【初冬の山へ】甲武信ヶ岳周遊
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,291m
- 下り
- 1,286m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
千曲川源流ルートは標高1800mくらいから雪があり、沢沿いの道は凍結している部分が多いため軽アイゼン以上が必須(6本歯以上推奨) 源流道標を離れてからは5~10cmの積雪 十文字峠へ降りる尾根も大山から300mほど下ろすまでは積雪 |
写真
感想
今週末は立山で冬山初めの予定だったが、あまりにも天気が悪いため早々に中止して、どこへいこうと考えていたらメンバーのT町さんが甲武信ヶ岳にでも行こうと考えているとのことなのでその案に乗っかることにする。
飯屋で地図を広げながら千曲川源流ルートから周遊することとする。
登りのルートは中学の頃に行った懐かしのルート。甲武信ヶ岳自体も十数年ぶりだ。
中央道で岡谷を回り込み小淵沢を目指す。伊那あたりから雪がちらつき諏訪SAではしんしんと降る感じでテンションが上がる。
もう完全に冬だというような寒さのなか小淵沢の道の駅で仮眠。冬用シュラフで調度いい。
翌朝は少しのんびり目で6時過ぎに道の駅を出発。
朝焼けに八ヶ岳や富士山が輝くなか毛木平を目指す。
川上村は大きな畑が広がり少し北海道っぽくてノスタルジックな気分になる。目指す甲武信ヶ岳あたりも雪化粧しているようで期待が高まる。
寒い寒いといいながら準備をして出発。毛木平のトイレは封鎖されていた。
最初はカラマツ林の林道を歩き、千曲川沿いの登山道に入っていくが、さすが登山道もよく整備されていてとても綺麗だ。
1800mくらいからうっすら雪が積もり、道の凍結も酷くなってきたので軽アイゼンを装着。4本でも行けるが6本あったほうが安心だろう。
どんどん白さが増していく中を歩いていくと信濃川(千曲川)の源流へ。
最初の一滴という感じではなく、伏流した沢型から水流が流れていく感じ。
ここから日本海への旅が始まるのかと思うとロマン溢れる感じだ。
ここから沢を離れ稜線めがけて登っていく。降りたてなのかわりかしふわふわした雪を踏みしめながら20分ほどへ稜線へ。雪化粧したシラビソ林が美しい。
少し登ると開けた展望台に出て、富士山が一望できてテンションが上がる。
青空に輝く甲武信ヶ岳のピークもよく見える。
風もなくポカポカで気持ちいいのでしばしのんびり。
気を取り直してピークまでひと登り。あいかわらず立派なボッコが迎えてくれる。
振り返れば雪化粧をした奥秩父の山々、遠くには南アや八ヶ岳が見えて、富士山も構える最高の景色。
一通り景色を堪能したあとは十文字峠回りで下る。
相変わらず雪はふんだんに積もっていてそれだけで歩くのが楽しい。
三宝山を登り返すと展望はないもののぽっかり青空が開けていて気持ちいい。
尻岩はまさしくお尻といった感じだ。
ここから大山まではあまり標高も落とさずアップダウンが続く。
武信白岩は登ることはできないがは鋭く聳えていい感じだ。
大山あたりまでくると奥秩父北部や関東平野とその北に広がる山々の展望がいい。
面白い形をした両神山や荒船山、遠くには白い浅間山や雲にまみれた谷川や苗場山、関東平野に近づけば裾野の広い赤城山が見える。
さらに遠くに目を凝らすと筑波山らしき山も見える。
ここまで見えるのもなかなかないのではという感じだ。
大山からの下りは突然急になり岩も混じった鎖場が出てくる。慎重に降りて十文字峠へようやく標高を下ろしていく。
みるみる雪も消えていって、立派な小屋のある十文字峠へ。今日で小屋閉めだそうだ。
峠からは斜陽になりつつあるカラマツ林を下ろしていく。突然凍結してるところもありつつ、ジグザグ道を降りていって駐車場まで。
思ったよりも雪もあって、快晴の中、冬山初めをすることができた。
下山後は暮れなずむ八ヶ岳や鋸岳〜甲斐駒ヶ岳を望みながらキースプリングというステーキハウスで肉分を補充。
いろいろ話しているうちに日帰りプランから明日も大菩薩に行くこととなる。
宴酒やつまみを買い込み、甲斐大和の道の駅で小宴会、楽しい夜は更けていった。
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