漁川から漁岳
- GPS
- 08:24
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,067m
- 下り
- 1,066m
コースタイム
9:00 入渓
9:40 二股分岐
10:50 右岸林道分岐
12:40 漁岳(30分休憩)
16:00 右岸林道分岐
17:10 駐車場
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大滝は、巻き道やフィックスロープがあり、とても親切なコースです。 懸垂下降の支点は、残置ハーケンや立ち木を利用します。 フィックスロープや、残置ハーケン等の安全確認は自己責任で。 |
写真
感想
「漁川本流から漁岳」
まだ2度目の沢登りなので、入門向きと言われてるこの沢に行って来ました。
入門者だけど、前回もそうだし、今回も1人だわ・・・。
やっぱりロープを使うルートは、ソロだと心細いですね。
「まっ、どーにかなるでしょっ!」
「いえ、どうにかしましょう!」と出発。
今回は右岸林道が閉鎖されてて、車とデポできない。
と、いう心配はいりません!!
なぜ?って・・・
どうせ1人なので、車をデポしに行けないしね。
8:40
はい、なので国道から普通にスタート。
とりあえず、左岸林道を歩き始める。
10分程で道が分かれるので、沢方面(左)に進んだら、
テント張ったら気持ち良さそうなスペースがあった。
たまには、のーんびりキャンプとかしたいなー。
で、ちょうどその先から、沢に踏み後があったので入渓する。
9:00 入渓
のんびりムードの川歩きといった感じ。
なんとなく、ダラダラと歩いてたら!!
9:30 エゾシカに至近距離で出会う!
大きな岩を「ヨイショッ」と乗り越えたら、10m位の距離に
立派な角の、大型の雄が凛と立っている。
思い切り目が合う。
自分より遥かに大きいエゾシカで、角もデカく迫力がある。
あの角で攻撃されたら、大怪我間違いなし!
「やばい、やばいよ!」
遠い距離なら、自然に逃げると思うけれど、
自分もそうだけれど、エゾシカも驚いてるわな。
なので、自己防衛的に攻撃に来るかも?・・・
マジで、怖くて動けない・・・。
目線を逸らさないで、少しずつ下がり距離を開ける。
2人の間にちょうど大きな岩を来るようにして、もう少し下がる。
すると、鹿がようやく去っていった。
ふぅ〜・・・。
自分よりも大きな野生動物に至近距離で会ったのって、人生で初めて。
マジで、熊じゃなくて良かった〜。
だって、クマの足跡あったしー・・・。
ふぅ〜・・・。
写真を撮ったつもりが、写ってなかった・・・、残念。
9:40 二股に分かれるので左に進む。
10:10 大滝に出る。
ここは、直登もできるみたいだけれど・・・。
無理をせずに、横の鎖場を登る。
15mくらいかな?巻きの割りに、地味に迫力ある。
10:50 右岸林道への分岐
ピンクテープだらけで、すごく分かりやすい。
で!!
ここからが、この漁川のメインです!!
滝が続き、非常に面白い登りになる。
難しめ滝は、横にロープがあり巻けるようになってる。
が、ようやくテンションも上がってきたので、全ての滝を男らしく直登!
「フリーソロでシャワークライミング」
なんか、カッコよくない??(笑)
難しいところでも、体感的には+級が15mくらいかな。
けれど、精神的にはしびれますね。
濡れた岩、沢靴、重いザック、滑るかも?のスタンス。
平日だし、他に入渓してる人は、ゼロ。
単独なので、怪我したら救助が呼べない。
携帯はもちろん、広範囲で圏外。
という感じで「死んでも落ちれない」という「ソロクライミングのプレッシャー」。
この感覚は、結構好きかも。
なんてねー、涙目の時の方が多いくせに・・・。
まっ、気合いを入れて、どんどん登る登る。
さすがに疲れた頃に、ようやく源頭に到着。
なんだか、すごく嬉しい!!
人生で初めて、川を登り、始めの1滴に辿り着いた!
いいね、なんか、こーいうの好きだわ。
と、嬉しいコトの後には、厳しい薮漕ぎですね。
ここから山頂までは、笹のトンネルを腰を曲げながらせっせと進む。
なんの景色も楽しめないで、ただただ汗を流しながら、進むだけ。
つまらない、飽きる・・・。
それでも、あとちょっとだと思い、夏の漁岳の山頂も見てみたい!
12:40 漁岳の山頂に到着
なんだか、日活ポルノを連想させるような、色が塗られてて面白い。
シャワークライミングと汗で、着てるものはベチャベチャなのでお着替え。
寒くなってきたし、カップそばを食べて温まる。
冬山と違うのは、山頂で休憩&ご飯が食べられるのは、やっぱり嬉しい。
けれど、ガスってて、あまり展望は楽しめなかった。
13:10 下山開始。ちょっと遅くなったなー。
また薮漕ぎで、下山する。
あれ??こんな所通ったっけ??自信がなくなるので、GPSで確認しながら、戻ったりしてみた。
うーん??っと悩みながらも、踏み後通り進んでみる。
良かった、あってた。
登り以上に下りは神経を使うし、難しい。
クライミングもそうだけれど、登るよりもクライムダウンの方が難しいし、危ない。
せっせと進み、滝に出る。
クライムダウンか、懸垂下降か。
せっかく、15mロープを2本持ってきたし、わざわざ沢用にハーネスまで買っちゃったし。
まっ、フリーのクライムダウンよりは、懸垂下降の方が安全だし。
滝に打たれながら、合計8回も懸垂下降をした。
実際は、3個くらいはクライムダウンの方が、早くて楽だったかも?
あと、フィックスロープで降りれるのも3箇所くらいあったな。
で、今回は「ドボン!」しちゃいました。
懸垂下降で、降りてきて、ちょうど大木の上に降りたと思ったら、
ツルン!と思い切り滑って、バックドロップの様に背中からドボン!
一瞬マジで焦った!!
ひじをちょっと打って擦り傷だけで済んで良かったー。
これ以外にも、下りで2度ほど滑って転んだ。
スラブのような岩で、2回とも滑った・・・。
これも、しりもちだけでよかったー。
そんなこんなで、懸垂下降で時間も取られて、日が傾いて来て、ちょっとだけ焦る。
16:00 右岸林道分岐に到着。
これで、ようやく安心だ!
あとは、林道を下って行こうっと。
時間的にも、体力的に、気持ち的にも、右岸林道を歩くのを選択。
ココからは、お気軽な山歩き。
景色や、木々を楽しみながら、のんびり歩く。
17:10 国道経由で、駐車場に到着!!
駐車場から見える、漁川。
この源頭まで行ったんだよなー。ニヤッ!
ちなみにトータル8時間30分(休憩含む)
しかし、この沢で「入門向き」かー。
今の自分じゃ、このレベルしか無理だなー。
しかし、沢登りの単独は、非常にやりがいがあり面白い。
体力、地図読み、ルートファインディング、
クライミング、ロープワーク、精神力等など。
次は、入門向けと言われる「発寒川」でも行きたいなー。
今回の反省点
・懸垂下降の支点で、山だし木があるから大丈夫だろうと思ってたけれど、間違ってました。
滝の横とかだと支点に使える木が無いコトもあるので、ハーケンを打つ準備はした方がいいですね。
なので、次回はバイル&ハーケンを持って行こう。
・薮漕ぎの時に、目の保護になるもの(サングラス)とかを着用しよう。
けっこう、目がやられそうで怖かった。
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