南魚沼市 ひとりぼっちの越後三山縦走
- GPS
- --:--
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 3,043m
- 下り
- 3,020m
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
写真
感想
10月26日〜28日の越後三山縦走の記録です。
越後三山は八海山、中ノ岳、越後駒ケ岳の総称で、魚沼三山とも呼ばれる。
私は三山どころか、一座も登ったことが無く、以前からこのエリアに興味があった。
三山縦走を計画する場合は、八海山と駒ケ岳のどちらを起点とするかが問題になるが、どちらから入っても八海山と中ノ岳の間は登降の標高差が大きい難路である。
どうせなら馬蹄形ないしはループですっきりと歩きたいと考えた私は、大倉口から壮大な水無川をぐるりと回るルートを歩くことにした。
宿泊は初日が八海山避難小屋、2日目は中ノ岳避難小屋を利用する。
折しも台風シーズンで、2週連続して台風が日本列島に上陸する予報となった。
台風と台風の狭間をぬっての好天狙いで、急遽決めた山行だけに同行者を得ることができなかった。
未知のエリアで、難路を単独で行くことに一抹の不安を覚えつつも、久しぶりのチャレンジ山行に心が躍るものがあった。
越後三山縦走の2日目は八海山避難小屋からオカメノゾキを越えて中ノ岳避難小屋までの難路である。
避難小屋を拠点に考えた場合、水の補給が難しいルートなので発汗の少ない秋に登るのはメリットである。
しかし、その反面、日照時間が短いことが問題となる。
この時季の新潟県の日の出は6時、日没は17時である。
きっちり11時間でこの越後の大キレットとも言うべきヤセ尾根を歩かなくてはならない。
八海山から最低鞍部のオカメノゾキまで標高差500m降ってから、中ノ岳まで800mの登り返し。
しかもエスケープルートもなく、メンテナンスされていないルートなので八合目と九合目の間は藪漕ぎとなる。
越後三山縦走の3日目は中ノ岳から越後駒ヶ岳を経由し、水無川への下山ルート(十二平登山口へ)を歩く。
今回の縦走ルートの行程の中では、距離も長く、標高差は1800m、累計高低差は2000m以上の激下りとなる。
私の越後三山縦走は、大倉口(坂本神社)からの急登で始まり、八海山の楽しいクサリ場、オカメノゾキのナイフリッジと中ノ岳への藪漕ぎ、そして越後駒ヶ岳から滝沢尾根の下降では思いもかけなかったゴージャスな紅葉が見られた。
台風シーズンの好天を狙っての単独縦走であったが、終わって見れば充実感と満足感たっぷりの山行だった。
写真は順不同です。 詳細はこちらから →
静かな大倉口から八海山避難小屋へ http://hikingbird.exblog.jp/28551609/
八海山からオカメノゾキを越えて中ノ岳避難小屋へ http://hikingbird.exblog.jp/28568248/
中ノ岳と駒ケ岳から紅葉の水無渓谷へ http://hikingbird.exblog.jp/28588097/
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