紅葉巡り/ウノタワ〜武甲山
- GPS
- 07:48
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,544m
- 下り
- 1,610m
コースタイム
- 山行
- 6:24
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 7:48
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:浦山口駅から秩父鉄道 |
コース状況/ 危険箇所等 |
山中からウノタワに直接上がるつもりが、本線ぽい林道を直進した結果、鳥首峠ルートに来てしまった。本当はバス停から1丗らずで右折しなくてはいけない。 ウノタワ以外、道は明瞭。落ち葉で若干分かりにくい所もあるがルートを外す心配はない。シラジクボから武甲山一帯はやや整備が良い。 |
その他周辺情報 | 西武秩父駅前の祭りの湯は、三連休ながら最終日の日曜とあってか、さほど混んでいなかった。中の食堂はわっぱ飯の定食主体で、シメの蕎麦といった選択肢がない。ただ、お酒は何種類かあり、おつまみも多少はある。 |
写真
感想
3連休で確実に好天が見込まれるのは最終日の5日という予報を基に、55burbankこと幕吏クンを誘って紅葉見物にウノタワと武甲山を訪れた。やや時期が遅かったようだが、まずまずの色づきを見ることができた。
名郷のバス停を降りて快晴の道を歩く。天気もいいから気分も良くて、よもやま話に花を咲かせるうちに林道は植林帯の中に入り、やがてパッと視界が開けて稜線が見えた。あれ・・・?
そんなはずはない。横倉林道から沢沿いに登るルートの筈が、やけに明るすぎる。近くにはセメントプラントの廃墟。右手を見ると鳥首峠への登山口がある。やってしまった。話に夢中で林道を曲がりそこねてしまった。記憶を手繰れば9年前、ここから武甲山を目指したことがあり、その時は立派なサイロがあったように思う。
多少大回りにはなるが、おとなしく鳥首峠経由で武甲山を目指すことにしてプラント跡のわきをジグザグに登り始めた。坑道に続くトロッコの線路も赤錆ていてわびしい。これまたレールの錆びた作業用モノレールに沿って登り、その線路を潜ってさらに標高を稼ぐと白岩集落跡に辿りついた。
右手に白い石灰岩らしきガレ場が覗き、つぶれた家の前には消火栓。かろうじて原型をとどめる廃墟の間を抜けて先を目指す。最後はジグザグの急登となって男性2人に道を譲り、幕吏クンが顎を出しかけたころ鳥首峠に到着した。朝の早い当方はここでお握り一つを早弁する。
道を間違えたおかげで、急坂で天神山を乗り越えなくては予定のルートに乗れない。チラチラ現れた赤いモミジを慰みにひと汗かき、峠から40分ほどでウノタワに到着した。ここの紅葉は終わりに近いようだったが、赤や黄色のモミジやカエデがそれなりに残っており、独特の雰囲気を醸し出している。何人ものハイカーが休む窪地を半周して、大持山への急登に挑んだ。
落ち葉で踏み跡が分からず、途中まで急斜面を直登して疲れた。腹が減り出したころ、右前方に妻坂峠からの尾根が見えてやっと大持の肩に到着。アマチュア無線の交信を楽しむ人がいる。こちらは山頂で弁当にしようと、息が整ったところで先を急いだ。もう標高差はあまりないものの、細長い頂上尾根で何度か「到着か?」とぬか喜びした末、小さな大持山頂に到着した。狭すぎるので、少し先に下りて場所を確保した。
食後に幕吏クン持参のロイヤルミルクティーを喫して出発。実は弁当と水分がリュックからお腹に移行しただけなのだが、荷が軽くなって歩きやすくなった気がする。端正な武甲山の背中?を眺めながら急坂を下り、再び登り返して30分ほどで小持山に着いた。所々に軽い岩場が現れて、2本ストックの幕吏クンは少々通過に手間取っている。
最後の大下りを経てシラジクボ。もっと時間がかかったら妻坂峠経由で名郷に戻ることも考えていたが、許容範囲の時刻に辿り着くことができた。幕吏クンは少々きつそうだが、エスケープ用に考えていた長者屋敷の頭への巻き道の踏み跡が見当たらない。覚悟を決めて200m余の登り返しに取りかかった。
急坂ではあるが、わりと整備が良いので歩きやすい。カラマツの黄葉を左に見ながら休み休み登り、30分で頂上と浦山口の分岐点のベンチに到着した。ここから頂上は5分ほど。トイレに寄って、神社の裏から展望台に回り込んだ。秩父市街の絶景に幕吏クンが「登って良かった」と感嘆していた。
後は下るばかり。ほどなく道は強烈な急斜面をジグザグに下り始めた。300mほど下ってやっと勾配が緩んだが、「これは逆コースで登るのも楽じゃないね」と意見が一致した。しばらくインターバルのような尾根を下り、最後に再びジグザグ道で山腹を急降下。後で聞くと、ここらでついに幕吏クンの脚が許容量をオーバーしたらしい。
道が谷底に至った所で滝を見物し、沢伝いにしばらく行けば木橋を渡った所で林道終点に到着。若者グル―プを追い抜いて先を急ごうとしたが、「林道歩きは速いです」と言っていた幕吏クンのスピードが上がらない。「もう一杯一杯です」と白状したが、実はこちらもお尻の筋肉が痛くなっている。電車には十分間に合うので、ゆるゆると浦山口駅を目指した。あとは西武秩父駅前にできた祭りの湯に入ってから、反省の宴を楽しむのみだ。
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