クズバ山(標高1,876m) 展望は霧で持ち越し
- GPS
- 05:33
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 1,345m
- 下り
- 1,343m
コースタイム
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
工事車両が多く狭い道のすれ違いに注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・立山川の橋が8月から修理中との情報で中山経由としたが,すれ違った人から橋は治ったとの情報があり。中山往復の予定だったが帰りは東小糸谷経由で戻る。 ・頂上まできれいに下草刈りがされていた。 ・当日は標高が上がると霧で湿度が高く、岩・根・落葉など滑りやすい要素満載。登りも下りも神経を使った。 ・核心部は標高1400mの固定ロープが連続する急坂と標高1800mの右が切れ落ちた急坂(固定ロープあり)の二か所だと思う。自分的には標高1400mの方がきつかった。 ・急登が続くが距離が短いので、なるべく休憩を取らず標高を稼ぐようにした。 特に、下りはGPSで標高を確認しながら数減らしとなる。 |
その他周辺情報 | 食事、宿泊は馬場島山荘。 温泉は上市のアルプスの湯が近い。 |
写真
感想
台風15号が本州の東方に停滞。
天候を予想するのは至難の業であった。
こうした状況では近場で行き先を定めるしかなかった。
今回は、いろいろとテストする装備があったので、それも考慮して、
勾配がきつそうだがクズバ山に行ってみることにした。
ヤマレコでの情報によると立山川にかかる橋が流され工事中との情報。
立山川の渡渉が困難なようなので中山往復のつもりで車を走らせる。
5:30前に中山登山口に到着。一番乗りだ。
天候は曇り。眺めが悪ければトレーニングと割り切る。
今回は新しいザックのテストを兼ねている。
52Lの容量があるので、余分に荷を用意してきた。
水1.5L、ラーメンセット、厚めの雨具など入れてきたがまだ余裕があった。
5:30過ぎにスタート。中山への登山道は数年ぶりだが歩きやすい。
まずは標高1100mまでの連続した坂道を乗り切る。
広葉樹の中を高度を上げると次第に立山杉が姿を見せる。
久しぶりに登山靴も履いてきた。
標高1100mに近づくと見通しの良い広場に出る。
さらに進むと大きな石と標高1100mの案内板がある。
ここを過ぎると一旦平坦になり東へ向かう。
次第にガスもかかってきた。
ガスの中に映る立山杉は実に神秘的だ。
緩やかな坂を詰めると6:32 中山(標高1255m)に飛び出す。
今回は通過点。水分補給をして先に進む。
周囲は霧の中で展望なし。
クズバ山の登り口まで標高で100mほど下る。
赤いテープと中山の案内板が目印だ。
6:47 クズバ山への登山道に入る。
草が刈ってあり快適に進む。標高1200mを過ぎると勾配が増してくる。
ガスのため草木に露が付き登山道も湿っぽい。
登りではあるが、濡れた木の根や草、コツの着いた岩でかなり滑りやすい。
綺麗に刈られているので掴む枝がない。下りが気にかかる。
木の階段の区間を過ぎるといよいよ固定ロープのある急勾配の登坂が二か所続く。
ガスで見通しが利かないこともあり心拍数が上がる。
足場やバランス感覚も気にかかりスピードが上がらない。
黙々と登る。坂がきつい分、標高がすぐに獲得できる。
標高1600m手前から坂が緩くなり歩きやすくなった。
草刈りしてあり綺麗な道が続く。
狭い稜線に出てくるとガスがかかっているが空が明るくなる。
倒木を乗り越えたりする箇所は幾つかあったが大きな障害は無かった。
標高1700mを超えると狭い稜線歩きとなり、霧が切れ見通しが良くなってきた。
みせかけのピークを幾つ超えると標高1800mに達する。残りわずか。
最後のピークにかかるところで、右が切れ落ちた岩の斜面が出てくる。
固定ロープがあり、慎重に登ると真っ直ぐな急登となる。
ここも固定ロープがあるが足場を固めて少しずつ登る。
そこを過ぎ、暫く上がると広い頂上に飛び出す。
頂上には三角点しかない。展望は利かず霧の中だ。
下りに備えて、おにぎりを二個食べ、カレー飯を作り時間をつぶす。
天候は回復しそうにないので下りにかかる。
下りに備えてストックを一本使うことにした。
標高1800mのトラバース気味の坂は固定ロープを使って降りる。
下りは濡れているので慎重に進んだが数回尻餅を付いてしまった。
やはり濡れているときに来ると苦労する道だ。
湿った草は良く滑った。掴める枝も少なく慎重になった。
距離が無いのでどんどん標高の数値は小さくなった。
標高1600m辺りで二人組とすれ違う。
東小糸谷から来たようで、橋は問題なく通れるとのことだ。
こちらも中山から東小糸谷へ変更だ。
さらに下ると猿の群れと遭遇。
威嚇してくるのでホイッスルを鳴らして進んだ。
標高1400mの固定ロープのある坂は濡れていて厄介だった。
さらに下にある木の階段が終わるとすぐに分岐点だ。
右に曲がり東小糸谷を下る。
途中、三回、沢を渡り立山川の河原に出る。
立山川にはきちんとした橋があった。
馬場島山荘前の駐車場は満車。
馬場島を過ぎ、11:00過ぎにゴール。
伊折を過ぎる頃、本格的に雨が降りだした。
その後、平野部に出ると晴れ間が広がる。
このコースは乾いていて、眺めが良いときにもう一度訪れたいコースだ。
食料)
おにぎり 1個(出発前)
おにぎり 2個
カレーめし 1個
ゼリー 1個
水 500cc
スポーツドリンク 400cc
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