南高尾山稜・城山花散歩(アケボノソウ・タカオヒゴダイ他)

2017年10月11日(水) [日帰り]

• GPS: 07:50
• 距離: 16.1km
• 登り: 869m
• 下り: 832m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:20
• 休憩: 1:30
• 合計: 7:50

5:30 高尾山口駅
6:20 三沢峠
8:00 8:20 見晴台
9:00 9:20 大洞山
10:00 大垂水峠
11:20 12:00 城山
12:50 13:00 ウッディハウス愛林
13:20 日影バス停

東京都ではアケボノソウは絶滅危惧種に指定されています。今回はそのアケボノソウ探しをしましたのでGPSでのログは取らずに登山道だけを手描きにしました。

大垂水峠から城山への「関東ふれあいの道」は城山近くのスズメバチの巣を避けるための迂回路が作られています。

天候

晴れ後曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

京王線高尾山口駅-
日影バス停 - 高尾駅北口
JR高尾駅

写真

今日は昨年も果たせなかったアケボノソウ探しに南高尾山稜へ行きます　Takao599を右手に甲州街道を暫く歩きます

前回の高尾レコにも登場したモクゲンジ(木欒子)の実　Takao599の近くにもありました

案内川の流れを見ながら先へ進みます

うかい竹亭の中にある峯の薬師　このもみじの色で紅葉のバロメーターとなる気がします

コマユミ(小檀)でしょうか　赤い実が綺麗です

クサギ(臭木)

これは白花のミゾソバ(溝蕎麦)でしょうか　昨年も多くの白花が咲いていました

アキノウナギツカミ(秋の鰻掴) 茎に生えている鋭い逆トゲでヌルヌルして滑りやすい鰻(うなぎ)も掴めそう

ツリフネソウ(釣船草)も未だ未だ元気に至る所に咲いています

メナモミ(雌ナモミ)

ヤマホウズキ(山酸漿) ホウズキの野生種　実が熟して赤くなると綺麗

こちらはハダカホウズキ(裸酸漿)　花も特徴的ですが実もへたがなくて裸なのが特徴です

ギンレイカ(銀鈴花)の実　花より実の方が人気らしい

ヤクシソウ(薬師草)　この後綺麗な株が沢山登場するのに今年初見だったこの花しか撮影していませんでした

カシワバハグマ(柏葉白熊)　コース上ではコウヤボウキより沢山咲いています

ずっと気になっていた南高尾のアケボノソウ(曙草)　やっと見つかりました

奥多摩の御嶽渓谷のものと比べると背が高く花が小さい様に感じました　

綺麗な紫色の葯が残っていることを願っていましたがどれも葯が綺麗です

花弁にある濃紫色の斑紋と黄緑色の丸い点を夜明け前の星空に見立てこの名が付けられたらしい

未だ蕾も沢山あるし結構沢山の株を何か所かで見かけました

本日一番狙いのアケボノソウでした　狙いの花が見つかるとその後の疲れ方が違います

ヤブコウジ(藪柑子)　アケボノソウに満足してしまい手抜きでした

いつもの見晴台で休憩です　残念ながら富士山は見えません

見晴台のベンチに腰掛けると目の前にこんな綺麗な花が...

ヤマハッカ(山薄荷)　この花もコース上で多く見かけますがこれは花が多く立派な株でした

ゴンズイ(権瑞)の実

脚も触角も長くてスリム

コウヤボウキ(高野箒)

大洞山でアサギマダラの演舞を鑑賞　ところがもう一頭は翅がかなり痛んでいました

ハナウド(花独活)でしょうか

「関東ふれあいの道」は意外と花が少ないです　サラシナショウマ(晒菜升麻)

センブリ(千振)狙いだったのですが未だ蕾でした　白い花のアザミは珍しいので撮影です

オヤマボクチ(雄山火口)

城山到着　暑いので今回もかき氷を頂きました(マンゴー味)　城山では皆さん寒そうで氷を食べていたのは私だけ

本日のランチ　栗ご飯　鶏手羽先の唐揚げは初です

青梅の自動販売機で購入したICE COCOA持参です

騒がしい鳥なのであまり撮影しませんが今回特別に撮影しました

未だ紅葉には時間がかかりそう

今日はとても視界が悪いです

ツリバナ(吊花)の真っ赤な実が見頃になりました

サラシナショウマはとても雰囲気が良いです

ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)

ナギナタコウジュ(薙刀香薷)　前回は全て蕾でした

もしかしてこの綺麗な花はミヤマタニワタシ(深山谷渡し)でしょうか　いえヤブマメ(藪豆)かも知れません

調べるのが大変そうなのに撮ってしまった赤い実

セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字)　未だ元気でした

ミツバフウロ(三葉風露)も健在でした

日影林道にはこのナギナタコウジュが多いのですがもう殆ど終盤

何時もの場所でオヤマボクチ

何時もの場所で久し振りのタカオヒゴダイ(高尾平江帯)

(番外編：首都大学東京)
エゴノキの花の狂い咲き

(番外編：南大沢)
駅前通りのナンキンハゼ(南京櫨)　中国三大紅葉樹

(番外編：長池公園)
サクラタデ(桜蓼)

(番外編：長池公園)
コシロノセンダングサ(小白の栴檀草)

(番外編：長池公園)
アカバナ(赤花)

(番外編：長池公園)
ハチオウジアザミ(八王子薊)

(番外編：堀之内)
ハナミズキ(花水木)の赤い実

(番外編：堀之内)
季節外れの桜の開花 10月桜ではなさそう

(追加編：平山城址公園)
平山城址公園にコゲラがやって来ました　右下の穴は誰が突いて出来たのでしょうか

(追加編：東京薬科大学)
キチジョウソウ(吉祥草)　花が咲くと目出度いとかでこの名が付いたらしい

(追加編：東京薬科大学)
待ちに待ったセンブリ(千振)の花　10月12日に一株だけ開花です

(追加編：東京薬科大学)
これは同じ株の中ほどに咲いている花　これからはもっと綺麗なセンブリが沢山咲くことでしょう　(植物園入口手前なので日曜日でも鑑賞出来ます)

(追加編：東京薬科大学)
ミカエリソウ(見返草)　最近まで蕾だったのが開花しました　しかし開花時には何時も葉がご覧の通りです

(追加編：東京薬科大学)
葉に砂糖の300倍の甘さを有するこの花ハマステビアにやって来たベニシジミ(紅小灰蝶)

感想

ランツベルク

昨年もかなり登山道を外れて時間を掛けて探した南高尾のアケボノソウですが結局見つかりませんでした。今年こそはと一抹の不安を感じながら探した結果、私が見つけただけでも結構多くのアケボノソウが咲いていました。
御嶽渓谷のアケボノソウは背丈が低いのに花は大きい、逆に南高尾のアケボノソウは背丈が高く花が小さいという印象を受けました。紫色をした葯も綺麗でこれだけでも今日の山行は満足なのですがこの時期はセンブリやリンドウも気になっているので城山経由で下山することにしました。
残念ながらセンブリは未だ蕾でしたが最後の最後に3年前に見つけたタカオヒゴダイが同じ場所に咲いていて満足の山行となりました。

「関東ふれあいの道」でセンブリの花が未だ咲いていませんでしたので翌日東京薬科大学へ足を運ぶとたった一株ですがやっと咲きました。センブリはアケボノソウと同じリンドウ科、この時期人気の花です。

Landsberg