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Yamareco

記録ID: 1293148
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無雪期ピークハント/縦走
甲信越

赤火岳 【信州・佐久地方】

2017年10月18日(水) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
10.4km
登り
758m
下り
771m

コースタイム

日帰り
山行
7:35
休憩
0:20
合計
7:55
6:05
205
9:30
9:50
160
12:30
12:30
30
林道木次原線出合
13:00
13:00
60
県道上野小海線出合
14:00
ぶどう峠から船坂山分岐までは赤破線だが、それ以降も赤火岳まで明瞭な踏み跡あり。
アップダウンが10回近くあるが、高低差は大きくない。
登山道は落葉が溜まり、長雨で色が変わるほどに濡れており、とても滑りやすい。
特に赤火岳直下は前向きでは危険過ぎ、後向きで下ることを想定していたが・・・・
天候 晴れ後曇り
過去天気図(気象庁) 2017年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国境稜線上の岩場から両神山
2017年10月18日 07:53撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
10/18 7:53
国境稜線上の岩場から両神山
両神山の右奥は秩父・奥武蔵方面
2017年10月18日 07:53撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
10/18 7:53
両神山の右奥は秩父・奥武蔵方面
赤火岳を見上げる。
2017年10月18日 08:06撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
10/18 8:06
赤火岳を見上げる。
舟留〜大蛇倉〜高天原〜石仏
中央右で雲が掛かるのは三宝山
2017年10月18日 08:06撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
10/18 8:06
舟留〜大蛇倉〜高天原〜石仏
中央右で雲が掛かるのは三宝山
赤火岳頂上
2017年10月18日 09:38撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
10/18 9:38
赤火岳頂上
『ツギノス』の山名は、原全教に依るものらしい。
山名の殆どは、|聾橘韻昔からそのように呼んでいること △修了海源頭となる沢名に依るもの 8妬現颪傍されているもの ほかに、陸地測量部が地元民から聞き違ったもの、転記の際に間違えたまま地図を作製し、それが一般化したのもあるようだ。
2017年10月18日 09:38撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
10/18 9:38
『ツギノス』の山名は、原全教に依るものらしい。
山名の殆どは、|聾橘韻昔からそのように呼んでいること △修了海源頭となる沢名に依るもの 8妬現颪傍されているもの ほかに、陸地測量部が地元民から聞き違ったもの、転記の際に間違えたまま地図を作製し、それが一般化したのもあるようだ。
三等三角点 点名「木次原」
2017年10月18日 09:40撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
10/18 9:40
三等三角点 点名「木次原」
頂上からの下りで、北八ツ
茶臼〜縞枯〜北横〜蓼科〜双子
2017年10月18日 09:58撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
10/18 9:58
頂上からの下りで、北八ツ
茶臼〜縞枯〜北横〜蓼科〜双子
樹間越しに御座山
2017年10月18日 09:58撮影 by  DMC-TZ40, Panasonic
10/18 9:58
樹間越しに御座山

感想

10月12日頃の週間天気予報では、翌日からの7日間は全て雨か曇り。
17日には奥日光の半月峠で雪が降ったとニュースで報じられていた。
18日は久しぶりの好天で、晴れ後曇りの予報(実際にそのとおりだった)。
秋晴れは皆無、こんな悪天候続きの10月も珍しい。

ぶどう峠へ着いた時には風が強く、山にはガスが掛かっている。
しかし、時間の経過とともにガスは上昇しつつある。

山道に足を踏み入れると、びちょびちょの濡れ落ち葉が溜まり、とてもよく滑る。
雨後の木道歩きならチェーンアイゼンを携行したが、普通の山道なので滑り止めがあった方が良いとは想定せず。

手元のエアリア『西上州』は2014年版。
山地図にはササヤブと書かれているが、ササは枯れ果てている。
倒木多しとも書かれているが、バリルートとしては少しも多くはない。
船坂山分岐地点は斜面の途中らしく、気付かず通り過ぎる。
1671mピークだったろうか、西側の展望が良い岩場があった。

赤火岳の北側直下は可成りの急斜面で、それまでずっと続いていた尾根はなくなる。
微かな踏み跡と目印は右上に続く。
足元が滑るので立木や木の根に捕まりたいがそれも少ない。
上り詰めたのは赤火岳頂上ではなく、頂上から北西へ伸びる尾根で、そこは木に赤テープが上下二重に巻かれている。下りではここを右折することになる。
そこから頂上までは一投足だった。

赤火岳が展望を期待して登る山ではないことを事前に知っていたので、頂上に立てたことで満足。しかし、無事に下山するまでは気が抜けない。
時間が掛かってもいいから、二重テープから下は後向きで、滑りやすい斜面なので足元を安定させてから下ろうと思っていた。

ところが右下へ下降する二重テープを見落としてしまったのか、おかしいと気付いた時には可成り下っていた。
北西尾根は1600m以下が非常に急なので、北北西の尾根にトラバースし、途中で尾根から沢沿いに下り、地形図1310m地点の舗装された林道(木次原線)へ下る。
この北北西の尾根は傾斜が緩やかで、滑りやすい濡れ落ち葉はとても少ない。
しゃくなげの藪漕ぎはあったが、ササは枯れ果て、見通しが利く。
境界見出標の杭があるが、林業関係の物だろうか?
地形図にはないダム湖が下に見え、この付近にも微かな道形とピンクテープがある。
結果論だが、登りに歩いた稜線より危険度ははるかに低い。

長者の森に人気(ひとけ)は全くなく、増水した相木川の沢音が静逸なる風景に溶け込んでいる。
曲がりくねった県道を1時間、行き会った車はたった三台だけ。
今年は天候不順のせいか、木の葉が痛み、紅葉は見栄えがしない。

赤火岳は御座山や両神山のように展望が楽しめる山ではない。
上武国境&上信国境には1500m〜2000mの、赤火岳のような藪山が多い。
どこからどのようなルートで登頂するか自分自身で考察し、既設の登山道歩きでは体感できない喜びや楽しさ、そして充実感が味わえる山域だと思う。
頂上での絶景も素晴らしいが、其々の山から得られる【感性】を大切にしたい。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
赤火岳は別称ツギノスとも呼ばれますが、これは原全教の著書にあります。
原全教の『奥秩父』は、渓流釣りで奥秩父へ通っていた当時はよく読んでいました。
原著の地図を交えて分かりやすく解説したサイト↓の最後の方に掲載されています。
http://www.noobowsystems.org/geotraffic/koreitoge/index.html

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