熊野古道小辺路(高野から熊野70km)ワンデイスルー
- GPS
- 13:17
- 距離
- 65.6km
- 登り
- 4,415m
- 下り
- 5,162m
コースタイム
- 山行
- 12:57
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 13:17
http://totsukawa.info/joho/oyakudachi/
天候 | 晴天に恵まれました。雪はありませんでした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:本宮大社前(奈良交通)→路線バスでJR五条駅へ(3,200円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
標識充分、危険な場所はほぼ無し。(伯母子峠、三浦峠付近に片側が急な斜面になっている場所があるが普通に歩けるレベル) |
その他周辺情報 | 前泊(高野)ゲストハウスkokuu(奥の院前バス停徒歩3分、素泊まり3,500円) 後泊(熊野)蒼空ゲストハウス(本宮大社前バス停徒歩10分、1泊朝食付7,000円) |
写真
装備
個人装備 |
ライト2個(120lm)と予備電池
雨具上下
ロングタイツ上下
サバイバルブランケット
手袋
帽子
熊鈴
笛
ソフトフラスク2個
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感想
かねてより計画していた小辺路ワンデイスルーに挑みました。ロングトレイルを一日で走破する。計画を立てている時から楽しくてたまりませんでした。
朝高野山を出発して、少なくとも明るいうちに十津川温泉までは到達出来るだろう。十津川温泉の到達タイムが早ければ先に進もう。遅ければバスで熊野本宮大社へエスケープしよう。ざっくりとそんな計画でした。
まず高野山に前泊、宿坊は高いのでゲストハウスです。私以外(ハウスの従業員も)みんな外国人でした。ゲストハウスの利用者は8割外国人なんだそうな。この日の宿泊者も日本人は私だけ・・・ちゃんと英語話せたら交流出来て楽しいだろうと思いました。(話せなくても問題は無さそうです)ハウス内は温かく、布団で寝れたので快適でした。夜うるさいとかはありませんでした。
当日は5時に起床、ゲストハウス最寄りの奥の院前5:46発のバスで千手院橋まで移動します。そして5:55にヘッデン付けてスタートしました。
高野山から大股までは林道(舗装路)やドライブウェイが多く、古道が殆ど残っていませんでした。昔はこの辺りも古道だったのかと思うと残念でなりません。ただ、ロードなので距離は稼げました。
大股〜伯母子峠〜三浦口は最初キツい登りが続きますが、登り切ってから伯母子峠までは緩やかで走れる道でした。伯母子峠から先も緩い下り基調で快適に走れました。祠や茶屋の跡などがあって古道の雰囲気があります。三浦口手前で石段の下りトレイル、これも走りにくいけど古道らしい!
三浦口〜三浦峠〜十津川温泉、三浦口に登山ポストがありました。ここも最初キツい登りが続きます。しかし三浦峠を越えると快適に走れる下り基調のトレイルでした。そして三浦峠を越えてロードに降りてくると13:45、「これは熊野までいけるかも?」そう思った瞬間でした。
しかしここから十津川温泉までのロードが長かった!14:30までに十津川温泉に辿り着けると思ってましたが・・・(14:52に到着しました)このロードの区間で地元の方から声援を頂いて、すごく励みになりました。不思議なもので声援をもらうと足に力が入る気がします。言葉の持つパワーというか、そういうものを感じました。
14:52に十津川温泉に到着、先に進むか若干悩みましたが売店(ホテル昴内)で水と食料を補給できたので先に進む事にしました。ここから果無峠までは日没との戦いでした。
「日没までに果無峠を越えたい」峠を越えると登り返しは無いと思っていました(実際そうでした)小辺路は峠まで延々と登り、峠を越えると延々と下りなので分かりやすいです。現時点の標高から次の峠、登山口までの距離を掴めます。
果無峠の標高は1114mと地図にありました。現時点の標高を確認しながら一歩一歩重くなった足を進めると・・1050mぐらいで果無峠に到着しました。ここまで何とか日没前に来れました。果無峠を越えて10分ぐらいでヘッデンが必要になったので、本当ギリギリでした。ここから八木尾バス停までは全て下りで若干ザレた所はあるけど楽しく走れました。日没までに楽しい下りパートに入れた事が大きかった。
八木尾バス停からはR168を進めば本宮大社に着きますが、せっかくここまで来たので最後まで小辺路を辿る事にしました。そして・・最後少し道に迷いましたが19:16、熊野本宮大社に辿り着きました!高野山から13時間21分かかりました。小辺路ワンデイスルー達成です!
熊野のゲストハウスで一泊して、翌朝明るくなってから再度熊野本宮大社にお参りしてきました。初めて来る熊野本宮大社、それが自分の足で辿り着いたという完走の余韻に浸っていました。
もう少し完走の余韻に浸っていたいけど、トレランの格好では寒いので本宮大社前9:07発の大和八木行きバスで帰りました。運転手さんが観光案内してくれて、途中休憩所で十津川村の特産品(刺身こんにゃく、)をお土産に買えたので大満足でした。楽しい旅の締めくくりとなりました。
<参考、旅の途中ですれ違ったハイカーの方>
伯母子峠への登り途中で親子連れのハイカー2名
伯母子峠への登り途中で熟年の集団ハイカー8名ぐらい
三浦峠からの下りでソロのハイカーの方1名
三浦峠の下りで出会った方から果無峠まで行く予定と聞いたので、自分も熊野まで行ってやろうと思いました。ありがとうございました!
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