丁山地 丁沢
- GPS
- 10:03
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,080m
- 下り
- 1,070m
コースタイム
- 山行
- 9:38
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 10:04
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大平キャンプ場から先はダートだが、ゲート前までは普通車でも入って行ける。 ゲートから先は崩落の為通行止め。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
子吉川水系 笹子川 丁川 丁沢 体感3級 水量少ない ラバー△ 魚影濃い 雪渓なし ■アプローチ ゲートから林道を進み、本来の登山口から丁沢へ降りて入渓。歩き出しから入渓まで15分。 因みに、登山道は橋崩落の為、丁沢は渡渉せずに迂回路あり。 ■丁沢遡行 入渓地点がちょうど丁沢出合いの二俣になっており、右の丁沢へ進む。 しばらく穏やかな渓相が続くが、地形図の最初の滝マークの場所にF1の2段15m。 これを皮切りにゴルジュに突入。連瀑帯を抜けるとまた穏やかになりナメが現れる。 ゴルジュ、連瀑帯、ナメを繰り返しながらの渓相が多く、中だるみや長いゴーロ歩きがないので遡行内容が濃い。 核心は中盤に現れる3段20m。中段の登攀が渋く、ホールドに乏しいナメ滝をタワシとアブミを駆使してなんとか越える。 上段は水線左から巻き気味に登る。 終盤に入っても滝は続き、いかにもヌメリで悪そうな滝が多く、巻きを交えながら進む。 全体的に6m〜10mの滝が多く、一癖ある滝が多い。 そして滝の数も多く最後まで楽しませてくれる。 巻きは泥がいやらしいが、大高巻きになるポイントはなく、全て小さく巻けるのが救いだ。 詰めは、最短で稜線に出ても丁岳の西側は登山道がないので、丁岳山頂を目指して沢型を追い、最後は15分程の藪漕ぎで地蔵岩への登山道に合流。山頂までは5分程だった。 |
写真
装備
個人装備 |
30mザイル ガチャ類 ビバーク装備
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感想
モーリさんが丁の沢に行くと聞いて予定があったけど別の日にずらしてもらい参加させてもらいました( *ˊꇴˋ)エヘッ
ずっと丁の沢が気になって地形図を睨めっこして数年が経ちワクワクした気持ちを抑えきれずに集合場所に向かったら1時間早く着きました(笑)
数年前の豪雨で流された橋は新しくなり、登山口も迂回路が出来てました。
記録がないため、何が出てくるかわからないためドキドキワクワクです。
出だしは初心者に優しい沢なのか!?と思うくらい快適だったけど、やっぱり急峻な丁岳。中間地点から一癖ある滝が何個か出てきました。それをメンバーでどうするか考えるのが楽しかったです!
やっぱり沢は冒険ですよね!
丁山地。
読み方は「ひのと」。
主峰丁岳は1100mちょっとと低山だが、急峻な岩壁に囲まれあまり人を寄せ付けないコアな山域である。
この丁山地の沢登りの記録はほぼない。
しかし地形図を見ただけでも滝マークにゴルジュマークはゴロゴロあり、丁山地の山並みを見ても絶対に面白い沢の宝庫だと確信していた。
去年、ポムチムが丁岳の南面にある小又川に入った記録が、この丁の沢の記録では唯一詳細な記録である。
過去には名のある山岳会が何本かトレースしているが、今回入った丁沢はまったくなんの情報もないので、もう前日からワクワクドキドキが止まらなかった。
地形図にある5個の滝マークは一体どんな滝で私達を迎えてくれるのか、いい歳の大人の集団が、心弾ませながらの入渓である。
入渓直後は少し拍子抜けするくらい穏やかな渓相だった。
人臭さがまったくないその沢は、濃い緑と走るイワナ、目を奪う巨木が次々と現れ、我々遡行者を歓迎してくれているようだった。
そしてやはり、すぐに沢は険しくなる。
2段20mを皮切りにゴルジュに突入。
次々現れる滝をみんなで楽しく越えて行く。
滝は多いが、ポイントで癒しのナメゾーンがある等、メリハリがある素晴らしい渓相だ。
中盤にある3段25mではヒヤリとした場面もあったが、なんとか力を合わせて突破。
最後まで続くいやらしいヌメリ滝群も落ち着いて処理出来、予定通り丁岳の山頂を踏む事が出来た。
人があまり入らないせいか、熊の気配プンプンの登山道を無事に降りてきた。
丁沢は素晴らしかった。
やはり予想通り、この山域の沢は面白い。
沢登りの醍醐味である自然を目一杯体感しながら遡行する事が出来た。
そして翌日ももう一本、丁の沢で自然と自由を目一杯感じたいと思う。
翌日の沢も期待度は高まるばかりだ。
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