那須 三本槍岳〜大峠 〜山の向こうの紅葉回廊〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,295m
- 下り
- 1,292m
コースタイム
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 9:05
天候 | 快晴のち曇り 風 稜線上ではややあり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・無料、トイレあり。 ・峠の茶屋県営駐車場まで徒歩30分〜40分ほど。 ※峠の茶屋県営駐車場は、午前6時過ぎの時点で満車、待ちが発生しておりました。 ※大丸駐車場も午前6時半の時点でほぼ満車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【大丸駐車場〜峠の茶屋県営駐車場〜峰の茶屋避難小屋】 ・那須岳ロープウェイ乗り場までは道路の横断がいくつかあります。カーブ+車側も 人が居るという意識がない、でとても危険です。ご注意を。 ・よく整備された道。 ・森林限界を抜けた先は、強風であることが多々。峰の茶屋避難小屋付近も強風の名所。 【峰の茶屋避難小屋〜朝日岳(の肩)〜清水平〜三本槍岳】 ・朝日岳までの登りは、岩場・危険箇所あり。強風のときはとくに注意。 ・熊見曽根分岐の前後も強風地帯。道としては安全。 ・北温泉分岐の先の緩やかな下りに歩きづらい部分(段差,粘土,泥濘など) 【三本槍岳〜大峠】 ・歩きやすいですが三本槍までと比べると整備の少ない道です。 ・一部にザレ場あり。 【大峠〜三斗小屋温泉】 ・三本の沢(三斗小屋温泉側から順に、赤岩沢,中ノ沢,峠沢)の渡渉があります。 増水時は危険になるものと考えられます。(渡れない可能性も十分あり) ・大峠付近は刈り払われていないこともありますが踏み跡は明瞭で問題なし。 ・赤岩沢の前後に歩きにくい箇所あり。 【三斗小屋温泉〜峰の茶屋】 ・歩きやすい道。上部では落石に注意。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
食器
調理器具
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
|
---|
感想
なかなか山に行けない中やっと手にした登山チャンス、絶対に逃すまいと祈っていたところ、天気予報も上々の模様(西の低気圧が気になるけれど)。おまけに紅葉が良い感じに…
これはもう、那須行こう!混雑覚悟してでも!
というわけで、昨年夏に行って紅葉も綺麗そうだなぁと思っていた「三本槍岳〜大峠」へのルートを目的にすることにしました。混雑を回避するなら沼原から入るのがベストですが、1ヶ月以上山から離れていた身にとってそれはあまりにしんどい(笑) それよりは頑張って早起きして峠の茶屋から入った方がいいだろう、ということで早起きしたのですが、甘かった…
6時過ぎに那須入り。しかし時すでに遅し、駐車場の入り口で車が列を作っています。そして誘導員の方が駆け寄ってきて「満車なのです」と切実な響き。並んで空くのを待つか、下(=大丸)に行くか、どちらかを決めるように、と言われました。……大丸からだと長くなるけど…そんな簡単に(峠の茶屋が)空くはずないと思ったので、とりあえず大丸駐車場へ向かいます。
けれどこちらはこちらで凄い。いつもは可哀そうな位スカスカの広い駐車場に、ぎっしりと車がいっぱい。運よく一か所空いていたので良かったです。我が家が入って満車になったのではないでしょうか。
那須の混雑、予想はしていましたが予想以上でした。
今回辿った「峰の茶屋→三本槍岳→大峠→三斗小屋温泉→峰の茶屋」という周回ルートは、個人的には那須でも1,2位を争うお気に入りルートです。山の向こう側には、とても静かでゆったりとした那須があります。三本槍を発てばそれまでの賑やかさが一気に遠のいて、「ああ山の中にいるんだなぁ」という感じがしみじみとします。大峠まで気持ちよい稜線を下って、そこから森に入ると今度は別の静けさがある。地味ではあるんだけれど、なんとなく惹かれる。…そんな道です。
紅葉の時期は初めてでしたが、期待を裏切らない、むしろ期待を大きく上回ってくれる素敵な道でした。紅葉も素晴らしいです。そして表とちがってとても静か。…言葉でも写真でも、どうしてもうまく表現できないのですが、あの雰囲気は格別です。
三斗小屋温泉から欲張って、→姥ヶ平→牛ヶ首→高湯口登山道→大丸、と廻ろうかなぁと思って、小屋出発のときはそのつもりだったのですが、ふと振り返ると裏那須に雲が…気付けば樹間に見える茶臼にもガスが……。予報では晴れだったのですが…低気圧が思ったよりも近づいているのでしょうか?
茶臼が雲隠れてゆくのをみて、安全第一の考えが働いたというか、なんというか、まあ「別にいっか〜」となってしまい(笑)、峰の茶屋経由でまっすぐ帰ることにしました。
結局これが賢明な判断でした。
天候よりも、まず我々の足がもたなかったからです(笑)
ブランクは怖い…。
「別にいっか〜」の判断をしたとたん急に気がぬけてしまったのでしょうか、いま振り返って記録をみるとそのあたりから一気にペースが落ちています。歩いているときはそんなにゆっくりだとは思わなかったのですが…やはり疲れていたようです。
ゆっくりと登って峰の茶屋に着くころには朝日岳も雲の中、太陽が隠れて風が強まってきて、急に寒くなってくる感じがしました。わざわざとどまっていてもしょうがないので、ちょっとの休憩ののち大丸まで下山。
下山後はいつもの通り鹿の湯へ。とある有名なアドベンチャーレーサーの人にそっくりの方をお見掛けしたりしながら、温泉を満喫し、これもいつも通りの大田原の回転寿司(←正確にはかつて回転してた寿司)屋さんで夕食を食べて、帰宅。
ヤマレコを書きながら振り返っていると、山に行けて良かったなぁと改めて思います。今年はいろいろと事情があって家族全員で歩けず、それどころか山そのものからも遠ざかりがちです。寂しい登山事情を恨んでは「人を想えば山恋し 山を想えど山恋し」と呟いてみる日々、山に行きたいと思いすぎて「山患い」にかかって余計山から遠ざかったり(?)する日々……もちろん毎日毎日そんなことを思っているわけではないのですが、でもやっぱり生活に登山があると嬉しい。
けれどこうやって山から遠ざかり気味に過ごしたことで、より「登山」というものを理解できた気がします。だからでしょうか、今回の山行はいつも以上に楽しいものでした。
山に登れることを感謝しつつ、これからも登山を続けていきたいなぁと思った次第です。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する