富士尾山へ 安曇野の里山
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- GPS
- 03:04
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 444m
- 下り
- 438m
コースタイム
9:20 安曇野穂高発 北ノ沢登山口着
<復路>
13:10 北ノ沢発
13:30〜15:00 弐七農園へ
15:30 自宅
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
路肩に止めること可能 |
コース状況/ 危険箇所等 |
笹が深いところあり 道迷いの心配はない、危険個所もない |
写真
感想
2017年(平成29年)11月10日(金)
富士尾山へ 北ノ沢コースより
「北ノ沢 茸じゃないよ 富士尾山」
安曇野の里山
私にとっては地元中の地元の山になる。
今まで4回登っているが2回登頂できなかった。
1回目は山頂と思ったところが山頂でなかった。
先に進む道が全くなかったことから、山頂はここと思い込み下山。
あとでどうしてもおかしいということで再度挑戦して山頂まで行けた。
もう一度は学者村コースから登ろうとしたが、
登山口が良く分からず尾根道に出るまで藪の急斜面をうろうろ。
1時間30分ほどの迷走。
やっと尾根に出てから先を行くが笹の道に時間切れとなり帰る。
何と後で4回目に登り、山頂まで数分という位置で引き返していた。
今回が3年ぶり5回目となる。
そして初めての北ノ沢登山口からの富士尾山を目指した。
満願寺までは分かるが、その先はどう登るか不安がいっぱい。
落ち葉で埋め尽くされたダートを満願寺入り口から
100mほど進むと営林署の建物があるはずだがない。
たぶん壊され、ただの広場となっていた。
さらにその先100m程が登山口とあるので路肩に車を止め登山口を
地図と共に探す。
するとなんと車を止めた数メートル先に登山口発見。
最初は勘で尾根まで登ろうと考えていたが
しっかりとした登山口、登山道が見つけられたのだ。
標札まであり「入山禁止 金拾萬円申し受けます」とある。
長野県の里山のいやらしいところだ。
キノコ山ということで、厳しい表現で書いてあるのだが
茸(松茸)を目当ての泥棒もいるので仕方ない。
私のように茸には全く興味のない登山者にとっては迷惑な話だ。
「茸目的の入山は禁止」との表現ならばいいのだが
いきなりの「入山禁止」は登山者にとっては気持ちよくない。
茸の時期は終わり、怪しまれることもない。
いわゆる止め山への登山は9月、10月は避けるのが良いようだ。
落ち葉でふわふわした山道に入った。
いきなりの急斜面で一気に稜線へと這いあがる。
稜線への斜面の途中には古い祠も見られた。
稜線に出ると温泉山とかつては呼んでいた温泉施設がある。
この辺りは「茸採り入山禁止」と書かれた標示が続き
ビニルテープが尾根筋・登山道に沿って張られる。
右手には安曇野の里が見られ、美ヶ原の稜線が目に入る。
ビニルテープが見られなくなると
笹が深くなってくる。
それでも最初に登ったころの笹のために進めなくなるような状態ではなく
踏み跡はあるし、笹によって遮られるようなことは全くなかった。
大きな岩を根でつかむように立つ松の木を過ぎると
樹間から有明山の黒々とした姿と
すでにうっすらと雪化粧した燕岳の稜線が見られるようになる。
緑が濃い季節だと全くこの姿は見られない。
この時期だからこその葉が落ちた樹間からの景色だ。
少しでもよく見られるところはないかと足を進めているうちに山頂に着く。
今までの4回の富士尾山に比べると
こんなにも簡単に登れていいのかと思うほど山頂は近かった。
山頂からは安曇野の街並み田園風景はもちろんのこと
その先に浅間山、入山山系、八ヶ岳、美ヶ原、鉢伏山から高ボッチの稜線
遠くに逆光で見にくかったが甲斐駒・仙丈ケ岳そして北岳まで見渡せた。
秋の穏やかな木漏れ日を浴びて
静かな山頂での一時は、かつての厳しい富士尾山ではなくなっていた。
地元の身近な山に変身、また来てもいいなと思うのだった。
笹をもう少しでも刈るようにすれば安曇野の里山としての魅力が増す。
時間があればキノコ山の時期を外し、何度か歩くことによって道整備を したいと思っている。
ふるちゃん
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