浅間山(車坂峠〜黒斑山〜蛇骨岳〜仙人岳〜Jバンド)
- GPS
- 05:28
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 933m
- 下り
- 922m
コースタイム
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 5:27
天候 | 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ビジターセンターの道路を渡った所が登山口、登山ポストあり。 車坂峠からトーミの頭までは2つコースがあって、車坂山を通る方はアップダウンがある。北寄りのルートの方が楽。 コース中、火山館にトイレがある。 Jバンドは落石注意 |
その他周辺情報 | 高峰温泉で日帰り入浴できる。 ビジターセンターで売っている嬬恋の野菜はとても美味しい。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
時計
サングラス
タオル
カメラ
ヘルメット
トレッキングポール
エマジェンシーシート
手袋
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感想
天気が良く、標識・登山道が整備されていて歩きやすくスイスイと登れた山行よりも、悪天だったり、道に迷ったり失敗した山行の方が思い出に残ることがある。
6時前登山開始。登山口を探しながら舗装路を真っ直ぐ歩いて行く。雲海がきれいで感動していると「なんとGPSウォッチがゴールを指している!」。登山道と反対方向に行ってしまったのだ。間違えに気づいて道を引き返し20分強ロスする。「素晴らしい雲海が見られたから得した」と思うことに。
結局、登山口は駐車場の真ん前。なんで気がつかなかったのか不思議(トイレもビジターセンターからだとわかりにくい所にある)。
6:27改めて車坂峠登山口(1973m)から登山開始。いきなりかなり急な登りになる。コースを設定したときは急な登りはなかったはずだけどと思って標識を確認する。GPSが100mほどずれているのが気になっていたのだが(帰りに設定したのと別のコースを歩いていたのがわかる)地図を見ると車坂山(2055m)を通ってトーミの頭へ行く道があるのでそのまま登る。車坂山から下って登っるので「帰りに登るのは嫌だなぁ」と思っていた。石がゴロゴロしたガレ場を登って槍ヶ梢を過ぎると標識がある。車坂峠へのルートが2本あることがわかる。しかももう一つの方が2kmで0.3km短い。帰りにはそっちを通ってみようと思う。
車坂峠から1時間ほどでやっとトーミの頭(2320m)に到着。トーミの頭は名前通り、正面に浅間山の全景、遠くにこれから登る黒斑山〜Jバンドまでよく見える。
トーミの頭からすぐに草すべり分岐がある。草すべりはかなりの落ち込みに見える。滑りやすい急傾斜なので登りの方が良いと判断して時計回りの周回ルートを選ぶ。
黒斑山までは見た目はかなりキツそうだが、登ってみるとたいしたことなく10分ほどで今日の最高点黒斑山山頂(2404m)に到着。見た目だとここから岩の外輪山の尾根でアップダウンが厳しそうだと思えるが……。歩いてみるとたいしたことはない。黒斑山からは正面に大きく浅間山が見える。この時点ではガスも雲もかかっていなかった。
尾根に出ると景色の変化があるので楽しく歩ける。この日は若干風がきつかった。止まると寒いので、あまり休憩をとらずにさっさと歩く。
8:07 岩山の蛇骨岳(2366m)、白い砂が印象的な仙人岳(2320m)と写真を撮りながら次々と変化する景色を楽しみながら歩く。仙人岳の手前で雲が千切れて飛んでいった。
蛇骨岳〜仙人岳の辺りは、コース取りがわかりにくい。岩を登っていくのか、巻いていくのか、何度か迷った。
仙人岳を過ぎると、右側の崖が切り立っている。覗き込むと足がすくむほど。
その崖沿いの道を降りていくJバンド(2254m)に到着。崖が崩落していて、大きな落石がゴロゴロしている。分岐でヘルメット装着。落石怖い! 下るのは見た目ほど難しくはなく。浮き石を踏まないように行けばさっさと降りられる。150mほどで大平原に下る。
どこか違う星に降り立ったような景色。反り立つ浅間山を下から見る。山頂まで登ってみたいなぁ。
ガスが登ってきているのでほぼ平らで歩きやすい道を早足で行く。
賽の河原分岐から先はロープで塞がれ「立ち入り禁止」となっている。なんとなく行けそうだなとも思ったが、バカは出来ないので火山館へ向かう。
湯の平分岐を南へ行って、浅間火山館(1990m)に到着。想像したのと違っていてログハウス風の山小屋。中で管理人らしき人がTVを見ていて、「山小屋として営業しているんですか?」と聞くと「火山館は防災施設」との答え。とても立派な防災施設があって感心する。
テラスのテーブルでお稲荷を食べていると浅間山荘から登ってきた二人(それぞれソロ)が来る。天気が悪くなってきたこととか情報交換をする。
その後で九州から来たトレランの人と草すべりは一緒に登ることに。草すべりは予想通りの急登、しかもコース上に枯れ草が落ちていて滑る。登りで良かった。ストックに力を込めて30分ほど高度差300mを汗をかいて格闘。途中で雨が降ってくる。
10:40 トーミの頭に戻ってきた。ここで九州のトレランの人と別れて、車坂峠へ向かう。
分岐で上だけレインウェアを着て、行きと違うコース(北寄りのルート)を取る。傾斜が緩くて楽だぁ! 雨が強くなってきているので土で石の少ないコースはすごく楽ちん。GPSも正確にルートをトレースしている(最初からこのコースを設定していた)。登山道の感じから雨の越後駒ヶ岳を思い出す。登り返しはなくダラダラと下ってあっと言う間に高峰高原ビジターセンター駐車場に帰ってきた。最初からこっちのルートを通っていれば楽だったと思うけど、「行きと同じで違うコースを通ったので得した」と思うことに。
浅間山は、深い森からゴツゴツした岩の活火山の男性的な景観、天気も薄曇りから雲の上、ガス、雨など変化が楽しかった。面白いオジサンとの出会いもあって、印象に残る山行になった。
ビジターセンターは1Fに資料館、2Fにカフェとスポーツショップ?などがあって、お土産も売っている。お土産にキャベツを買っていきたかったのでスタッフに訊くと、ちょうど嬬恋の農家の方がそこにいた。雨が降ってきたので店じまいしてしまったそうだ。
クルマから出してもらって、キャベツ、白菜、トマト、トウモロコシを買う。トマト味見したら甘くて美味しかった。
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