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Yamareco

記録ID: 129413
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ハイキング
石鎚山

【石鎚山】土小屋から〜大鎖にチャレンジ☆

2011年08月17日(水) [日帰り]
 - 拍手
GPS
04:09
距離
9.7km
登り
771m
下り
756m

コースタイム

7:58土小屋登山口-9:11鳥居-9:30三の鎖登り口-9:35三の鎖小屋-9:54石鎚山頂神社&頂上山荘(休憩)10:38-12:06土小屋ロータリー
天候 雨後霧
過去天気図(気象庁) 2011年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
今回利用した494号線はカーブの多い細い長い道が延々と続きます。
また石鎚スカイラインは無料ですが、この時期は20時〜朝の7時まで通行禁止で走ることはできません。
コース状況/
危険箇所等
鎖場以外の危険箇所はほとんどありません。
落石注意箇所があるのでそこだけ注意です。


※今回GPSのログがなぜだかヤマレコに正確にUPできていません。
 出発&ゴール地点が山頂と逆になっています。
石鎚神社。
こう見ると、いろんなルートがあるのがわかる。
土小屋ルートは最短ルートです。
こう見ると、いろんなルートがあるのがわかる。
土小屋ルートは最短ルートです。
景色はほとんど何も見えない。
景色はほとんど何も見えない。
虫がとってもウザいです。
虫がとってもウザいです。
落石注意箇所もあります。
こういうところに限ってお花がたくさん咲いていたりします。
落石注意箇所もあります。
こういうところに限ってお花がたくさん咲いていたりします。
鳥居にたどり着く。
ここから鎖場も出てくる。
鳥居にたどり着く。
ここから鎖場も出てくる。
二の鎖は迂回。
三の鎖の分岐。
鎖の重しかな?
とりあえずここで待機。
旦那さまが登るのを見守ります。
とりあえずここで待機。
旦那さまが登るのを見守ります。
上からの眺め。
先に登る旦那さまを下から見守る。
先に登る旦那さまを下から見守る。
ここからは岩がゴツゴツしているので楽に足場に使えそう。
ここからは岩がゴツゴツしているので楽に足場に使えそう。
そしてやっと鎖場制覇。。。
頑張ったよぉ、わたし〜。。。。。
そしてやっと鎖場制覇。。。
頑張ったよぉ、わたし〜。。。。。
もうヘロヘロ状態もお構いなしで山頂神社に参拝。
もうヘロヘロ状態もお構いなしで山頂神社に参拝。
方位盤。
晴れていたならば、見えただろう山々の名前。
方位盤。
晴れていたならば、見えただろう山々の名前。
とりあえずここで記念撮影。
とりあえずここで記念撮影。
記念撮影。ボロボロ感が伝わるはずw
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記念撮影。ボロボロ感が伝わるはずw
今までもガスっていましたが、ここ弥山はさらにガスが濃く、風も強い。
今までもガスっていましたが、ここ弥山はさらにガスが濃く、風も強い。
頂上山荘へ。
ちょうどレインウェアを着た1人男の人が手ぶらで天狗岳へ向かっていた。手だけが見える。
ちょうどレインウェアを着た1人男の人が手ぶらで天狗岳へ向かっていた。手だけが見える。
そして下山。
たくさんのお花が咲いているんです。

ミヤマノダケ
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たくさんのお花が咲いているんです。

ミヤマノダケ
シラヒゲソウ 
オオトウヒレン
シモツケソウ
シシウド。
ミソガワソウ
ミヤマアキノキリンソウ
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ミヤマアキノキリンソウ
ミヤマヒキオコシ
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ミヤマヒキオコシ
オオマルバノテンニンソウ
1
オオマルバノテンニンソウ
シコクフウロ
ハガクレツリフネソウ
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ハガクレツリフネソウ
土小屋ロータリーまで戻ってきました。
意外と観光客が多いです。
土小屋ロータリーまで戻ってきました。
意外と観光客が多いです。

感想

お盆休みはいつものごとく私の実家岡山へ帰省。
そして当然のごとくこちらの山にも登る。

連日猛暑が続いているので、
山には涼しいうちに登って下りて来たい。
そう思って日の出とともにスタートするつもりで家を出たのが
午前0時過ぎ。
今回はロープウェイを使う表参道ルートではなくて、
裏側の面河渓のある土小屋ルートから登るので
高速を使っても4時間はかかります。

私たちは山陽道、瀬戸中央道を経て、松山道の川内ICで下りて
494号線を走りました。
この494号線が大変な道だった。。。
とにかくカーブが多くて運転している私でさえも気持ち悪くなるほど。
そして距離が長い。さらに道幅が狭い。
夜中だったのでハイビームで走れたし、対向車もゼロだったのでまだマシでしたが、
ライトに照らされる大きな木や岩などがそれはそれは恐ろしく見えました。

午前4時にやっと石鎚山スカイライン入口に到着。
ところが、、、スカイラインは午前7時にならないと通行できないって。。。



知らなかったーーーーーーーーーーーーっ!!



あと3時間もあるじゃんっ!
7時って、、、もうすっかり日が昇ってるじゃんっ。。。
4時過ぎから登って10時頃には下山してくるつもりだったのに。。。
すべての計画がおジャンに。。。


あ〜、今回の下調べあんまりやらなかった私が悪い。。。
ある記録のみ参考にしちゃったのが原因。。。orz

それでもここまで来たので仕方なく7時まで待つことにしました。
スカイライン入口脇に、大きな駐車場があり、トイレもあります。
寝ようと思ってもいつものごとく眠れない私。。。
トイレに行きたいけどなんだか怖いし。。。
だって駐車場にいるのは私たちだけなんだもの。。。

でも少しすると車がやってきて私たちと同じように駐車場に止めて待機したり、
スカイラインの入口に車が並び始めました。
少し明るくなってきたのでトイレに行ってみると、
明るいし綺麗で、なんだもっと早くトイレ行ってればよかった。。。なんて思ったり。

そろそろ列に並んだ方がいいかな〜、せっかく一番に来てるのに、、、
と思いながらもなかなか行動できなかったせいで、とうとう列に並び損ねた私たち。
7時になってようやくゲートが開かれ、並んでいた車たちが一斉に列をなして走って行く。
私たちもなんとか列に入れてもらい、15分ほど走らせて土小屋駐車場に到着。
思ったよりずっとずっと駐車場が広い。

悲しいのは、着いたとたん雨が降り始めたこと。
そしてかなりのガス。

なんだかツイてないなぁ。今回。
テンションが下がりまくる。

けれど雨はザーっと一気に降って止みました。
さー、出発。
石鎚神社前の道路をしばし歩きます。
霧が立ち込める中出発。
幸い雨は上がったようです。
石鎚山まで4.6km。2時間あれば着く距離です。

暑くは無いけど、湿気が。。。
苦手な湿気で私は足取り重し。
まぁ、いつもスタートはこんな感じか。
景色はほとんど何も見えません。
そして蒸し暑い。

道はずっとなだらかで。。。
普通にハイキング気分で来れる道です。

でも途中から虫攻撃に遭う。。。
蚊のような虫がずっと耳の穴に入ろうとしてくる。
うざーーーいっ!!!
今日に限って虫よけ忘れたぁ〜っ。。。
帽子を目深に被ってガードするけれど、ずーっと後ろについてきてウザいっ!!
虫攻撃がストレスになって体力を奪われる感じ。

虫と闘いながら1時間ちょっとで鳥居に到着。

鳥居を過ぎるといよいよ名物の鎖場登場。
でも今日は雨が降った後なので滑りやすく危険なのではと、
とりあえず二の鎖は迂回することにしました。

※今回の土小屋ルートの場合、‘試しの鎖’と‘一の鎖’はルートから外れています。

ところがこの迂回路も結構しんどい。
足が思うように上がらない。
あとたった400mなのにその距離が縮まない。
蒸し暑さと虫ストレスのせい???
そして今思えばシャリバテも原因だったのかなぁと。。。
でも食欲は無いのです。。。最近なぜか山行中に食欲が湧かない。。。

そして三の鎖の分岐。
分岐からは鎖場は直接見えない。
二の鎖場もそうだった。
このロープを登って初めて鎖が見える。

旦那さまはせっかくだし、ここは鎖を登ると言う。
う。。。う〜ん。。。δ(⌒〜⌒;ι)
「迂回していいよ。」
と言われたけれど、、、迂回路も飽きたしなぁ。。。
このまま迂回路で登って、
ただのつまんないハイキングで終わらせるのもどうかと思うし。。。
でも鎖は登り始めたら下りれない。
それだけは肝に銘じて。。。


決断。


気づいたら旦那さまを追ってロープ場を登っていました。
ロープを登りきると、次は細い鎖が垂れている岩場。
ほぼ垂直。
でもこれもまだほんの序の口。

足場もつるつる滑って登りにくかったのですが、
なんとかクリア。

そして三の鎖小屋前。
ここから迂回路にも戻れるそうです。

次はいよいよ大鎖のついた鎖場。
ここからが本番。
鎖の一番下に人がすっぽり入る大きさのリングがありました。
鎖の重しかな?

この日この時間に鎖場を登っている人の姿は見ませんでした。
かすかに上の方で鎖が擦れる音がしていたので、誰かは登っていたみたいです。

見た目より登りにくいなというのが私の感想。
大鎖なので鎖自体は揺れることはありません。
足場に困ったら大きな輪の部分やトライアングルのように△になった部分に足を入れるのですが、
登山靴だと輪の部分に入れるのが少々困難。
また△の足場が鎖の向こう側に回っていて入れることができなくなっている箇所が結構ありました。
普通の細いスニーカーの方が絶対登りやすいです、ここ。

とりあえず待機できる狭い平らな岩場まで登れました。
旦那さまが続きを登るのをここから見守ります。

ここからが難関。
どこを足場にして登ろうかとかいろいろ考えていると、
「私、ここ登れる??? 無理じゃない?」と思いでいっぱいになってきます。
旦那さまの姿が見えなくなったので、鎖に取りかかりましたが、
やはり足場に困ってしまった私。
「やっぱり無理かもーーーっ!!」と姿の見えない旦那さまに叫ぶ。
「無理なら隣の鎖で下りた方がいいよー。」と旦那さま。


でも、、、今さら下る方が怖くね???? (((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル 


鎖場を下りる時は足場が見えにくいので怖いのです。
特にここ三の鎖場は傾斜がほぼ直角。
誰かが下にいてくれればまだ心強いですが、誰もいないし。。。
ここまで登ってきてしまったことをちょっと後悔。。。
どうしよう。。。(ノДT)

でももうここまできたら登るしかない。
腹をくくって再び登り始めます。
ほぼ腕の力だけに頼って。。。

難所を越えて旦那さまの待つ第二の狭〜い待機ポイントになんとか登り着く。
「すごい、よく登れたなぁ。」と旦那さま。
私が登ってくるとは思わなかったらしい。
手がすごく震えてる。
身体もかすかに震えてる。
怖かったんだなぁと、自分のことなのに第三者的に感じる。
ここは人で渋滞してる方が怖くないかも。

鎖場はまだまだ続く。
そうそう、この三の鎖は全長68mもあります。(一の鎖33m、二の鎖65m)
あともうひと踏ん張り。
先に登る旦那さまを下から見守ります。

旦那さまの姿は見えなくなったけれど、上から
「ここはさっきほど難しくない〜。」と一声かかる。

その言葉にちょっと安心して、登りにかかる。
岩がゴツゴツしているので足場に使えそう。

そしてやっと鎖場制覇。。。
頑張ったよぉ、わたし〜。。。。。

もうヘロヘロ状態もお構いなしで山頂神社に参拝。
無事に登れたことに感謝。

ここは弥山。
とりあえずここで記念撮影。
今までもガスっていましたが、ここ弥山はさらにガスが濃く、風も強い。

とにかくバッジを買うために頂上山荘へ入る。
ついでにジュースを買って、「休憩いいですか?」と訊くと
「どうぞ。お弁当広げてもいいですよ。」と言われる。
ありがたい。
持ってきたおにぎりはまだ3つずつぐらい残っている。
お腹は空いてるけど、なんだか食べる気がしない。
でも食べないと身体がうごかなくなりそうなので1個ずつ無理やり食べる。
少し寒くなってきたので私は温かいお味噌汁200円を注文する。
おにぎりは食べるのに苦労したけど、お味噌汁は身体にじんわりと滲みこんでいく。

山荘の人によると、石鎚山はこんな天気が多いらしい。
晴れている方が珍しいと。
ここも大台ヶ原と同じなのかぁ。。。
というか私たち百名山登る時って結構ガス率高い。。。

ふと窓の外を見ると、風が一段と強くなってヒューヒューと音もしている。
実はここは山頂ではない。
ここから先にある天狗岳というところが最高峰になっている。
けれど、ここ弥山から天狗岳までが切り立った岩場になっていて誰もが気楽に行ける登山道ではない。
濃霧で天狗岳どころかすぐ先も見えない視界の悪さに加えて、
風も強くなってきて、どうしようかと思案する。

とりあえず空腹を満たしたので山荘を出て、
天狗岳への登山道を見に行く。

ちょうどレインウェアを着た1人男の人が手ぶらで天狗岳へ向かっていた。

どうしよう。
行くとしてもザックをデポして身軽で行きたい。
でも視界は悪いし、風も強い。
足元も雨で濡れている。
危険であることは間違いない。
天狗岳へ行かなければ登頂したことにならない。
今日断念するとなると、また次回登りにこなければならないだろう。

どうする?

4人連れのおじさんおばさんたちが霧に包まれた天狗岳を見に来て賑やかに話してる。
「あの人たちが天狗岳に行くなら私たちも行ける。行こう。」と心の中で賭けてみる。
けれど、やはり見に来ただけで誰も行こうとはしなかった。


「今日はやめよう。また来よう。」
旦那さまが勇気ある撤退の決断を下した。
あとで聞くと旦那さまもあの4人連れが行ったら行くつもりだったらしい。
今回はスカイラインの入口からなんだかツイてない。
雨も降るし、ガスってて何も見えないし。
歓迎されていない感じ。
こんな日は気持ちの導かれるままがいいと判断。
山は逃げないから、今度は天気のいい日を狙って来よう。
そしてカッコイイ天狗岳を見ながら登頂してやるんだ。

そして下山。
帰りはもちろん普通の登山道を下ります。
登りの時にはちょっと余裕が無かったけれど、実は結構たくさんのお花が咲いていました。
余裕があるので花の撮影をしながら帰ります。

この山は本当に家族連れが多い。
帰り道でも何組もの家族連れとすれ違いました。
鎖さえ迂回すれば弥山までならハイキングだし。

土小屋ロータリーまで戻ってきました。

往復で4時間ちょっと。
それほど疲れてはいませんが、
これからまたあの長いくねくね道の494号線を帰らなければならないかと思うと
気持ちが沈んでしまいます。

※ 帰ってからもう一度調べると、反対側の瓶ヶ森林道からのアプローチの方が
  494号線よりはマシだということがわかりました。
  次回リベンジするときの参考にしたいと思います。

■総距離   約9.6km
■所要時間  約4時間9分

体力度  ★★★★☆ (鎖場でかなりの体力を消耗。迂回の場合は★★程度。)
危険度  ★★★☆☆ (鎖場経由の場合。) 
整備度  ★★★★☆
眺望度  ---------   (ガスのため無し)
山スカ度 ☆☆☆☆☆ (鎖場迂回の場合は★5つ)
虫集り度 ★★★★☆ (しつこいです) 

※上記は、2011年8月17日時点での個人的な評価です。季節や天候によって大きく変化します。


今回は残念ながらピークハントはできなかったので、
百名山の数も暫定。
次回帰省した時に再びリベンジしたいと思います。



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