丁岳 真室川町側ルートを探索
- GPS
- --:--
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 1,712m
- 下り
- 1,701m
コースタイム
- 山行
- 9:31
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 10:32
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
その先の大平キャンプ場に車を乗り入れてテント泊している新潟NO.の方あり、その方に下山後の林道で拾っていただきました。その方は通行止めのワイヤーの下をくぐって車を乗り入れたのではなく、その手前で採石場の西側へ登る林道を通ってこられたようです。 その後、登山口へ向かう林道の状態は比較的良好です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<山形県真室川町からのルートについて> 9月16日に真室川町側から入山しました。国道344号から高坂ダムへの林道を入りましたが、ダム湖西側の道は大黒沢出合いの100m程手前で崩壊、車は通れません。車を止めて歩き出し、5キロ程で明神沢出合い手前にかかる立派な橋に着きました。橋を渡ってすぐ右手の林道を上がり、草の伸びた道を探りながら登っていきましたが、結局、石蓋狩山(いしふたがりやま)の西に伸びる尾根上のP599の基部までで引き返してきました。 下山後に真室川町役場へ電話で問い合わせし、登山道について伺いましたが、橋を渡ってから右手に登るというのは正しいようです。その後P599や石蓋狩山の北側斜面をトラバースする形で古い林道を辿るようです。尾根に上がるのは石蓋狩山北東のP807手前であり、10月9日の登山でそのことが確かめられました。 <丁岳山頂から真室川町側コースへ> 10月9日に秋田県側の直登コースを登って丁岳へ。その後県境登山道を南東へ少し下ると、右手(南西)に真室川町側へ下る道があります。二万五千図にも記載はありませんが、石蓋狩山へ伸びる支尾根上に切り開かれた登山道です。数年前に刈り払いがされたようで現在のところ迷う心配はありませんが、笹や灌木の根元・幼木などでサクサク歩けるわけではありません。また、P987の一つ手前の岩峰(三本槍?)では、草などにつかまりながら基部をトラバースしました。P807を100m程下った所から、道は尾根を離れて北西側へ下るようになり、50m程下ったところで引き返しました。 |
写真
感想
丁岳の周回は稜線上からの展望に優れ、短いながらも激しいアップダウンが面白く、3度歩いている好きなルート(他に残雪期に萱森)。その県境稜線から真室川町側へしっかり刈り払いされた登山道が分岐しており、以前から気になっていた。二万五千図に記載はなく、登山口もわからない。ネットで調べてみると、刈り払い作業に同行した人の記録と、秋田側から丁岳山頂を経て真室川町側へ下山した人の記録を見つけたが、ルートはよくわからなかった。そこで私も、秋田側から丁岳へ登り、真室川町側へ歩けるだけ歩いて、また戻ることを考えた。丁岳へ登り返すのは、結構なハードワークになるだろう。
9月16日に早起きして向かったが、集落を過ぎて間もなく通行止め。丁岳登山口までの長い林道歩きを考えると嫌になり、その日は山形側へ車を回した。ぐるっと真室川町の高坂ダム方面に向かう道は遠い。その日は結局登山道を見つけることはできなかったが、それなりに歩いた秋の一日となった。
10月9日の天気は下り坂。秋田側の丁岳登山口までの林道歩きは覚悟し、9時頃までに山頂に立つ。真室町側へ3時間歩いて、4時間で山頂まで引き返す。下山はヘッデンも必要・・という計画はあったが、無理せず適当な所で引き返そうと、気楽な気持ちになって向かった。
真室川町ルートは、岩峰基部のトラバースという要注意箇所はあるが、ほとんど稜線上に明瞭に切り開かれている。急峻で細かいアップダウンが多く、刈り払いの労は大変だったものと思われる。ただ、ブルーシートが三か所に置かれていたのはいただけない。私は登山道が尾根から離れて下り出した所で引き返したので、その先がどうなっているのかはわからない。石蓋狩山やその西のP599の北側斜面は急傾斜であり、登山道or林道歩きは楽ではないかもしれない。山形の岳人のレコを待ちたい。
丁岳山頂から真室川町側へ下っていくはずなのに、より奥深い山中に入り込んでいく感覚があった。周囲を見渡しても人工林が見えないのは、雲に覆われたせいばかりでもない。秋に歩くのにはピッタリな、すばらしいルートだと思った。
コメント
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探索お疲れさまでした。
以前鳥海町支所に問い合わせしたら、採石場へのう回路は一般車両は通れませんと
いわれました。(採石場が休みの日は大丈夫なのかな?)
又橋の工事は早くても2年かかるといわれ、ヘタレの自分は林道歩きの後の急登は
きびしいので、しばらく丁は封印と決めてました。
そこへの丁レコ、さすがは、kamadamさんです。
実は中道コースが気になって、今年狙ってたのですが、来年もう一度役場に聞いてみようと思います。
新潟からいらした方の車は普通車でした。路面状態は良くないのでしょうが、通ることはできそうです。
通行止めは10月いっぱいのようですが、しっかりした橋をつくるのには2年かかるということでしょうか。
今回、下山には中道コースを通ってみようかと考えていたのですが、薄暗い杉林を通るより、明るい直登コースを下ることにしました。
丁のいい季節です
Kamadam さん
鳥海山東部は標高は程々でも東偏豪雪の深い雪に覆われ、錯綜する尾根や岩峰、深い谷等から、今に原生の自然を残すロマンの山域に感じます。(過去の鳥海、丁、甑、加撫、高原/月山北 等の登頂から)
今回も約700m(標高差)の登り返しを含む20キロ超の実測、本当にお疲れ様でした。今回の成果から今後の周辺探訪が益々楽しみですね。
「原生の自然を残すロマンの山域」・・まさにおっしゃる通りかと思います。
tonkaraさんの加撫山のレコ、今でも覚えていますよ。
丁岳から観音森にかけての縦走路でも、秋田県側はかなり内側まで杉林が迫ってきていますが、山形県側は原生の雰囲気たっぷりですね。
私は甑も加撫もまだ登ったことがないので、探訪の楽しみが尽きないのですが、自宅からちょっと遠い
大事に楽しみたいと思います
kamadamさん こんばんは
丁岳と書いてひのと岳と呼ぶかな?
一度絶対登りたい東北の山
奥深さが何とも言えません
禿と書いてかむろと読むこの山も登りたい山です。
この!は・・・て言っていたひとが我が(和賀)地元に
ten-no-kiさん、コメントありがとうございます。
ひのと岳、標高は大したことないですが、奥深さはtenさんにも納得してもらえると思いますよ。
鳥海山春スキーの際、一日多く日程をとって、ぜひ登ってみてください。
丁の山頂は展望がきかないので、「お花畑」や「地蔵岩」、あるいは「八方」まで足を延ばすことをお勧めします。可能ならば萱森・観音森などへの周回を 楽しいですよ
禿はアプローチ良好、好天をつかむのが問題かなあ・・
kamadam さん、こんばんは。
大変、ご無沙汰しいます。
kamadam さんのレコを拝見してまた気力が沸いてきました。
ありがとうございます。
丁岳界隈の山々はどこも厳しく・・・
丁以外は未踏です。
真室川の高坂には行ったことがありますが・・・
丁方面の登山口は・・・わかりません。
山形側ですと『加無山』が有名ですが・・・
しかし、さすがはkamadam さん。
このコースを歩かれるとは・・・すばらしいですね。
本当に気力が沸いてきました。
ありがとうございました。
和賀岳レコ、じっくりと拝見・拝読しました。やっぱり秋の和賀は美しいですね〜
林道工事の影響で入山者が少ない様子、「原生の和賀山塊」が楽しめるシーズンと言えるでしょうか。
皆さん同様、750RSさんがレコをあげてくれてうれしいです
お休みしている間も、いつかまたレコをあげてくれるだろうとは思っていましたが・・
そして私のレコで気力がわいてきたとのこと、本当に良かったです。
山は遊びなので、行きたいときに行きたい山へ行く、レコも書きたいときに書く・・でいいかな、と私は思っています。他の方のレコをチェックするのも自分が見れるとき・見たいときに。義理を欠くことが多々あるかと思いますが、ご勘弁いただくしかないかと・・
体調面からは、毎週末山歩きした方がいいのははっきりしていますね。
ところで前回の私のレコでコメントのやり取りをさせていただいた大白森〜乳頭間のゴミの件ですが、今年も回収に行ってきました。年一回の回収登山、これだけは来年以降も可能な限り続けようと考えています。
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