 赤埴山からは磐梯山の他の二つのピークである櫛ヶ峰と磐梯山山頂、猪苗代湖が良く見える。 赤埴山を降りて登山道に復帰し、しばらく進むと沼の平へ。徐々に眺めも良くなる。危険箇所無し。 途中渋谷登山口からの道と合流する。 ・稜線分岐〜櫛ヶ峰 分岐を櫛ヶ峰方面に進むと川上登山口への道となる。火山らしい荒々しい絶景が広がる。 櫛ヶ峰はしっかりした登山道は無く、山頂を目指す場合薄い踏み跡を頼りに登る事になる。 ザレた急斜面は落石注意、北側は絶壁で滑落注意。 山頂に標識などは無く火山監視のカメラのみだが、草原が広がり不思議な光景だ。 ・稜線分岐〜弘法清水 分岐をとって返して山頂方面へ。 山頂までは45分ほどだが、弘法清水に小屋が二つあり、軽食や売店があるので休憩に良い。 少し手前にも黄金清水があり、2箇所とも水場になっている。 山中トイレは無いが、弘法清水には携帯トイレを使うブースがある。 一番賑わう八方台登山口からの合流地点でもある。 ・弘法清水〜磐梯山山頂 道は細く、大変混み合い行き違いの渋滞が発生するる。 山頂では翁島登山口からの道も合流する。 ビックリな事にここにも売店がある。 晴れていれば360度の大パノラマらしい(雲で見えず) ・弘法清水〜銅沼〜裏磐梯スキー場 見所の銅沼までは山頂から1時間40分程かかる。 この日は数日前の大雨の影響で登山道はグチャグチャのドロドロ。 下りは意外に急なので滑らないよう注意。 八方台登山口方面との分岐がある(中の湯温泉跡付近) 途中何度か樹林の間から五色沼や噴火壁を眺められる。 銅沼手前に登山者カウンターがある為ここ迄が登山道扱いのようだ。 銅沼以降はなだらかな道となる。 |
その他周辺情報 | 湯郷 布森山(大人700円 土日21時まで) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ポール
|
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感想
久々にに日本全国晴れ予報!
表登山口から裏磐梯に抜けるロングコースに挑戦しようと、気合いを入れて猪苗代にホテルを取り前泊した。
猪苗代に来たのは8年ぶりくらいか。前に来たのは登山を始める前で磐梯山に関する記憶はない。
前日土曜の猪苗代は良い天気で、明日の天気にも期待が持てたのだか、朝5時半に起きて準備をしていると雲が多く微妙な天気…
今日は猪苗代スキー場からスタートするのだが、ここまでのバスはスキーシーズンにしかない為 下山予定の裏磐梯側から戻ってくるにはバスとタクシーを併用するしか無い。
表登山口は猪苗代スキー場から開始。
駐車場には5台ほどの車があるが、晴れ予報の休日の百名山にしては少ないな…と。
ゲレンデ横の登山道は其れ程斜度は無いが、ハッキリ言って単調で面白みのない道だ。
スッキリ晴れて入れば猪苗代湖などの眺めが良いかも知れないが…
1時間ほど登りいい加減飽きて来たところでスキー場を過ぎ、登山道らしい道に変わり始める。
ここに登山者カウンターもあった。
今回は時間に余裕もあるので広義の磐梯山である磐梯山主峰、櫛ヶ峰、赤埴山の3つのピークを全て踏む予定。
曇り空に盛り上がらない、人の気配の無い道を孤独に進む。
最初のピーク、赤埴山へは1時間半ほどで着いた。
猪苗代湖方面の眺めがよく、磐梯山も間近で見えるが、雲が多く残念。晴天時は気持ち良い眺めだろう。
赤埴分岐から赤埴山山頂への道は短いが草木をかき分けるような場面もあり、あまり人が来ていないかの様な雰囲気が。
赤埴山から登山道に戻り沼の平へ進むと次第に晴れ始め、櫛ヶ峰や磐梯山も近づき風景も変化に富んできた。
途中駐車場で自分の後に来ていた二人組登山者と出会う。赤埴山に寄り道した時に抜かれたようだ。
この日初めて他の登山者と会ったが、新潟から来たという彼らも磐梯山の人の少なさ、道のつまらなさを不思議がっていた。
「百名山だからもっと混んでるかと」「道も面白く無いですよね〜」
などと話していたのだが、実は初めて磐梯山に来た彼らも自分も知らなかったのだ。
磐梯山で一番人気なのは2時間で山頂に辿り着ける八方台登山口であり、此方は朝7時には駐車場は満車になる盛況ぶりだったらしい。
自分らは山頂まで4時間半かかる人気の無いコース歩いてたのね…
実際稜線が近づくと景色は激変し、火山らしい荒々しさ、五色沼方面の湖沼の展望が美しく掌返して絶賛してしまった。
いやー磐梯山良い山だね。
稜線に出ると今までとはうって変わり数多くの登山者の姿が。
予定通り櫛ヶ峰を目指す為山頂方面とは反対方向、川上登山口方面に進む。
川上方面からの登山者に櫛ヶ峰について聞いてみるが、道は無いし入り口にもロープが張られている、立ち入るかは自己責任…と言われ少しビビる。
自分の目で見てみると途中までは踏み跡が鮮明だが、その後は道が見当たらないような…
入り口付近で休憩しつつ少し思案するが、30分ほどで山頂の様だし無理そうなら引き返せばよいか、と覚悟を決め出発。
実際ネットなどで見た情報どおりザレた足元は気をつけていても石を蹴落としてしまい、後続の登山者がいる場合などは注意が必要だ(この時は他に誰も登山者なし)
北側斜面も絶壁で、あまり端に寄らないほうが安全だろう。
中間地点付近は斜度がきつくなり足元も緩いので登りにくい。
この時は好天だった為比較的難易度低めだったと思うが、悪天候に上るのは絶対に避けたほうが良いだろう。
山頂に着くと話に聞いていた通り草原が広がり花が咲き乱れていた。
登っている途中では想像もつかない光景だ。なんかご褒美をもらった気分。
しかし山頂は非常に虫が多く難儀した。
(ちなみに下から見えていた人工物っぽいものは火山活動監視のカメラだった)
自分の後登ってきた地元の方らしい男性が言うには「ここに来るのは地元の人くらいだから珍しい」とか。
男性曰く川上登山口への道が眺め、自然ともに素晴らしいので次は是非試してみてくれとの事。
急で崩れやすい下りを慎重に降り、次は磐梯山山頂へ。
ここからはそれほど急ではなく、危険箇所も無い。人も多いので安心感もある。
途中に黄金清水、弘法清水と二つの水場があり、弘法清水には小屋が二つある。
売店があり軽食や休憩が取れるのでここで飲料を補給しつつしばし休憩。
(磐梯山の登山道にはトイレが無いが、ここに携帯トイレを使うトイレブースがあった)
途中すれ違った地元の男性(その2)の話だと、最後の山頂までの道はなかなか急らしい。
休憩を終え登り始めるが、ここからは一番たくさんの登山者が使う八方台登山口からの道と合流する関係上かなりの混雑。
登りも下りも人が多く、道も細く斜度もある為渋滞が多発する。
それほど長くないのが救いだ。
山頂は大混雑で表登山道の静けさとのギャップが凄い。山頂にも売店があったのは驚いた。
山頂は360度の大展望のはずだったが、櫛ヶ峰を下る途中から雲に包まれ始め、眺望ゼロ。
時間に余裕があるので昼飯を食べながら40分ほど粘る。
時折雲が薄くなり猫魔スキー場や猪苗代湖が見えたりしたが、山頂がスッキリ晴れる事はついぞ無かった…
櫛ヶ峰寄らなければ晴れの山頂に立てたかも…残念…
帰りのバスの時間もあるので下山開始。
下山は銅沼経由で裏磐梯スキー場へ降りる予定。
銅沼までは樹林下の道を行く。
数日前の大雨の影響で道はドロドロ、道が小川と化している場所も。
下りは少し急だが午後1時位から天気も回復し、時折木々が切れて見える噴火壁や湖沼の眺めを楽しみながら進めた。
銅沼は裏磐梯の眺めを堪能できるスポット。
少し手前に登山者カウンターがあったので、裏磐梯スキー場の登山口から銅沼までは登山道ではなくハイキングコース扱いなのだろうか。
裏磐梯スキー場からバス停までは少し距離があるが、40分程で着いた。
バスは本数が少なく、1時間待つ羽目になったが物産館で暇をつぶし15時51分のバスに乗る。
五色沼までのバスは非常に混み、立ち客がバスのタラップまで詰め込まれる程。
一方乗り換えた猪苗代駅行きのバスはガラガラ…
猪苗代駅から車を置いた猪苗代スキー場にタクシーで戻ったがバスと合わせて3,000円は痛い出費だった。
表から裏に抜け、3つのピークも制覇し予定通りで満足感はあるが、今度は川上登山口への道を試してみたい。
それと雲のない山頂の眺めを見てみたいものだ。
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