【鈴鹿】四方草山・三子山 安楽越から鈴鹿峠
- GPS
- 08:36
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 812m
- 下り
- 801m
コースタイム
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 8:36
2017年12月10日は「猿投山で逢いましょう」開催。
当日参加OK!お気軽にお越しください。
詳しくはこちらをクリック↓
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天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
新名神高速道路「甲賀土山IC」から国道1号経由約15分 東名阪道「亀山IC」から国道1号経由約20分 ※国道1号線・土山方面(上り線)からは、鈴鹿トンネル手前を右へ入る。 亀山方面(下り線)からは鈴鹿トンネルを抜けて少し下った所を左へ入る。 鈴鹿峠付近の国道1号線は片側2車線で上下線分離になっています。駐車地から合流する際には、勘違いして反対方向へ逆走しないように注意して下さい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【駐車スペース〜安楽峠】約7キロ1時間半〜2時間。駐車スペースから国道1号線の歩道を北へ約1.2キロ進んで「山中」交差点を東へ入る。山女原(あけびはら)集落を過ぎて林道安楽越線を安楽峠へ。舗装路は車に注意。 【安楽峠〜四方草山】大峠までは砂地のザレたヤセ尾根の急な登下降の繰り返しでスリップに注意。錐山(きりやま)北尾根は東側が大崩壊していて、部分的にナイフリッジ状のヤセ尾根になっている。通過には細心の注意が必要。霧ヶ岳からは90度進行方向が変わる。四方草山北峰の手前は山腹の巻き道になっている。 【四方草山〜三子山】四方草山南峰は展望良好。南峰から三子山へはキレットの巻き道あり。南に延びる尾根沿いにV字に折り返す。そのまま踏み跡のしっかりした尾根道を下ってしまうと坂下の集落に降りてしまうので注意。キレット西側にあるヤセ尾根の通過も慎重に。三子山の登下降は斜度があってけっこう辛い。 【三子山〜駐車スペース】途中から東海自然歩道の階段道で朽ちた階段が多い。途中倒木がある地点1個所あり。 |
写真
感想
ご訪問ありがとうございます。
四方草山、三子山は、鈴鹿主稜線にありながら赤線つなぎのハイカーが訪れるくらいで、とても地味な印象です。teppanが鈴鹿を歩くようになって8年、これまでずっと後回しにしてきましたが、今回ようやくチャレンジと相成りました。
今回の山々は「鈴鹿の山と谷」に次の様に書いてあります。
”安楽越〜鈴鹿峠間は、鈴鹿山脈約60キロメートルのうち最も高度の低い部分であるが、個々の山は十分に魅力的である。山が孤高を誇るのではなく、人と山との長い歴史に裏打ちされた、人が関与した自然である。こうした山々を語るとき、山のみや渓のみを取り出しても意味がないことで、それは魅力の大部分を除外していることになる。このような山を辞書にはないが里山という。”(抜粋・要約)
近江国と伊勢国の間に位置する鈴鹿山脈は、古くから交通の要衝で多くの峠が開かれました。安楽越(安楽峠)もそのひとつで、秀吉軍が滝川攻めの際に難儀して通ったルートとして知られています。
三子山は同じ様な形と高さの峰が3つ並んだ姿が印象的で、古代から良く認知されていただろう事が容易に想像できます。今回は笹路(そそろ)集落にある、南峰(3峰)にある磐座と関わりが深い「三子神社」に参拝してから向かいました。
四方草山(しおそやま)は変わった名前です。山女原(あけびはら)の小字名が由来だとの事で、昔はきっと四方が草原だったのでしょう。南峰から南方向の眺めは素晴らしく、その眺めを見るだけでも登ってみる価値があると思います。
当初は歴史ロマンを感じる峠から、笹路や山女原の人々に関わりの深い里山を、落ち葉を踏み締めながらノンビリ歩いてみようと思っていたのですが、実際に歩いてみると油断のできない手強い稜線にビビリました^^; 地質のせいか?南鈴鹿にはこうした崩壊地脇を歩く地点が結構ありますが、今回の稜線も同じで低山と言えども侮ることなかれでした。
下の画像は国道1号線から見た三子山と四方草山
コメント
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teppanさん、こんにちは。
最近、3人での山歩きで、一層楽しまれているご様子です。
南鈴鹿、いいですね。
レコを拝見して、その魅力を感じます
孤高を誇るのではなく、人と山との長い歴史に裏打ちされた山
良い言葉ですね。
私は、里山大好きなので、この言葉には感激です
是非歩いてみたいと思いましたが、ヤセ尾根やザレなど、かなり手強そうです。
とても楽しそうですが、相方には、レベルが高いように感じました
いつか、行きたいな
こんにちはtotokさん、早々のコメントありがとうございます。
山へ付き合ってくれるのは良いのですが、その歳でヒマなのは嬉しいような悲しい様な・・・ でもそのうち忙しくなって2人旅に戻ると思います。
今回の稜線は鈴鹿を歩き始めた頃から気になっていました。鈴鹿は他にも魅力的な山が数多くあったので、なかなか足が向きませんでしたが、ようやく歩く事が出来ました。
落ち葉の上をサクサクとのんびり歩く、と言うのが冬の里山歩きのイメージなんですが、この稜線歩きはそうではなくて、鈴鹿でもなかなか手強い部類に入ると思いました。
四方草山南峰は展望が素晴らしいのでおすすめです。南側にある坂下の老人ホーム付近から登れば、キレット巻き道の先に1ヶ所急斜面の登下降はありますが、危険地帯を通らず最短で行けると思います。御参考までに。
こんばんは teppanさん
このコースまだ歩いていないんです。安楽峠から鈴鹿峠は空白です。歩きてみたくなりますが写真を見て足がすくんでしまってます。
鈴鹿の山と谷 おもちなんですか?昔古書で見かけて買おうかと思ったのですが止めたことを後悔してます。これは6巻目でしょうか?鈴鹿のバイブルですよ。そんな言葉があるなんて、余計にほしくなってきました。
そんな言葉を感じながら歩くといつもと違う感じを味わえる気がします。
こんばんはsireotokoさん
このあたりは鈴鹿でも標高が低く、あまり食指が動かないエリアですが、歩いてみると、どうしてなかなか面白い稜線でした。確かに危険な地点もありますが、山慣れた方なら大丈夫です。一度歩いてみてはいかがでしょうか?
「鈴鹿の山と谷」は中古本をセットで購入しました。おっしゃる通り今回のエリアは6巻目に書かれています。ちょっと古い本なので、執筆時点と現在の鈴鹿とは随分様子が変わっているようですが、山名の由来とかを細かく調査されているので、鈴鹿を歩く際は前もって目を通す様にしています。内容は沢登りが主体ですが、興味深い内容の本ですね。
やっぱ、昔はかなりのヤンキー???
お疲れで〜す
こんばんはitooさん
ヤンキーだなんてとんでもございません
品行方正、真面目一徹のteppanでございますよ!
本日(12/10)はお会い出来て嬉しかったです! そのうち やりましょう!
teppanさん、こんにちは。
私も新名神より南の山は縁がありません。
徐々に標高を落とすこの辺りは山名すらよくわかりませんが、
なかなか変化があって楽しそうな山ですね。
要チェックに仲間入りです。
「鈴鹿の山と谷」をお持ちなんですね。
数年前は書店にも3巻ほど並んでいましたが、買いそびれて久しいです。
今ではネットでも入手困難になってしまいましたね。
こんばんはonetotaniさん
行こう行こうと思いつつ、なかなか歩けなかった稜線でしたが、今回ようやく実現できて満足しております。個性的で魅力的な場所が多い鈴鹿の中で、新名神以南は確かに印象が薄いのですが、今回歩いてみて初めて個性的な稜線だと分かりました。鈴鹿は本当に奥が深いです、今回もまた思い知った次第です。
鈴鹿は西内正弘さんの本を書店で見かけて購入したのがきっかけで歩くようになりました。
その後、西尾さんの本があるのを知り、図書館で借りたりして内容を見る内に欲しくなり、以前ネットで中古本を6巻セットで購入しました。山名や地名を実際に現地の人に取材されていますので、いつも参考にしています。鈴鹿の山名は「鈴鹿の山と谷」で取り上げた名前が今標準になっています。本の力は偉大ですね。
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