剱岳(早月尾根)日帰り
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- GPS
- 14:06
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 2,400m
- 下り
- 2,391m
コースタイム
天候 | 晴、薄雲 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
兎に角歩き難い! 樹林帯も根っこゾーンや岩々ゾーンなど不規則に出現、何か他の山と違い歩きにくかった。 特に下り |
写真
感想
北アルプス「剱岳(早月尾根)」日帰りソロ登山
登山日2017/9/22
標高2,999m
累計登り約2.500m(高低差約2,250m)
水平移動距離15.7km
お休みを頂き、22日に憧れの剱岳に北アルプス三大急登且つ登山口からの高低差富士山登山口を凌ぐらしい?日本一の早月尾根登山道からの日帰り登頂にチャレンジして来ました。
自宅金沢からは一番近い北アルプスなので当然関心は高かったのですが、かなり危険な山との先入観(実際そうでしたが)や長距離の急登且つ山頂付近は鎖場が多数あるため、敬遠していたのですが、色々調べるうちに鎖場は何とかなると確信を得て今回のチャレンジに臨みました!
このルートは長丁場の急登で身体が疲れきった後に鎖場の更なる急登があり、昨年も滑落して亡くなった方がいるため、
・意識してかなりゆっくり歩く
・標高200m毎にアミノ酸、クエン酸を摂る
・駄目だと思ったら引き返す
等の決め事を設け万全を期しました。
往復標準タイムが15時間以上の通常1泊コースのため、夜中3時から登山開始、初のナイトハイクで少しおっかなかったですが、登り始めるとそんな事考える余裕もなくなりました。物好きな連中が他に3組ほどいましたし(あっと言う間に抜かれ見えなくなりましたが。流石健脚揃い。それとも登山者の幽霊か?)。
道迷いするコースではないのが救いでしたが、これまでの山と比較すると変化が不規則で実に歩き難いくいし、樹林帯移動中は真っ暗なので慎重に進みます(満点の星と富山の夜景が綺麗に見えたのが救いです)。
ほぼ登山口から1,000m標高を上げた1,800m付近で夜明け、朝焼けがとても綺麗でしたが、まだ1,200m標高を上げないとと思うと気持ちは盛り上がりません。兎に角先をゆっくりと急ぎます。
ようやく標高2,200mの山小屋に到着、ヘリポートからの360度の見晴らしサイコー!
ただ山頂は遥か彼方にみえますが^_^;
標高2,400mを超えるとギザギザ尾根を登ったり、巻いたりの繰り返し、森林限界点を超えると高度感抜群の箇所が増えてきます。これ落ちたら死ぬなーとか考えつつ、先へ進みますが、徐々に蓄積された疲労が膝にきます。
いよいよ標高2,800m、そり立つ200mの巨大で威圧的な岩壁に圧倒され恐怖感を覚えます。
この辺りからは鎖場が連続、烏帽子岩、獅子頭、カニのハサミと言われる難所が待ち構えますが、技術的には下調べしていた通りで別山尾根と比べ大したことはなかったです。
ただ、やはり身体が疲れきっているので、兎に角慎重に進みます(落ちたらやはり死ぬ様な場所でした^_^;)。
最後の鎖場を登ると有名な標識がやっと見え、「ヤッターー!」と心の中で叫びました(疲れきって声も出ません)。
無事山頂に到着、遥か上空に薄雲が出てましたが、周りの北アルプスオールスターズは無論、南アルプスから白山、富士まで綺麗に見えるサイコーのご褒美付でした^o^
下山の事を考えるとかなり憂鬱でしたが^_^;
しかし山はやはり下山がキツい。死ぬ程長い行程を膝をかばいながらほぼ想定通りの計14時間で無事何とか下山、達成感半端ないハイクとなりました。
しっかしほんま疲れた〜。
今日は一日ボーっとします。
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