御陵山と天狗山、汗を流したヘルシーの湯
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- GPS
- --:--
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 608m
- 下り
- 612m
コースタイム
天候 | 晴れ、少し風花 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
御陵山の登山口は天狗山の相向かいの、数メートル戻った右斜面の網柵の切れたところ。標識を注意して探すこと。山道は急なので枯葉の落ち葉に注意。危険個所なし。 天狗山にはロープの岩場が数か所あるが補助程度で初心者可。 |
その他周辺情報 | お風呂のあるヘルシーパークは村の福祉関係の総合施設みたい。ヘルシーの湯の受付の女性がとても心根の素敵な人で山にも詳しい。この方のお陰で忘れられない山旅となった。ここは県外の入浴者も300円で川上村の心意気が何とも嬉しい。広いお風呂と狭いお風呂が一週おきに男女入れ替わるとか。この日は浴槽が四つもある広い方だった。またお風呂だけでも行きたい。 またお昼のおかずを買ったナナーズスーパー手前の食料品店のおかみさんも人懐こくて楽しいお話をしてくれた。移住者や別荘人が多いのがうなづけた。 |
写真
感想
天狗山には一度登ったけれど御陵山は初めてでした。この漢字を「おみはか」と読める人はいないほど難読地名の山です。最初は八墓とかの響きと同じイメージがあり食指が動かなかったのですが、歴史ある良い山でした。
ここは相木村と川上村を隔てる境界尾根で、男山から西に長い尾根を成しています。御陵山からさらに進み秋山集落に下ると稜線歩きが満喫できるけれど、ほとんど静謐嗜好の玄人向きの登山と言えるので読図の出来る人のコースです。御陵山にも標識はあまりないけれど尾根道ですから踏み跡が明瞭です。
天狗山と同じ馬越峠の相向かいの登山口から急な落ち葉の道を登ると、左手の北側には御座山がすぐ間近に見えます。そういえばこの辺りは御の付く山が多いなあと思いながら唐松の道を進みました。
後ろを振り向くたびに白い八ケ岳を背景に、まるで「我こそはと天狗だぜ!」と言っているような天狗岳。それはそれは立派すぎて、峠に戻ったら登ろうと決意。御陵山の稜線も天狗の方から見てあげないと不公平だしね。
御陵山の山頂には古く17世紀ころの鉄刀器などが833点も発掘され、この山はただものではないと思い、得をした気分になりました。古人が戦って奉納していたのだろうかしらん。
帰りは鉄塔の場所で具のない素うどんを食べ、登山口に戻りました。天狗の頂上に向かいながら何度も御陵山を眺めました。ついさっきまであの尾根にいたのだなあと思うと、時間というものの不思議さを感じないではいられませんでした。
再訪した天狗山には山々や村々が青い空の下に広がっていて、この頂との久しぶりの再会を祝福しているようでした。
標識に書かれていた一時間で下山し、ヘルシーの湯へ。ここで身も心も洗われるようなひとときを過ごさせてもらいました。また行かなくては。
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