谷川岳【一ノ倉沢中央カンテ、湯檜曽川本谷、白毛門沢】
- GPS
- 80:00
- 距離
- 29.7km
- 登り
- 2,191m
- 下り
- 2,244m
コースタイム
行動記録
4:50 一ノ倉沢BC発 行動開始
5:30-5:50 WR30m
6:40 中央カンテ取り付き
7:00 登攀開始 St 30/30/40/25/25/30/40/45/30m 9P
11:50 中央カンテ終了点
12:10-12:25 WR40/20m 2p
13:10 南稜6ルンゼ懸垂開始点 WR 20/15/15/30/45/50 6p
14:40 南稜テラス
15:10 中央稜取り付き
15:40-16:10 テールリッジ下部WR 20/20m 2p
16:50 一ノ倉沢BC
9月5日 晴れ
5:00 一ノ倉沢BC
6:30 武能沢出合い 入渓
9:10-10:10 10m滝St50m 1p
11:20-12:00 2段40m大滝St30/20m 2p
12:10 峠の沢出合
12:35 旧国道合流
15:45 一ノ倉沢BC
9月6日 雨
停滞
9月7日 雨
4:00 BC出発
4:50 登山指導センター
5:40 入渓
6:00 ハナゲノ滝
6:20 白毛門沢出合い
7:00-7:00 休憩
8:15 タラタラのセン
8:50 大岩前
9:20 二俣
10:35 白毛門山頂
12:50 登山口
天候 | 晴れ、雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
一の倉沢出合より電動バスを使い、谷川岳ロープウェイへ(運賃\500) |
写真
感想
・井熊、太田、川村それぞれが上級生として独立した登山者を目指してレベルアップすることで、パーティーとしての総合力を上げようという狙いがあった。
⇒太田については岩登り、沢のトップ、リーダーと3本こなすことができ、成果としても狙い通りの十分なものがある。川村は白毛門沢1本にとどまったが、トップとして学びが多く、自信もついたことと思う。井熊については剱岳南壁で起こったものに近いような要素を含んだミスが出ており、成果としては不十分と言わざるを得ない。
太田、川村⇒沢登りを中心にして引き続き総合的な実力の底上げを行い、積極的にトップを任せていく。⇒2月の長谷川引退後の雪山へとつなげる狙い。
井熊⇒再びミスをカバーしなければならないと思われるが、具体的な計画については未定。西表において実質的なリーダーとして、長谷川の下で判断諸々を任せることとする。
9月4日 晴れのち曇り
前夜のうちに長谷川、太田の2名で一ノ倉沢出合いへ前入りする。出発が遅くなったため、4時間しか寝れなかったが、夏1ぶりのアルパインということで気合が入る。勝手知ったるということでまだ薄暗い中の一ノ倉沢を詰めてゆくが、ヒョングリの滝前でなんと巨大な雪渓が出現した。しかもブリッジ状にもなっておらず、乗っかりながら進んで行くしかないようだ。少し逡巡した後、ルートを決めて雪渓に上がってヒョングリの滝を越える。30mほど懸垂をした後テールリッジに取り付くが、シュルンドが深く開いていたため正規のルートに取り付くことができず、だいぶ左側からのスタートになった。恐怖のトラバースをロープをFixして越え、予定通りテールリッジを詰めて中央稜取り付きから中央カンテ取り付きへ。長谷川オールリードで1P目は折り返しのトラバース、そこからは脆い掘銑元蘢度の登りが続く。核心は+らしいが岩は硬く残置も多いので思い切って登っていける。太田はだいぶ苦戦していた。
下降は終了点の対岸の凹角を空中懸垂し笹藪をトラバース。6ルンゼの懸垂開始点は少しわかりにくい。あまり上がりすぎずに探したほうがいいだろう。6ルンゼ〜南稜を下降してBCまで。
9月5日 晴れ
前夜に井熊を加え、湯檜曽川本谷の遡行を行う。虹芝寮前を通り、林道をてくてく。
9月6日 雨
停滞
9月7日
白毛門沢遡行
まだ日が出ないうちに林道を下り登山指導センターへ。登山指導センターで沢用の装備に着替え、明るくなるとともに白毛門沢の遡行を開始した。白毛門沢は前日の雨で少々増水しており、流れが強いように感じた。初の上級生無し山行という不安の中進む。ハナゲノ滝を越えると白毛門沢の出合へ。白毛門沢には所々に大きな倒木が流れ着いたかのように溜まっていた。鉄砲水が心配な中、今回の核心であったタラタラのせんの高巻きを行う。事前調査のおかげで巻きすぎることなく高巻きを終えることができた。雨が降り始める中、詰めへ。白毛門沢の詰めは傾斜が強く高度感があり疲れた。濃いガスのためコンパス頼りの詰めであったがしっかりと白毛門の山頂に出ることが出来た。下山では初の上級生無し山行を、何事もなく成し遂げたという安堵感から所々滑り、コケかけてしまった。何とか集中力を立て直し1時間程で先輩達の待つ駐車場へ下山。
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