戸隠山 本院岳 西岳 P1弁慶岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,401m
- 下り
- 1,374m
コースタイム
- 山行
- 13:11
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 14:07
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
備考 | ヘッドランプというものをまだ持っていなかった(大いに反省) |
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感想
前夜19時に自宅を出て奥社駐車場で車中泊。トイレもあり駐車場も広い。朝起きて朝食をとり、車で鏡池を見に行く。シャッターチャンスを狙っているカメラマンが多いが生憎ガスが少々。戻って7時過ぎに歩き出し、隋神門を過ぎると参道に沿って杉の大木が見事。戸隠奥社でお参りをし、紅葉の道を高度を上げていくと、飯縄方面が見渡せる五十間長屋に着く。程なく左を巻くと百猟慌阿任△襦C鰐な西窟を過ぎると、西岳とその後方に槍が見えはじめる。大きな岩の塊に鎖が垂れており、登ってみるが少々怖い。本道を進むと上から右に鎖場が続き、見晴らしの良いところに出る。長い垂直の鎖場を登ると、いよいよ蟻の戸渡りである。落ちたらあの世だと思うと、高所恐怖症の自分としてはかなり怖い。へっぴり腰ではいつくばってようやく通過する。風雨であれば絶対に渡りたくないな。最後の岩場を過ぎると、ようやく見晴らしの良い八方睨に到着する。高妻、白馬、西岳、飯縄、妙高、雨飾、浅間、八ヶ岳までまさに八方を睨むごとくの眺望である。早朝のガスもあがり、すばらしい紅葉が目を楽しませてくれる。休憩し、高妻をスケッチして戸隠山山頂まで往復してくる。やや迷ったが、あまりにも素晴らしい景観なので西岳に向かうことにする。八方睨から一度下って、栂ノ廊下という稜線を進み、最低鞍部から笹薮の道を登る。若い男性とすれ違う。背丈ほどもある笹薮が面倒だ。板倉清水の水場は涸れているが、付近には「かたは(ウワバミソウ)」が群生している。さらに進むと苔むした大岩がいくつもあり、ビバークできそうである。本院岳の最後ののぼりで4人組の中年のグループとすれ違う。本院岳の頂上で昼食とする。戸隠山の西面の紅葉は本当に見事である。しかし、あっという間にガスが広がり、先を急ぐことにする。西岳キレット付近ではそのガスがあっという間に消え去った。西岳の登りの垂直の鎖場をみて、びびってしまう。岩場や鎖場が好きな妻に励まされ、必死に登りきるとどこが頂上かわからないような西岳に到着する。白馬や鹿島槍などの後立山が、さらに見事に目に飛び込んでくる。ほどなくP1弁慶岳である。時間がどれだけかかるか心配だったので早々に出発。時刻はすでに14:30。しばらくして溝状の長い鎖場である。あまり怖くはないが下部で墜死事故があったそうだ。次は蟻の戸渡りである。八方睨にも同じ名前の箇所があるが、それに比べればたいしたところではないが、ここも左右切れ落ちており、墜死事故が起きている。続いて無念の峰の鉄梯子である。ちょっと怖い。かなりの鎖場とアップダウンを繰返しながら高度を落としていく。しかし、まだまだ下方は遠く、時間がないのであせってくる。白樺のある林に出て起伏のない道を黙々と進むと、突然視界が開け牧草地に出る。直進してわかりにくい大平の看板を、左に下って楠川へ。沢を渡ってから西岳登山口への道が不明瞭なので、上楠川橋の方に続いている道を進む。25,000分の1の地形図と道とがあってないが、踏みあとはしっかりしている。小さい沢をひとまたぎして進むと看板があり、上楠川橋方面の道は通行止めで左に鏡池への案内があった。100分と書いてある。もうかなり薄暗くなってきていて不安になる。早足で必死に登り、沢の横を進んでいく。ヘッドランプがなく野生の眼?で進んでいくと、砂利の林道に出てほっとする。さらに進んだところに鏡池への車道があった。あとは月明かりの中をアスファルトの道を奥社まで歩くのみだ。鏡池を過ぎたあたりで、運良く多摩ナンバーのワゴン車が声をかけてくれて奥社駐車場まで送ってくれた。この人たちも同じルートで、下部で迷い時間を食ったのだそうだ。高田駅前で一泊し、今日のルートを酒の肴に酒を飲んだ。
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