平ヶ岳(鷹ノ巣登山口より往復)
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- GPS
- 11:06
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 1,804m
- 下り
- 1,802m
コースタイム
- 山行
- 10:45
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 11:06
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■樹海ラインは一車線の見通しの悪い道路のため対向車に注意 ■鷹ノ巣登山口にはバイオトイレあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
■鷹ノ巣登山口〜下台倉山 切れ落ちた細尾根の急登。鷹ノ巣コースの核心部分。特に下りは慎重に進む必要あり。800m近く高度を上げるため、平ヶ岳までの半分以上はここで稼ぐことになる。 ■下台倉山〜台倉山 アップダウンを繰り返しながら緩やかに高度を上げていくが、登山路は引き続き細尾根の上なので注意。復路で登り返しが繰り返されることになるため辛い。 ■台倉山〜白沢清水 あまり起伏がない縦走路のような区間。泥濘と木道あり。台倉清水〜1751ピーク間に倒木が二ヶ所あり、迂回が必要。 ■白沢清水〜姫ノ池 えぐれた箇所のある急登。ザレた細い部分は慎重に。ここが頑張りどころ。 ■姫ノ池〜平ヶ岳 一旦下り、緩やかな登り。階段が整備され、山頂直下は木道。 ■平ヶ岳〜玉子石〜姫ノ池 湿原保護のためしっかり木道が整備されている。一部崩壊している区間があるので注意(現在取替え中の模様) |
その他周辺情報 | 銀山平温泉 白銀の湯 ¥650 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
靴
ザック
昼ご飯
行動食
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
ストック
カメラ
飲料
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感想
年に数回しかない週末の快晴に、100名山日帰り最難関の一つ、平ヶ岳に行ってきました。長丁場となることから、体調を整えるため、前日の夕方には鷹ノ巣登山口に到着して車中泊。鷹ノ巣までの樹海ラインはすれ違い箇所はあるものの基本一車線なので対向車に注意が必要でした。往路では3回ほどすれ違いがありました。ある意味今回の登山の隠れた核心部分だったかもしれません。
往復12時間を想定して暗くなる前に帰還するため、4時半には出発。登りに入ってからすぐに、まだ夜明け前からやせ尾根の急登が始まりました。まだ暗いうちだったので、高度感は感じませんでしたが、慎重に進みました。下台倉山まで800m近く一気に高度を上げるので、序盤から脚に堪えました。台倉山からは起伏の少ない道に変わり、縦走路のような感じになり、平ヶ岳往復も縦走路だと思ってペース配分などを考えることにしました。
とは言え、姫ノ池への急登では足を上げるのも辛くなってきましたが、何とか辿り着くと、そこは天空の楽園。見たかった平ヶ岳と池塘のコラボが目の前に現れ、感動しました。鷹ノ巣からの静かな登山とは違い、姫ノ池まで来ると一気に登山者が増え、多くの人はプリンスコースで平ヶ岳に登っているようでした。ここまでくれば平ヶ岳山頂まではビクトリーロード。山頂直下からは木道が整備されており、程なく山頂に到着。
平らな山頂付近からは、今日1日ずっと見えていた燧ヶ岳に加え、会津駒ヶ岳、至仏山、武尊山、女峰山、日光白根山、皇海山などが遮るものなく、一望することができました。さらに遠くには富士山も望むことができました。折角なので最高点まで行ってみました。こちらからは、さらに越後三山、浅間山、八ヶ岳、南アルプスまで望めました。山頂付近とは違い、静かに眺望を堪能することができました。
ここまで来れば、もう一つの平ヶ岳名物、玉子石を見ないわけにはいきません。少し離れたところにありますが、木道を30分ほど歩くと着きます。上から見ると上の石しか見えませんが、少しだけ下に降りると、2段重ねの姿が見てとれます。長年の風雪による浸食で造られたのでしょうが、どうしてここの岩だけがこうなったのか、不思議に思います。風化が進めば、いずれはハンプティダンプティのように下に落ちるのでしょうが、できるだけ頑張ってもらいたいです。劣化を防ぐためにも、登山者には見るだけで、触れないようにした方が良いと思いました。
下りは台倉山から下台倉山にかけてのアップダウンや下台倉山からの激下りもあって、ペースが落ち、とても長く感じましたが、15時半過ぎには無事に帰還することができ、明るいうちに戻ることができました。距離は長いものの、標高差の少ない長い尾根部分があるため、朝早く立ち、ペース配分を間違えなければ、十分日帰り可能と思いました。紅葉はもう少しという感じでしたが、草紅葉はピークでしたので、憧れの平ヶ岳と池塘のコラボの風景も映え、一度見てみたかった玉子石もゆっくり鑑賞することができ、大充実の山行となりました。
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