晩秋の羽後朝日岳 藪こぎで
![情報量の目安: A](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_A2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 08:26
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,268m
- 下り
- 1,258m
コースタイム
- 山行
- 7:58
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 8:26
天候 | 曇りから次第に晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口まで車は問題なし。登山道もきれいに刈りはらわれていました。感謝です。 |
写真
感想
登山道の無いこの山に妙にひかれ、残雪期に続き2回目の山行。10月中旬に登りたかったのだが、天候や諸々のこともあり11月になってしまった。おそらく今年最後のチャンスとなるだろう。前日の好天予報で山行を決意。例によって深夜3時前に青森を発ち、高速を南下、朦朧としながら貝沢駐車帯で仮眠。その後、登山口へ。
1年前のkamadamさんの記録を大いに参考にさせていただき、登山口〜大荒沢の往復4時間半、大荒沢〜朝日岳の藪こぎ往復4時間半、計9時間という計画をたてた。日没が早くなったこと、夜9時前に仙台に着かなければならない用件もあり、12:30までに朝日岳山頂に着けなければ撤退という、ヒマラヤのアタック並みのシリアスというか人様からするとどうでもよいルールを定め行動。藪との格闘に備え、水は4リットルをザックに入れた。
藪こぎは、想像通り、いや、想像以上というところか。かなり厳しいものであった。ただ、穏やかな天候に恵まれラッキーだった。また、和賀岳から薬師岳の藪、南八甲田の藪と、なぜか藪こぎが続いたので、慣れたということもある。2つのピーク間の尾根、片道2キロ弱という点も不安感がさほど大きくない理由だ。落ち着いて、気力と体力を使い切らないことを心がけた。
花や紅葉は見られなかったが、暖めていた思いを実現でき満足。今年は2度の朝日岳、冬の3度の岩手山頂、岩木山や八甲田大岳、高田、雛岳山頂からの滑降、南八甲田下岳への山スキー、3度の藪こぎ山行等、新しいことにチャレンジし実現することができ充実した1年だった。(年内にまだ登りますけど…)
いつものように、先人の方々のレポを参考にさせていただきました。感謝いたします。
ちなみに、“すね当てを”準備していなかったので、痛い思いをした。本格的に藪を歩く場合、すねのプロテクターがあったほうがよいと思います。
最近は藪漕ぎばかりですね。登山道がないルートって惹かれますね。
城が倉から逆川、横経由で櫛が峰に夏にもいける噂を聞いてますが、ご存知ですかね。
横レス失礼します。
oyama56さん、何と!夏に逆川、横岳経由で櫛行けるんですか?
残雪期にスキーで横岳までハイクアップしましたが、あのルートは夏場は
地獄笹薮ではないでしょうか?その猛者のヤマレコ山行あったら見てみたいです
コメントありがとうございます。
城ヶ倉から櫛へのルート…、私はわからないですし、oyamaさんのコメで初めて知りました。その距離は、今回の大荒沢〜羽後朝日間の何倍にもあたると思います。かつて使われていた道として踏み跡でもあるのであれば、行けるかもしれませんが、そのルートを聞くと普通は“残雪期のルート”と考えますよね。実際に歩いた人がいるのなら、ぜひ知りたいものです。
すっかり「ヤブおじさん」になっちゃったかな。ヤブこぎしないと満足できない〜、なんてことはなく、たまたま続いただけなんだけどね。そろそろ「ラッセルおじさん」に変身、なんてね。12月中旬くらいから、まずは酸ヶ湯から大岳方面に“出没”すると思います。また一緒に行きたいですね。「ラッセルおじさん×2」で行きましょう!(失礼しました)
こんにちわ。ご覧いただき、ありがとうございます。
おっしゃるとおり、夏にそのルートを行く人がいたら、聞いてみたいと思いますよね。
以前ご覧いただいたとおり、私は南八、駒・猿の踏み跡が残るヤブでもきつかったです。
さて雪のシーズンも近づいてきました。シーズン当初は、酸ヶ湯からの通常ルートに「ヤブおじさん=ラッセルおじさん」は出没しますので、ぜひいらしてください。またご一緒しましょう!
mametan3さん コメントありがとうございます。
藪漕ぎの被虐感の虜になられたようで
多分冬の八甲田ともなりますと、おのずとメンバーが決まってきますので
お会いすると思います。お手柔らかにお願い致します
こんにちは。私のレコを参考にしていただいたとのこと、とてもうれしいです
羽後朝日山頂を目前にして、直下の草付き斜面を一歩一歩味わいながら登る喜び、よくわかります
日の短い時期に日帰り、体力的にも精神的にも相当ハードかと思います。途中の岩場でのんびりできたら良かったですが・・
私の時も足に生傷がたくさんつきました。確かにプロテクターがあったほうがいいですね
はじめまして。というより、お世話になっております…というほうがいいかもしれません。コメントありがとうございます。
4月残雪期と今回の藪漕ぎ、どちらも、kamadamさんのレコを参考にさせていただきました。
おかげさまで、2回とも充実した山行となりました。初めての山域で登る人の数も少なく、未知のことが多かったので、実行前は逡巡もしたのですが、kamadamさんや先達の皆様のレコをもとに思い切ることができました。
昨年8月、20代の頃に登った時には気づかなかった朝日岳のピラミダルな姿に魅かれ、脳裏に焼き付いてしまいました。また青森在住の身にとっては、「羽後」と付くところがなんとも旅愁を誘うのです。レコに書きませんでしたが、実は朝日岳と大荒沢の稜線は、生保内川→日本海、和賀川→太平洋の分水嶺にあたると思います。旧沢内村や貝沢などの山村集落、8月に初めて訪れた秋田県側は、和賀・薬師からの河川がつくる扇状地に開けた歴史ある米どころ…。多くの魅力を感じております。
一応の区切りがついたのですが、白岩岳・錫杖の森など行ってみたいと思うところもあります。今後も皆様のレコを拝見させていただくと思いますので、よろしくお願いいたします。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する