岩屋山〜岩茸山〜桟敷ヶ岳〜飯森山〜天童山〜東俣山
- GPS
- 08:18
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 1,210m
- 下り
- 1,213m
コースタイム
- 山行
- 7:18
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 8:18
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
もくもく号 - 北大路駅前〜雲ケ畑岩屋橋 500円 西日本JRバス - 小野郷〜四条大宮 900円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■雲ケ畑岩屋橋〜志明院〜薬師峠〜岩屋山〜薬師峠 岩屋橋〜志明院の駐車場前までは舗装路です。 志明院の駐車場の手前から登り始め、程なくして沢沿いの気持ちの良い道を進みます。 正面に大きめの岩が見えると、下の方に標識があり、ここで右折です。 少し進むと水の湧き出し口があり、その先が薬師峠です。 薬師峠〜岩屋山は問題なし。 ■薬師峠〜岩茸山〜桟敷ヶ岳〜ナベクロ峠 分岐で左折して岩茸山へ向かっていますが、巻き道もあり。 分岐からの登り始めはなかなかの急斜面で、落ち葉が堆積しており、滑りやすそう。 岩茸山から尾根伝いで進んだ後、トラバース道を進んでいます。 こちらに進んだ場合、出合う谷を登り、尾根道に合流します。 その先は尾根が広がってどこでも歩ける状態なので、踏み跡は分散しており、落ち葉が多い事もあり、道らしい道はあまり見えません。 尾根を外さなければ大丈夫で、嫌な支尾根も特にないはず。 鉄塔を通過すると、すぐに桟敷ヶ岳山頂です。 ナベクロ峠への道は、人によっては分かりにくく感じる区間があるかも知れません。 目印もあるし、問題ないはず。 ■城丹国境尾根 - 飯森山〜天童山〜茶呑峠 ナベクロ峠の北の鉄塔のあるピークから北西に延びる尾根へ。 この先は難易度が高くなるので、注意が必要。 きちんとした読図能力があれば良いのだろうけど、そうでなければ、GPSがないと道迷いしそうな箇所がいくつかあります。 細部の言及はしないでおきます。 飯森山からの下りは滑りやすい急斜面で、注意して下りましょう。 茶呑峠への下りについては、展望所の先がやや進みにくく、尾根から逸れやすいように感じたし、それなりに急斜面でもあるので、慎重に下りたいですね。 ■茶呑峠〜東俣山〜伏見坂〜大森西町 茶呑峠から区境の尾根を進みます。 過剰な目印もあるし、道もはっきりしており、問題なし。 区境尾根から外れて、東俣山へのピストンですが、ここも問題なし。 区境尾根に戻り、その先は所々で少し進みにくい箇所があったような気がするけれど、目印も多く、問題ないでしょう。 最初の鉄塔では、踏み跡に従ってピークを巻くように進みます。 P520を過ぎた辺りで右側に林道が見えるようになり、それを無視して進むと、伏見坂です。 京北トレイル11地点でもあります。 ここから京北トレイルのルートでもある林道を進むと、大森西町です。 後は舗装路歩きで、小野郷バス停へ。 |
その他周辺情報 | トイレ - 雲ケ畑岩屋橋、大森西町(未確認ですが) |
写真
感想
1年前の同じ11月12日、愛宕山界隈以外の京都北山への初めての山行として、桟敷ヶ岳へ行きました。
素晴らしい紅葉や黄葉を堪能した、素晴らしい山行になったのです。
それ以前に何人かの方のレコを見ていて、淡い憧憬を抱いていた山域ですが、その魅力を実際に体感する事になりました。
それ以降、何度となく京都北山を歩く事になり、自分向きの山域だなと思うし、今後もここを中心に歩きたいと思っています。
で、今回はヤマレコでの50回目の山行という事で、1年ぶりに桟敷ヶ岳へ出かけて来ました。
以下、いつも通りに長文です。
今回ももくもく号に乗車し、雲ケ畑岩屋橋に到着、ここからスタートです。
先が長いので、早足で進みますが、志明院前の到着時刻は去年と同じ。
恐るべし、去年の自分。
少し進んだ辺りからは小さな沢沿いの道となり、雰囲気は良好。
ただし、予報とは違い、曇り空ですっきりとしない。
やや落ち葉が多い程度で、台風の影響はそんなに感じられず。
目の前に大きめの岩が見えて来て、ここで去年は直進してしまい、一般のルートから逸れてしまったのです。
結果的には、そちらは岩屋山への近道で、結果オーライだったのですが。
今回は一般ルートに進み、途中の水の湧き出し口で撮影に一苦労。
程なくして、薬師峠に到着。
昨年は確認し忘れたピークハンターさんのプレートをチェックです。
ここから岩屋山へピストン。
途中に色付いた木を見ながら進み、岩屋山山頂に到着。
三角点のあるピークですが、最高地点はもう少し先。
そちらは時間のある季節にでも。
薬師峠に引き返して来ると、途中で抜かしていた団体さんが休憩を終えて出発されているよう。
峠近くのなめこのチェックを終え、その先で団体さんを追い抜きます。
昨年とは違って、木々の色付きはあまり良くなく、黙々と進みます。
P671に寄り道し、その先の分岐で巻き道へ進まず、岩茸山へ。
なかなかの急斜面は落葉いっぱいで滑りやすそう。
周りにはきれいな色付きの木もあり目を楽しませてくれるけど、去年ほどではないし、日差しもなく、どこか冴えない感じ。
偽ピークを越えて、岩茸山山頂に到着。
やや遅れているので、少し休みつつ景色を記憶に留め、出発。
分岐と思われる地点で尾根には進まず、今回もトラバース道へ。
昨年は紅葉の絶頂期だった谷に出合いますが、今年は全くダメで、色付いた木が数本あるだけです。
がっかりと落ち込んだまま進み、尾根道に合流。
その後も紅葉は大して見られず、秋の深まりが早いのを実感。
その先でもくもく号に同乗していた方が下りて来られ、話を聞くと、踏み跡がはっきりしないので、確認のために戻って来たとの事。
このまま登って行けば大丈夫と伝え、お話をしながら進みます。
山頂手前の送電線ゾーンは展望があり、ここで少し撮影タイム。
程なくして、桟敷ヶ岳山頂に到着。
今回の昼食はカレーメシで、できあがるまでの時間を利用してピークハンターさんのプレート探し。
見つからないので、食べながら探し続けたけど、結局、見つけられず。
さっきの同行者さんが他の方と下山ルートを相談している輪に近付き、最終的にナベクロ峠の先の分岐まで一緒に行く事になりました。
下山開始後に同方向へ向かわれる方も加わり、3人で進みます。
2度目でもあり、特に問題なくナベクロ峠に到着。
その先の鉄塔横の分岐にてお話をした後、同行者さんとは握手をして、お別れです。
ここからは城丹国境尾根になります。
少し進むと、まずまず良い感じの尾根となるものの、アセビがそこかしこにあり、前方が見渡しにくく、ちょっと不安になります。
傍らにはきれいに色付いた紅葉が見られ、ここまで来て良かったと思わせます。
順調に進んでいたつもりだったけど、次第にアセビなどが邪魔になり始め、我慢して進むものの、明らかに変だとなり、GPS画面をチェック。
支尾根へ進んでしまっていたので、戻ります。
戻り方が不十分だったせいで、またもや違う方向へ進んでしまい、やり直し。
この頃に後続のペアがさっきの支尾根へ進んで行くのが見え、声をかけたのだけど、聞こえなかったようで、そのまま進んで行かれました。
まあ、すぐに気付くだろうと思い、こちらは何とか正しい尾根へと向かうつもりでしたが、P842へ寄る事にして、そちらへ。
P842でピークハンターさんのプレートをチェック後、城丹国境尾根に戻ります。
尾根の雰囲気はとても良く、この時間帯は晴れていた事もあり、紅葉が色鮮やかに輝いていて、至福の時間です。
標高830mぐらいの小ピークで方向転換。
ピークを巻いて進めば、大して方向転換でもなさそうだけど。
少し進むと北側の斜面は伐採後のようで、展望が広がっており、大地のように広がる京都北山の峰々を眺めます。
これから向かうピーク群も視界に捉えます。
一登りすると、放置自転車のあるピークに到着。
この辺りで後から声が聞こえるようになり、さっきのペアも正しい道へ戻って来られたようです。
その先の標高751m地点の鞍部は不思議な雰囲気の場所で、何とも魅惑的。
しかし、どちらに進むか分かりにくく、景色を見ながらも確認していると後続のペアの方が来られたので、ご挨拶。
スマホの電池が残り少ないとの事なので、ここでも同行する事になりました。
正しい尾根に乗ると、その後は問題なく進み、大谷峠に到着。
ここで少し話をして、天童山ぐらいまでは同じ道を進むのを確認。
僕のモバイルバッテリーを貸して、スマホの充電に使ってもらう事にしました。
この先は僕が最後尾で進みますが、写真を撮りながらだと置いて行かれがち。
飯森山山頂に到着するも特に何もなく、急斜面の滑りやすい道を下ります。
鞍部から登り返すと向かい合った反射板があり、その少し先にも反射板。
ここからは展望もあり、愛宕山方面が思ったよりも近い。
順調に進み、天童山山頂に到着。
山頂にはなめこがあり、写真撮影後に同行者さんが採取。
同行者さんとはもう少し先の分岐でお別れし、こちらは茶呑峠へ向かいます。
分岐から少し進むと展望所があり、近くのパラグライダー基地方面を見ると、実際にパラグライダーがいくつか飛行しています。
ゆったりと宙を舞っており、気持ち良さそう。
この先の下りはちょっと注意が必要でしたが、無事にクリアし、茶呑峠に到着。
ここで下山するか迷ったけど、もう少し歩く事にし、引き続き区境尾根を進みます。
トレイルランのコースなのか、過剰な目印が目立ち、はっきりとした道が続きます。
途中で区境尾根から逸れ、東俣山へピストン。
山頂のチェックを終えて戻って来ると、再び区境尾根を南へ。
所々で進みにくい箇所もあったような気はするけど、地図に道として載っていない割には進みやすい。
最初の鉄塔はピークを巻いて進むのが正解のようで、その少し先で城丹国境尾根から桟敷ヶ岳へと至る尾根を感慨深く見やります。
鉄塔群を過ぎる少し前からネット沿いの道となり、P520を通過すると、伏見坂に到着です。
どちらに下るか迷ったけれど、何となくで東に進路を取り、大森西町へ。
林道を下り終え、集落が見えて来ます。
すると、年配の女性がおられたので、ご挨拶。
この後、ここでの暮らしの事など、貴重なお話を聞かせてもらいました。
想像以上に大変そうだけど、お子さんは近くに暮らしておられるようで、お孫さんが8人もおられるそうだし、幸せに暮らしていらっしゃるんだろうなと思いました。
お別れをして、その先の京北トレイルの標識をチェック。
後はバス停を目指すのみで、歩いているとバスの発車時間に間に合わなさそうなので、小走りを交えつつ進みます。
しばらくして、ほぼ大丈夫そうかなと思って歩いていると、軽トラックが停まり、「乗っていくかい?」とのお誘いが。
ありがたい申し出ですが、ログを取っているので、その旨を告げて丁重にお断りしました。
すっかり暗くなった中を歩き、小野郷バス停に到着。
無事にゴールし、バスの発車にも間に合いました。
50回目の山行で、桟敷ヶ岳から城丹国境尾根へ。
予報に反して曇りがちだったり、紅葉は期待していたほど良くなかったり。
そんな感じでしたが、この日は人との繋がりを強く感じた山行となり、いつもとは違う充足感のようなものがありました。
歩いたら歩いたなりの楽しさがある、それを改めて実感しました。
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