五色温泉〜霧の平〜家形山
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- GPS
- 11:52
- 距離
- 22.2km
- 登り
- 1,537m
- 下り
- 1,545m
コースタイム
- 山行
- 6:46
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 6:56
天候 | 1日目曇り、2日目雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
五色温泉〜霧の平への分岐 刈り払い済み。快適に歩行できます。ピンクテープがありますがコースでないところにも付いているので注意が必要です。 霧の平への分岐〜霧の平 分岐は藪と同化している上、標識も見ただけではそれとは判りません。入り口は白い標柱らしきものと藪に付いているピンクテープが目印です。コース自体も半ば藪に埋もれています。笹薮が背丈を越えるところも。踏み跡はあるので注意して歩けばコースはわかりますが、夏場など藪が盛んに茂っているとコースファインディングが厳しいかもしれません。 霧の平 ガレ場で踏みあとが判り辛いので、コースも目印が少ないので視界の悪いときは見落とさないように注意が必要です。 霧の平〜白浜 刈り払いされております。ガレ場と林の中を出入りしますが、目印がほとんど無いのでコースを見落とさないように周りを見ながら進みます。 白浜〜主稜線〜家形山 白浜から上は松林になっていますが、下草がほとんど生えていないので踏み跡がわかりづらいです。コース看板が沢山付いているので、それらを見ながら進むと迷いません。主稜線からは泥濘ですが刈り払い済。 家形山〜五色沼〜一切経山 コースの過半がガレ場。沢山の人が歩いているので踏み跡はわかりやすいです。一切経への道は落石注意。 五色沼分岐〜硯石〜家形山避難小屋 五色沼分岐から硯石までは沢山の標識ペンキマークあり。刈り払い済み。 家形山避難小屋〜(青木小屋コース)〜東海大緑樹山荘〜霧の平への分岐 刈り払い済み。ピンクテープなどコース表示多数。コースは一部泥濘化していますが概ね良好。小さな沢を何回か渡渉しますがよほどの大雨でなければ問題無しと思われます。 |
その他周辺情報 | 五色温泉宗川旅館、飯坂温泉など周辺に温泉多数 |
写真
装備
備考 | 小屋のノコギリは切れません。 |
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感想
二週連続で台風の週末、行く山をどこにするか悩みます。雨は日曜日が本降りのようです。土曜日は比較的マシなようですが泊まるとなるとやはりビバークの可能性は避けたいところ。無理をせずにノンビリ歩くことにして家形山を目指します。
スタートは五色温泉から。さすがに人気の無いコースだけあって登山者らしき車は一台もありません。一軒だけ建つ宗川旅館の建物の中を覗くようにすぐ横を通って登山道が始まります。朝から濃いガスに包まれてせっかく残った紅葉もほとんど見ることが出来ません。落ちた枯葉を踏みしめながら刈り払いの行き届いたコースを進んでいきます。歩き始めからは道幅も広く快適に歩けますが、しばらくすると方斜面のトラバース道になります。落ち葉が路面を隠して滑りやすくなっているので、足先で路面を探りながら進みます。
このトラバース道が終わると霧の平への分岐が現れます。ヤマレコトップページのヤマプラなどを見ると、この東海大緑樹山荘分岐から霧の平へは普通の登山道のように実線で書かれていますが実際は破線レベルの道です。まず分岐がどこか見ても良くわかりません。昔は標柱があったようですが、現在は途中で折れて何が書いてあるか判らない柱が藪の中に埋もれているだけで、分岐から先の道も藪と同化してよほど気をつけていても見落とします。唯一の目印としてピンクテープが藪の中に不自然に下がっているので、このコースを歩こうとする方は参考にしてください。
藪は笹がメインでところによっては背丈を越える高さ。霧の平までは踏み跡は割とハッキリしているので ルートファインディングは困難ではありませんでしたが、ガスと朝露のおかげで葉っぱが濡れているので雨は降っていなくてもカッパを着ないと全身ずぶ濡れになります。
ヤブ漕ぎしていると急に視界が開けガレ場が現れます。霧の平です。ここからガレ場と潅木の中の道が交互に現れますが、とくに標識やペンキマークなどはないので道に迷わないように周りを見ながら進みます。
霧の平からは滑川温泉方面へ下るルートが二本あり、その分岐には標柱も立っています。エスケープする場合はここからになります。この先は しっかり刈り払いがされており快適に歩けますが 主稜線に出るまでにある松林はいくつも踏み跡があり下だけを見て歩くと道に迷いそうですが、古い標識がコレでもかというくらい付けられているので助かります。
主稜線に出ると家形山までホンの一息で到着です。こちらからは天気がよければ魔女の瞳が綺麗に見えるのですが、相変わらずガスが視界を遮ります。風も吹いてきて体感温度も一桁という感じです。急いで一切経山を目指します。
家形山から一切経山へは、樹林帯が切れるところは強めの風が吹いていましたが歩行が困難なほどではなく たまにガスが切れて五色沼も現れるなど下り坂の天気にしては悪くは無かったです。一切経の山頂は丁度団体が到着したところのようでかなり賑わっていました。長居するような雰囲気でもなかったので写真だけ撮って避難小屋へ向かいます。
避難小屋へは五色沼の分岐から降りて行きますが、ガレ場のため視界が悪いときは迷うかもしれません。慶應山荘の管理人さんがペンキマークをつけてわかりやすく整備してくださっているいるので、マークを拾いながら丁寧に歩きます。
大根森を経て硯石の分岐を過ぎると破線ルートの青木小屋コースになりますが、実際は刈り払いが行き届き歩きやすいコースです。おそらく青木小屋コースの途中にある東海大緑樹山荘を管理している東海大学ワンゲルの皆さんが整備してくださっているのではないかと思いますが、ありがたいことです。地理院地図に表記はありませんが家形山避難小屋は目の前に流れる沢を水場とした小さな小屋です。かなり古びてはいますが整理整頓され整備されているので安心して使えます。到着するまで思ったより時間がかかりましたが、暗くなるまで薪を集めたり切ったりして過ごします。夜は八時前には就寝。
予報どうり夜半から降り出した雨が翌日はずっと続きます。雪の可能性も考えていましたが思ったより気温が高かったようです。明るくなるのを待って出発。下山に使う青木小屋コースは、小屋と硯石の分岐の間から緑樹山荘を経て五色温泉へ下っていきます。下り始めは若干の倒木があったり沢状のところを歩いたりしますが五色温泉へ下るまでほぼ完璧に刈り払いされています。泥濘もそれほど酷くは無く、ピンクテープが多数付いていたり迷い込みそうなところにはロープが張られていたりと 歩きやすく整備されています。雨のせいもあると思いますが途中何箇所も小さな沢を跨ぐので万一のときの水場には困りません。途中の緑樹山荘は一般人は使うことは出来ませんが、目の前が広場になっているので休憩するのに丁度いい場所に立っています。今回 紅葉はこの辺りまで下がっていました。晴れていれば足を止めたかったのですがカッパに雨が染みてきていたので足早に通過します。
下山はほぼアップダウンが無いのであっという間に五色温泉まであっというまでした。枯葉のせいで多少滑りやすいということはあるものの天気がよければとても快適に歩けるコースです。(霧の平へ至る一部コースを除く)
天気の良い土曜日だけ日帰りでも十分楽しめたかとも思いますが、やはり山で過ごす夜は気分が良いです。一切経周辺を除くと誰とも会わず、静かに山が楽しめました。
コメント
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藪好きぢゃのぉ(笑)
ここまで成長してるとは思いませんでした(笑
最初にコースタイムみてあれ、2泊3日かな?と思っちゃいました。
2日目、吾妻でも雨とは結構暖かかったんですね。
カメラのレンズの濡れ具合の写真が良い感じです(笑)
あ、すみません。なんかログが乱れたみたいで今まで気付きませんでした。
予報だと雪マーク出てたんで一応覚悟して行ったんですが、夜中からずっと雨で朝も手袋要らないくらいでした。
雪が降ってもミゾレだったと思うので雨でかえって助かりました。
ただカッパが手入れ不足で役に立たなかったのには参りました。
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