頑張って登りました〜♪西黒尾根から絶景の谷川岳へ
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,588m
- 下り
- 1,017m
コースタイム
8:00 「ラクダの背」巌剛新道分岐
9:20 「ザンゲの岩」
9:45 トマの耳
9:55 オキの耳
(の〜んびりコーヒータイム)
10:45 肩の小屋
(下山開始)
12:20 ロープウェイ乗り場
天候 | 8月27日(土)曇り ところにより青空 8月28日(日)曇り ところにより青空 薄日 雲の流れがはやいはやい |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
(帰り)土合駅前から水上駅までバス http://www.kan-etsu.net/ (余談)高崎駅から水上駅まで週末は蒸気機関車(汽車ぽっぽ)が走ります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストはロープウェイ乗り場、登山指導センターにありました。 ●西黒尾根 「日本三大急登」のひとつだけあって初っ端から急登です。 樹林帯の急登のあと、クサリ場、つるつるの蛇紋岩と変化があって楽しいコースです。とにかく慎重に行けば問題ないと思います。 ●天神尾根 ロープウェイを降りて山頂まで行けるという安易なコースと思われていそうですが(確かにすれ違う人も軽装だったり…)ガレ場も多く急坂もあり、なめてかかってはいけません。 |
写真
感想
cli「谷川岳に行くよ!」
ma「じゃあ西黒尾根から登ろうよ」
cli「え〜私はロープウェイに乗りたいの!」
ma「…」
ma「ロープウェイだと団体さんに巻き込まれてきっと登るの大変だよ」
cli 「…でも西黒尾根って急登で有名なんでしょ?私には無理!」
ma 「荷物は僕が持ちますから〜」
cli 「…しょうがないなぁ、分かったわよ。西黒尾根、登って見せようじゃないの!」
ma 「やった、これで西黒尾根に登れる♪」
というわけで、clioneさんがロープウェイ(天神平から)、私(masataro)が西黒尾
根を登って頂上で待ち合わせをするという案が出たこともあったのですが、結局仲
良く西黒尾根から山頂を目指し、帰りは天神平からロープウェイで下山をするとい
うルートで決定したのです。
○1日目
<一ノ倉沢見学>
谷川岳の足慣らしを兼ねて一ノ倉沢へ。舗装された林道を1時間半ほど歩きます。数
百人もの命を奪った岩壁とはいかほどのものなのか、とても興味がありましたが、
眼前に現れた一ノ倉沢とは、言葉では形容し難いほどの威圧感と不気味さを放って
いました。上部に垂れ込めた雲が取れることはありませんでしたが、それはそれで
一ノ倉沢のイメージを象徴しているのではないかと思わずにはいられませんでし
た。合掌。
○2日目
<西黒尾根>
宿を出た時間は朝5時。まだ薄暗く、周囲は濃いガスに覆われていました。
夜半には雨も降っていたみたいで、私たちの「晴れてほしい」という淡い期待を嘲
笑うようなスタートでした。
それでもいつかは登ってみたいと思っていた西黒尾根、私(masataro)はやる気
満々、clioneさんは…とりあえず頑張ってもらうしかありません!
まあ、燧ヶ岳同様、ザックを背負ってないですしね。
登山口からすでに急坂。さすが西黒尾根です。湿度の高い樹林帯をひたすら登って
行きます。そんなに標高が高くないからなのか、気温・湿度とも高く感じ、スター
トからすでに汗たらたら。この日は山頂を目指すにはかなり厳しい条件だったかも
しれません。
登れど登れど、辺りはガスで真っ白。ひょっとしたら山頂までずっと真っ白かもし
れない、こんな不安を感じつつも二人とも晴れることを信じて、日本有数の急坂を
登りつづけました。
すると、登り始めて1時間50分くらいが経過したころ、急に樹林から視界が開け、涼
しい風と共に谷川岳の山頂が初めて姿を現したのです。
「すご〜い!」
二人して声を上げたのは言うまでもありません。せせり立つ山頂、その急斜面の下
にはいまだ残る雪渓。その景色はまったく素晴らしい以外の何物でもなかったので
す。
しかし…その目指す山頂はまだまだ先。この先には険しい岩尾根がまっているので
した。やはり西黒尾根は手ごわいです。鎖場を2〜3本やり過ごし、巌剛新道からの
道が合わさるラクダのコルからは更なる急登が待ち受けています。四肢をフル稼働
させて、岩を登って行くのです。
そのころ空は…雲の流れが速く、青空が出ては雲が湧く、こんな状態を繰り返して
いました。お願いだから山頂で晴れてください!
さて、そんな岩場の最中、clioneさんが
「もう1000mくらい登った?」
と私に尋ねてきました。腕時計の高度を見ると1700mを超えたくらい。
スタート地点からは1000mくらいは登ったみたいです。すると
「私、1000mの女なんだわ」
? 何のこっちゃ?
「もうバテてきたよ〜」
どうやら、標高差1000mが自分の限界だと察知したようなのです。しかし山頂へはま
だ200m以上は登らないといけないのですよ。がんばれclioneさん!
何度か休憩をはさみながら、何とか登り続けます。clioneさんもなんだかんだで頑
張りました。すると、とうとう天神尾根との合流点に到着!ちょっと下には肩の小
屋も見えます。頂上(トマの耳)まではもう目と鼻の先。このころにはかなり青空
が広がってきていました。
<トマノ耳、オキノ耳>
登山口から約4時間、ついに山頂に到着です。clioneさん、頑張りましたね!まさ
か、本当に西黒尾根を登ることになるなんて思ってなかったでしょうから(苦笑)
さすがに今回は二人で手を取り合って喜びました。
トマノ耳では晴れているものの、周囲は雲であまり展望がきかない状態。とりあえ
ず時間はあるので雲が切れるのを待ちましょう、というわけでその間、疲れ切って
いるclioneさんを残し、わたし(masataro)はひとりで双耳峰のもう一方であるオ
キノ耳を往復してくることとなりました。オキノ耳は全体を見ると、一ノ倉岳へ続
く尾根道の小ピークといったところでしょうか。こちらも雲に遮られてあまり景色
は見られませんでした。
ところが、clioneさんのいるトマノ耳に戻る途中、西の方向が急に展望が開けてい
ることに気が付きました。万太郎山へと続く稜線や俎山稜はとても美しく、思わ
ず言葉を失ってしまうほど。晴れることを信じて登ってきてよかったです♪
更には、トマノ耳でコーヒーを飲んでいるうちに四方すべての雲が消え、オキノ耳
や一ノ倉岳、そして4時間かけて登ってきたあの西黒尾根までが姿を現したのです。
「本当に谷川岳はいいところだね。来てよかったね。」
いつもながらに、ずっとこの場で景色を眺めていたいと思ったのでした。
下山は天神尾根を下って天神平へ向かいました。西黒尾根の下りが危険なのはすで
に登ってきた時に分かっているので安全コースを選択です。と、いいながら、天神
尾根もかなり急なことに驚きました。
それにしても、天神尾根はロープウェイがあるせいで、山装備なしで山頂を目指す
人と何人もすれ違いました。谷川岳は標高1977mですが、そんなに生易しい山ではな
いことをぜひ皆さんに知って欲しいと感じた次第です。
〜おわり〜
お久しぶりです、masataroさん、clioneさん!
山頂 よかったですね
ところでclioneさん、お帽子が新しくなったようで
もしかして秋バージョン!?
一ノ倉沢出合の写真の中に車が写っていましたが、確か10月初旬まで通行禁止ではなかったですか、
どうやって入っていったの不思議ですね、
西黒尾根登られたのですね!!
昨日下山で使いましたが、自分の体力では絶対無理だなとおもっていたので、尊敬しちゃいます
ちなみに写真のハイエース昨日も通っていましたよ。関係者の方だったと思います。
masataroさん、clioneさんこんにちは。
28日は私も谷川岳で、逆コースを天神平から肩の小屋11:00〜西黒尾根を下りました。
肩の小屋の下あたりですれ違ったようですね。私は黒っぽいヤマレコTシャツ着ていました。
土合山の家は一度泊まりました。カニはおいしかったしお風呂もきれいだったことを思い出します。
一の倉沢のワゴン車は500円で一時間に一本運行を始めた関越交通のバスではないでしょうか。
コメントありがとうございます
最近の天気があまり良くなかったもので、1週間前から天気予報を見てはやきもきしてたのです
青空が広がったときは、本当に感激でしたよ!
ちなみに私も新調したキャップをかぶってます
はじめまして。
一ノ倉沢の車については、飲み物などを販売している商業車だったと記憶してます
一般車はゲートから先は通行してませんでしたよ
はじめまして!
尊敬なんて言われると照れます
まあ、私のことはさておき、clione さんの頑張りは褒めてあげたいですね。
これで益々自信をつけたことでしょう
krkdx さんも、いつかはチャレンジしてみてください
登頂したときの達成感はピカイチですよ
はじめまして、というか、すでにお会いしてますね。
あの目立つヤマレコTシャツを私たちが見逃すわけありません
ただ、すれ違いざまでしたので、お声を掛けることができなかった次第です。
次にお会いする機会がありましたら、よろしくお願いします
土合山の家は、十分に満足できるお宿でした。まさかのカニもボリュームがあって美味しかったです
timothyさん こんばんは
帽子はですね…夏のバーゲン品です
汗かきなのでネットに入れて洗濯できるものが基本で、日差しがさえ切れればいいとしています
雲が流れて 景色が眺められて本当によかったです
自分で歩いて行かないと見れない景色は忘れられません
naiden46さん はじめまして
止まっているワゴン車には通行許可証がありました。「のむヨーグルト」を売っていましたよ
マイクロバスも行き来してましたね
プロフィール読ませていただきました。
お体に気をつけて…。
今後ともよろしくお願いします。
krkdxさん はじめまして
西黒尾根を下りましたか…すごいことです
「絶対に下りたくないな 」と思いましたもん
ところで…
プロフィールの写真 めちゃめちゃかっこいいですね
yassanさん コメントありがとうございます。
最後の階段の上部で間違いなくすれ違っております。
masatatoさんに「ヤマレコさんヤマレコさん」と教えてましたもん
団体さんの先頭のように見え、お声を掛けることをためらってしまいました。
すごく目立ちますねェ ヤマレコTシャツ
masataroさん、clioneさんこんにちは。
ヤマレコTシャツを見てくれた人がいて嬉しいです。
人が少ない山でしたら「あっヤマレコだっ」って話しかけてくれる人もいるのですが谷川岳みたいに混雑していると話もできないですね。
これからも新しいヤマレコ仲間ができることに期待してヤマレコTシャツで山に登るつもりです。みかけたら声をかけてください。
そういえばタッチーさんも28日にゴールドのヤマレコTシャツで一の倉沢にいたようです。27日と1日違いでしたね。
yassanさん経由でmasatoさんclioneさん はじめまして
1日違いで私もちょこっと歩きました。
私もけっこうヤマレコTシャツ率高いので、どこぞで見かけたら遠慮なく「Bちゃん」と声をかけてください。
Bちゃん(さん)、はじめまして!
Bちゃん=タッチーさん、ということでよろしいのですよね?
yassan さんのお友達ですか?
これからはヤマレコTシャツを見かけたら、遠慮なく声を掛けさせていただくつもりです
ヤマレコをきっかけに友達の輪が広がるなんて素晴らしいですね
お会いしたらよろしくお願いします♪
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