下ノ廊下 欅平〜黒部
- GPS
- 29:50
- 距離
- 26.9km
- 登り
- 4,092m
- 下り
- 3,247m
コースタイム
- 山行
- 5:11
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 5:23
- 山行
- 9:03
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 9:30
HPの通り、黒部別山谷出合〜十字峡は未整備個所が多く、ヒヤっとする個所が多数あった。安全第一で行ったが、黒部ダム側からの登山者と核心部の白竜峡で交り合うので交差するのが非常に怖かった。(なぜか登山者と交わすのが私達になっていた。)
天候 | 7日 雨 8日 曇り〜晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
7日 富山(あいの風)5:15〜魚津5:39・新魚津6:14〜宇奈月6:54・7:32〜欅平8:47 黒部渓谷鉄道は事前に予約。今回は雨の可能性があるのでリラックス客車を奮発した。 帰り:富山19:30〜京田辺00:30 |
コース状況/ 危険箇所等 |
欅平〜水平歩道〜阿曽原温泉 道は非常に整備されている。 阿曽原〜仙人ダム 整備されている。 仙人ダム〜S字峡〜十字峡〜白竜峡〜黒部別山谷出合 阿曽原温泉小屋のHPの通り整備されていない個所があり。 木橋が仮設されていない、ワイヤーが無い個所多数。 黒部別山谷出合 雪渓上はロープが設置されている。雪渓を越えてからの降下は、ホールドが判りにくい。 |
その他周辺情報 | 阿曽原温泉小屋は、テンド代+入浴料=1,500円/人 缶ビールは500mlで700円 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
スワミベルト
カラビナ
シュリング
|
---|---|
共同装備 |
フライパン
|
感想
7月、8月に予定していた山行きは台風で中止となった。
高熱隧道の小説を読んでから、いつか行きたいと思っていた下ノ廊下を考えていたが、Sも高熱隧道を読んでいて計画が確定した。
室堂〜真砂〜仙人峠〜阿曽原は、過去に行った事があるが、下ノ廊下は初めての為、下調べを行った。今年の下ノ廊下の整備が遅れており、行けるかどうか?微妙な感があったが、前日のHPがUPされ、黒部ダム〜黒部別山谷出合までは整備ができ、未整備区間があるが何とか行ける模様の為、取りあえず行くだけ行く事となった。
いつもの様に20時前に大阪を出発、京田辺にHの車をデポし、Sの車に合流して出発する。夜中に富山に到着。24時間営業のマックスバリューで朝ごはんと寝酒を購入。富山のお客様の駐車場に停めさせて寝酒を飲んで仮眠。2時間程寝て4時に起床。始発に乗る為に富山駅に向かった。
あいの風富山から魚津、富山地鉄新魚津、宇奈月から黒部渓谷鉄道でようやく欅平に到着した。
天気は曇りであるがあまり期待できない。
欅平から水平歩道までの登りがキツイ。急登を越えて分岐に到着。ここからほどよく水平歩道の入り口に着いた。
水平歩道は、整備がしっかりされており、あまり危険と感じる場所は無かった。
阿曽原温泉に到着し、それぞれ持参したツエルトを設営する頃には雨が降ってきた。
設営後に雨の中、宴会を開始。なんせツエルトは非常に狭く、宴会できる場所がない。
雨が激しくなってきたところで宴会を終えた。
1時間男女交代制の温泉に18時30分からの部に入る。
小雨の中、なかなか気持ちが良かった。
夜中、非常に寒く何度も目が覚めるが、ツエルトの結露と浸水でツエルト内はビチャビチャである。シュラフカバーから出る気になれずそのままで我慢する。
朝、4時起床予定であったが、3時のサイレンが鳴り響く。
SとHもビチャビチャであった。
5時30分に出発。人見平にほどよく到着。
高人見平宿舎から人通路を進むが、温度と湿度が高く、高熱隧道の小説を思い出す。
仙人ダムから下ノ廊下が本格的始まる。
S字峡と半月峡の間で、未整備の個所が多数あった。
慎重に何とかクリアする。
十字峡は、吊り橋上から良く見えるが、吊り橋が揺れるのであまり撮影ができなかった。
十字峡から白竜峡も未整備区間が多発し、ここより黒部側からの登山者が増えてきた。
白竜峡核心部で、黒部川からの団体が増えて、崖上からの交差が怖い。
なぜか黒部側からの登山者は待たれ、私達が越える係となっていた。
崖上で、交差できない様な個所で詰めて待たれている登山者も多く、慎重に越えるが、ザックを動かす人もおり、怖いと感じた。
核心部を抜けて、黒部別山谷の出合に到着。梯子とロープが設置されており、ここも安全に渡れた。
これからロープで下る事となるが、ドロでホールドが判りにくく、後ろ向きで降りるが、胸に付けたカメラケースが邪魔で足元が見えない。表向きに変えたが、お尻がドロドロになった。
内内蔵助谷出合でズボンを洗う。
ダラダラ下り、ようやく黒部ダムが見えた。
長いアアプローチと緊張感が連続するこのコースが終わった。
このコースはヘルメットが必要です。上部の岩に皆何度か頭をぶつけた。Sはヘルメットが凹む位にぶつけていた。
下ノ廊下は、今回は整備が遅れていた為と思うが、今まで行った山の中では危険度非常に高いと感じた。落ちたら死ぬ道が2日間ずっと続く道は、常に緊張感をもって行動する事となる為、気を抜く個所が非常に少ない。高さには慣れてくるが、慣れも怖いと感じた。
又、今回は軽量化の為、各自ツエルトを持参したが、雨と湿度の高い日は結露が凄い。廻りのテントの方にも聞いたが、シングルウォールのゴアのテントも結露が凄かったとの事、やはり時期によってはダブルウォールが良いと感じた。
下ノ廊下はアプローチが異常に長い為、なかなか行けない場所であるが、やはり秘境と感じた。紅葉でなかったのは少々寂しかったが、機会があれば再度訪問したいと考える。(整備がされている事が前提である。)
今回の下の廊下は高熱隧道の小説を2回も読み、是非行って見たい所でした。紅葉には少し早かったですがバリエーション豊かで楽しかったです。
初日は雨で全てがベチョベチョになってテンションさがりましたが2日目は晴天で、しかも高熱隧道の舞台となった仙人ダム、水平歩道のすれ違いの恐怖などいい経験でした!
雨の日のツェルトはホント最悪で一人用の軽量テントマジで考えてしまいますね。今度はまた雪の季節が来ますね!何処か行きましょうー❗
未整備箇所が多くて、なかなかワイルドやった。ツェルトは使えるけど使い方次第やなあ。あの軽さは不便でも魅力的やわ。
お疲れ様。
雨さえ降られなければ良かったですが、こればっかりは仕方ないですね。(2日目が雨だったら危なかった。)
高度感はさほど感じなかったけど、写真で見たら凄い所歩いてたと今更ながら驚いてます。
この道を切り開き、資材を運んだ事に驚きです。
ツェルトは、もういいわ。個人的にはお蔵入りです。(ToT)
今回もありがとう。
アプローチが長く天気はイマイチやったけど行って良かったわ。楽しかった。ツェルトお蔵入りは勿体ないで。またツェルト登山しよう。
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