試練と鍛錬、渇きに耐えた飛龍山


- GPS
- 08:10
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,618m
- 下り
- 1,620m
コースタイム
国道411号線を塩山方面にしばらく歩き丹波の集落を歩き、ガソリンスタンドの手前の舗装路を登ります。途中、鹿よけ?の金網柵の扉を何度か開けて通り抜けると普通の登山道になります。初めは松と杉林に中を登り、次第に九十九折りの急登となります。
9:55サヲウラ峠
ここからは、広い尾根道になります。ブナ林の中を緩やかなアップダウンを繰り返します。
10:35熊倉山
熊倉山山頂は、狭く樹林帯の中で眺望はなく小さな木製の札がかかっているのみです。ここから前飛龍までは岩場も現れ、再び急登も続きます。
11:40前飛龍
前飛龍は岩場のピークで、なかなかの眺望があります。シャクナゲの群生の中を小さなアップダウンを繰り返します。
12:10飛龍権現
足元には笹林の原生林の中を登り、飛龍山の頂上へ。頂上は完全に林の中でほとんど展望はありません。山梨百名山の木碑があるだけです。
12:30飛龍山
16:00道のえき・たばやま駐車場
天候 | 晴れ時々曇りのちにわか雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
あまり整備はされているようには見えませんでしたが・・・・。でも、特別歩きにくいことはありませんでした。車を駐車した道の駅に温泉もありました。 |
写真
感想
前日までは、八ヶ岳方面への山行を計画していたのですが、朝の天気予報でスカットした青空が期待できそうもなかったので、急遽、以前から気になっていた飛龍山に登ることにしました。
出来ることなら少しでも楽をしようと後山林道から登ろうと、中央高速を使わずに国道411線で奥多摩湖から回りますが、後山林道への進入が出来ない?ようなので、そのまま進み丹波山の道の駅にマイカーを停めて登山をスタートしました。
しかし、国道411号線から登山道へ入口が分からずに、地元の方に教えてもらい歩きますが、金網の柵を通り抜けるところで、またまた不安に・・・・。良く見ると小さな看板があり、そこからは完全な登山道となり、ひとまず安心です。
今日は、この夏でも一番の暑さで、しかもこの登山コースにも急登の表示もあるとおり、かなりタフで辛い歩きとなりました。そして、飲料水も2ℓしか持って上がらなかったので、往路から、どんどんなくなり、復路はかなり心細い量になってしまい、セーブしてチビチビと飲みながら水を何とかもたせます。この登山道は、綺麗な花が咲いているわけでもなく、美しい景色が見えるわけでもない中、ただただ苦しい歩き続いて、途中で何度も心が折れそうになりました。特に前飛龍から飛龍山のピークまでの距離が、とても長く感じられました。何度も、まだかまだかという感じで、やっと飛龍山の頂上に着いた時は、その山頂のあっけなさに少々拍子抜け?してしまいました。
この山は、雲取山から、笠取山や甲武信ヶ岳方面への縦走の途中で登る方はいそうですが、飛龍山だけに登って来る人は少なそうですね。終始、静かな雰囲気の山歩きでした。
人間とはモチベーションを持ち続けることが、いかに大切さを痛感させられた?一日でした。
コメント
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sssさん、sosにならないで良かったですね。失礼。
この季節、水を途中できらすと大変なことになりますからね。私も2年位前ですが、夏場の箱根明神が岳からの下りで水をきらしてしまい、なんとかなるだろうという気持ちでいたところ、樹林帯の中で、ミスティサウナ状態。自動販売機にたどり着き、事なきを得ました。それ以来、小屋は別として、ルート上の水場はあてにせず、夏場なら、3リットルは持参します。
sssさんこんにちは。
この天気だったのなら、飛龍権現から禿岩に行かれるのがお勧めです。飛龍山の山頂などより遙かに展望が良く、一見の価値有りです。5分ほどですし、縦走路からちょっと外れるだけですので、飛龍山頂に行くよりずっと楽に行けます。展望は雲泥の差です。
更に将監峠側に往復30分ほどで、チョロチョロの水場があります。この辺では貴重な水場。
落葉から若葉前の時期に行けば解りますが、このコース熊棚が結構見られ、熊ファンにはお勧めのコースです。写真の茅の辺りは「いきなり出て来んだろうな」とビビッて下った覚えがあります。
ちなみに私は夏場でも水1.0リットル、スポーツドリンク0.8リットル(サーモスで冷え冷え)で登ります。大抵これで0.3リットルは残ります。冬場は水が0.5リットルです(飯炊きで0.5リットル消える)。水場はまず逃しません。
飛龍山お疲れ様です。
こういう天気では展望の無さそうな山に行くのは賢い作戦ですね。
好天は大展望の山に取っておきましょう。
ところで水は気温や湿度によってかなり消費量が異なり、最適可搬量は一概には言えませんが、私は大体、5h/Lで計算します。
但しこれは塩分濃度を調整して、飲み方をこまめにチビチビしている場合です。
真水の場合は吸収率がかなり小さくなりますので、盛夏では3-4h/Lぐらいではないでしょうか。
今回は真水だったのでしょうか。
あるいは塩分は十分でしたか?
また、喉が渇いてからゴクりとやりませんでしたか?
コメントありがとうございます。
当たり前ですが、水の大切さを実感しました。
次回からは、プラスアルファの500mlボトル1本を携行するように心がけようと思います。
コメントありがとうございます。
確かに、地図を見ると飛龍権現の少し先に水場のマークがありますね。でも、この時点では心の余裕?がありませんでした。
この日は、2人の方とお会いしましたが、ひとりのかたが、熊が出そうだとラジオを大音量にして歩いていました。
MATSUさん、こんばんは。
この日は、スポーツドリンク1ℓと真水1ℓを携行していました。最近はいつも水を余らしていたので過信していましたね。
MATSUさんのアドバイスは、以後の山行に大いに役立てたいと思います。
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