真昼岳(兎平登山口から):名残の紅葉と稜線の眺望
- GPS
- 05:03
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 843m
- 下り
- 863m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
兎平登山口駐車場は10台程度、28日は6時10分で他に車なし。帰りも他に車なし。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はまったくない。刈払い等の整備状況も良い。落葉の上を気持ちよく歩ける。 |
写真
感想
また西和賀に来てしまった。この週末は二週連続の台風で全国的には天気が良くなく、東北は土日では土曜のみ可能かな。それも、北部ほど雨が降らなそうだ。ということで、また北へ。今回の山は真昼山地の真昼岳。標高は低いが、森林限界は低く、眺望と高山的山容に優れた名山である。和賀山塊も地形的には真昼山地に入るらしいが、先々週の高下岳からも真昼岳が少しだけ見えた。登山口はやはりアプローチが近いので、西和賀の兎平登山口からにした。
秋田自動車道で夜明けを迎えるが、快晴ではなさそうだが何とか天気は持ちそうだ。湯田インターを出て県道1号線へ。真昼温泉方面へ左折、最初舗装だが、途中分岐なしで、本内川併用林道へ。兎平登山口までダートは4km。石でタイヤを傷つけないようゆっくりと。無造作に走ると危ない。段差や泥濘(今日ではないがスタック跡もあり)にも特に注意。6時10分で他に車なし。帰りも他に車なし。でも、帰りには本内川の吊り橋脇に1台あり。
兎平登山口から樹林の中の広い道を緩く下り、本内川吊り橋へ。吊り橋は揺れるのでワイヤーに掴まりながら渡る。樹林帯を少し登ると、直進標本林、右真昼岳への分岐となり、右へ小沢を渡り、急登が始まる。ジグザグで登り易い。少し登ると右下の沢に飛竜の滝が見える場所がある。さらにジグザグの急登となり、一合目の標識となる。ここを過ぎると急登はあと少しで終わる。道は緩やかな紅葉したブナの樹林帯となり、複雑な小尾根を縫って登っていく。道は落葉が積もり、歩き易い道である。落葉で道が見えないが、小さい道標やテープがあって助かる。二合目を過ぎるとブナの幅広い尾根を緩く登っていく。三合目あたりから一部沢状の急登となるが、やがて傾斜は緩くなり、周囲が開けてくると、兎平分岐となる。右にカヤとザレの道を登ると兎平に着く。ここでやっと主稜線の眺望が得られる。上空は晴れてきて、女神山から真昼岳への主稜線が大きく見える。分岐まで下ろうとすると、女神山の右に雪を戴いた鋭鋒が見える。鳥海山ではないか。今日の天気では期待していなかったのだが、これは嬉しい。
兎平分岐まで戻り、主稜線に向かう。ここも展望のよい気持ちの良い縦走路である。稜線に達すると分岐、そして真昼岳に向かうと直ぐに5合目である。真昼岳が大きく、その山容は1000mの山とは思えない立派さである。ただし、真昼岳南峰(九合目)であるが。しばらく主稜線を歩いていくが、尾根は背の低い樹林帯で、アップダウンはあまりない。南峰への急登は七合目〜九合目で標高差は200m程度である。左には岩壁が眺められる。最後はロープの設置された急登で、南峰(九合目)に達する。ここで、初めて真昼岳の本峰が見える。笹の中の道を一旦少し下り、さほど時間は掛からずに真昼岳山頂に到着する。山頂には三輪神社の建物(兼避難小屋)があり、大曲方面の平野が広く眺められる。その上に鳥海山も見える。北には和賀岳、その左に秋田駒ケ岳が見えるが山頂付近は雲が架かっている。今日の稜線上は晴れているが、東風がかなり強い。神社の中で少し休憩して、帰路に向かう。
往路をそのまま戻るが、五合目辺りで、和賀岳の雲が取れてきれいに見えた。登山道は、ほぼ落葉が積もった上を歩くことになり、下りも歩き易くて助かる。今日は思ったよりも良い天気に恵まれ、稜線からの眺望が得られた。真昼岳は良い山だなーと思いながら登ってきた。今日出会った方は、2組5名のみで、静かな山だった。
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