ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1289586
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

紅葉の妙高山・火打山

2017年10月08日(日) ~ 2017年10月09日(月)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
20.2km
登り
1,907m
下り
2,120m

コースタイム

1日目
山行
5:50
休憩
1:25
合計
7:15
8:35
150
11:05
50
11:55
12:45
90
14:15
14:50
60
15:50
高谷池ヒュッテ
2日目
山行
7:06
休憩
0:00
合計
7:06
5:54
46
高谷池ヒュッテ
6:40
160
9:20
190
12:30
30
13:00
燕温泉
行きたいところはたくさんある。
アルパインも行きたいし、沢も行きたい。
でも、今年はまともに縦走は行ってない。

連休とれたし、谷川主脈縦走か妙高火打がいいな。
とは思いつつも、直前まで決めかねる。
谷川の方が山旅という感じがする。静かな稜線闊歩を楽しめるだろう。
でも、妙高火打なんて山スキーもやらないからこの紅葉の季節しか行くときはない。
今年行かなかったらまた来年となり、秋に休みとれなかったらまたいつかになってしまう。
ここは思い切って行ってみるか。

さて、妙高火打へは東京から夜行バスで行こうとすると
…耕遒泙能个凸高高原駅からバスでアクセス
高田まで出て妙高高原駅からバスでアクセス
のどちらか。
しかし、どちらも出発当日夜まで満席で予約がとれないorz
仕方なく、「あさま」の終電で長野まで出て、ステビバすることにする。

ステビバももう何回もして慣れてきてしまった。
とはいえ、さすがに長野駅でステビバする登山者はおらず、ちょっと躊躇。
広いコンコースの端っこでシュラフを出して寝る。
終電が終わっても、エスカレータの案内のアナウンスが構内に響き渡って寝れたもんじゃない。
長野駅はステビバ不向きですな。

翌朝、始発の電車で妙高高原駅へ向かう。
山岳会のメンバーのDさんが全く同じ日程、同じルートで計画を出していたため、朝から駅で会う。

妙高高原駅では大学山岳部と思われる男子たちがビバークしていた。
無人駅だし、待合室もあるので、前日にここまでアプローチしてビバークする方がいいかもしれない。長野駅には前泊できるちょうどいいところがないし。
(Dさんたちも適当な宿がなく、長野駅周辺の満喫で仮眠したらしい。)

妙高高原駅でバスを待っている間に、トイレに行って帰ってきたら、一気に人の列ができていた。
どうやら新潟方面からきた列車からたくさん降りてきたらしい。
早く到着していたからバスは座れたが、立っている人もいた。

笹ヶ峰の駐車場は結構広いが、満車で道路にも駐車している車もあり、想像はしていたがあまりの多さにぎょっとなってしまった。
と同時に、テント場が張れるスペースがあるか不安になる。

歩き始めはかなり緩やか。紅葉が丁度見ごろで歩いて気持ちよい。
やがて十二曲りの急登。登山道は広くないので、人の列で抜くに抜くことができず、ぞろぞろ登っていく。

登りきって富士見平まで出ると展望も開けてくる。
あとはしばらく山肌を横切るように1時間ほど歩けば、黒沢池ヒュッテ。

うん、想像通り満員御礼状態!
テント場は足の踏み場もない。
ただ、地図では15張となっているが、まぁそんな張りきれないから、さらに奥までテントが毎年張られて、笹だらけの場所にテント張れるスペースができている。
とはいえ、それでもかなりの混雑ぶり。
どうにかソロテント張れそうなところを見つけ、無理やり張る。

しかし、このテント場、本来のテント場より水場は遠いが、景色的にはロケーションはよい。
テントから北アルプスが見えて気持ちよい。これはこれでいい。

さて、不要な荷物をデポして火打山へ。
草紅葉と池と木道。のんびり穏やか。
振り返ったときのヒュッテと織りなす景色は絵葉書の世界みたい。
火打山の山頂までは近いようで遠い。結構、バテバテ。
おまけに山頂に着いたらちょうどガスってしまって北アは見えず。
新潟方面は青空。
お隣の焼岳も火山だけあってそこまでの登山道もちょっと険しそうだった。
寝不足で眠くて仕方なかったため、少し寝て下山。

テント場では友人と来ていたDさんに誘われ、女子3人で宴会。
夜、今までこんなにいっぱいの星見たことない!というくらい星空が凄かった。
頭上に天の川がかかり、いくつもの星がきらきらと輝いている。
アルパインではこんなにゆっくり過ごすことはできない。
テント泊縦走の楽しいところはこれですな。贅沢な過ごし方だ。

翌朝、まだ暗いうちに起床して、撤収。
ちょうど陽が出る頃に高谷池ヒュッテをあとにする。

黒沢池までは尾根状のところを行く。
昨日もぬかるみがひどかったが、こちらもぬかるみがすごくぐちゃぐちゃ。

黒沢池も大繁盛でテントがたくさん張られていた。
長助池分岐までは結構狭い登山道で、残雪があるときは注意が必要そう。
長助池分岐からは結構な急登だが、わりとあっという間に山頂に着いてしまった。
山頂に近づくにつれて硫黄の臭いがした。

妙高山の山頂は結構広い。
かなりの人でにぎわっていた。
2日目も天気が良く、昨日よりも北アルプスがよく見える。
よく見えるが、どれがどれだかわからない。
位置的には好きな後立山だから、あれが白馬であれは鹿島槍かなんて思いながら、景色を楽しむ。
妙高火打からの北アルプスの眺めは期待していなかったので、これはよかった。

下山は、燕温泉へ向かう。
わりと秘湯好きとしては、秘湯と言われている!?燕温泉に行かないわけにはいかない。
当初、北側の麻平経由で燕温泉まで行くつもりだったが、途中、川を渡渉する箇所でルートをミスって南側の登山道から行ってしまった。

沢は温泉が流れているので硫黄臭がする。岩も温泉のためか白い。
温泉に触れてみると温度は低く冷たい。
途中立派なコンクリの道が出てきてぐんぐん下って行くと、赤倉温泉の源泉なるものを発見。

さらに下ると、燕温泉・黄金の湯。
結構、普通に観光地化されたところにあって拍子抜け。
近くに「惣滝」という名瀑百選の滝があることもあってか、観光客が歩いていた。
黄金の湯は無料の野天風呂。
近くに河原の湯もあるが、そちらは完全に混浴なので、混浴には入る気にはなれない。
中は簡易的な脱衣所があるだけで男湯とは大きな岩で分かれているのみ。
覗こうと思えば簡単に覗けてしまいそうではある・・・。
お湯はいい湯。白い濁り湯好きなんだよな〜。

お風呂に入るとやはり髪も洗ってさっぱりしたいもので、結局、旅館の温泉にも寄ることにした。
燕温泉は8件ほどの旅館がある小さな温泉街だが、その入口にある「花紋」へ。
旅館は手入れはされているが、かなり年季が入っている感じ。

山の中のこんなところにあって、登山口でシーズン中は登山客が来るからまだいいが、経営大丈夫なのかとか思ってしまった。
少子高齢化社会の中でそのうちこの温泉街もなくなってしまうのではないだろうか・・・。

帰りもDさんたちと一緒に上越妙高から北陸新幹線で帰京。
高いお金出して乗っているのに北陸新幹線、満席で座れず!
長野まで出て長野駅始発の「あさま」に乗った方がいいね。

天候 10/8 晴れ
10/9 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
妙高高原駅→笹ヶ峰
頚南バス:http://keinanbus.com/detail.php?id=33

燕温泉→関山駅
市営バス:http://www.city.myoko.niigata.jp/road/2368.html

コース状況/
危険箇所等
危険個所なし
その他周辺情報 燕温泉 黄金の湯
http://www.myoko.tv/spa/451.html

燕温泉 花文 ¥500 ※女湯のみ露天風呂あり
http://hanabun.com/
満車御礼。
テント場が心配になる。
2017年10月08日 08:28撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 8:28
満車御礼。
テント場が心配になる。
2017年10月08日 08:34撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 8:34
2017年10月08日 08:44撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 8:44
2017年10月08日 09:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 9:20
2017年10月08日 09:42撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 9:42
富士見平を過ぎると展望が開ける。
2017年10月08日 11:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 11:11
富士見平を過ぎると展望が開ける。
2017年10月08日 11:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 11:23
2017年10月08日 11:46撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 11:46
テント場は足の踏み場がない。
2017年10月08日 11:54撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 11:54
テント場は足の踏み場がない。
何とか設営。
テントから北アが見える。
2017年10月08日 12:46撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 12:46
何とか設営。
テントから北アが見える。
2017年10月08日 13:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 13:24
2017年10月08日 13:29撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 13:29
2017年10月08日 13:36撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 13:36
2017年10月08日 13:38撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 13:38
2017年10月08日 13:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 13:40
2017年10月08日 13:43撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/8 13:43
2017年10月08日 13:47撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 13:47
2017年10月08日 14:37撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 14:37
火打山山頂。
2017年10月08日 14:53撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 14:53
火打山山頂。
2017年10月08日 15:09撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 15:09
2017年10月08日 15:39撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 15:39
2017年10月08日 17:43撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/8 17:43
2017年10月09日 06:12撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/9 6:12
2017年10月09日 06:15撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/9 6:15
2017年10月09日 06:15撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/9 6:15
2017年10月09日 06:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/9 6:24
2017年10月09日 06:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/9 6:35
2017年10月09日 07:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/9 7:35
2017年10月09日 09:21撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/9 9:21
妙高山山頂。
2017年10月09日 09:25撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/9 9:25
妙高山山頂。
2017年10月09日 09:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/9 9:56
後立山が見える。
2017年10月09日 10:01撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/9 10:01
後立山が見える。
妙高山から火打山。
2017年10月09日 10:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/9 10:02
妙高山から火打山。
2017年10月09日 10:27撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/9 10:27
温泉が流れちょる。
2017年10月09日 11:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/9 11:40
温泉が流れちょる。
赤倉温泉源泉。
2017年10月09日 12:07撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/9 12:07
赤倉温泉源泉。
惣滝。
2017年10月09日 12:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/9 12:30
惣滝。
燕温泉・黄金の湯。
2017年10月09日 12:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/9 12:33
燕温泉・黄金の湯。
いい湯。
2017年10月09日 12:36撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/9 12:36
いい湯。
2017年10月09日 12:58撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/9 12:58
2017年10月09日 12:59撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/9 12:59
こちらの旅館「花紋」でも一風呂。
2017年10月09日 13:10撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/9 13:10
こちらの旅館「花紋」でも一風呂。
撮影機器:

感想

当初、この3連休で会山行でリーダーとして飯豊連峰に行く予定だったが、初日が悪天のため中止に。
ということで、久々に1人でのんびり縦走。
1人でのんびり気ままに楽しめて満足。
人と行く山行もいいけど、やっぱりソロが一番いいなとか思ってしまった。
あと数回縦走行けば、気持ちもちょっとアルパインに切り替えられるかも!?

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:428人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 妙高・戸隠・雨飾 [日帰り]
火打山、妙高山二座周回
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
ハイキング 妙高・戸隠・雨飾 [2日]
火打山(高谷池〜黒沢池回遊)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら