初標高年登山は雲取山へ2017年に知り合った仲間と(鴨沢〜東日原)



- GPS
- 25:40
- 距離
- 27.4km
- 登り
- 2,357m
- 下り
- 2,293m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
八王子06:59(JR八高線) 拝島07:12/07:31(JR青梅線・ホリデー快速おくたま1号) 奥多摩08:21 奥多摩駅08:35(西東京バス) 鴨沢09:09 復路: 東日原11:29(西東京バス) 奥多摩駅11:56 奥多摩12:02(JR青梅線) 青梅12:40/12:48(JR青梅線) 河辺12:55 ※河辺温泉梅の湯(温泉&打上げ) |
写真
感想
「標高年登山」なるものがあることは以前から知っていたが、あまり興味はなかった。
ところが今年2017年の標高年登山の対象は身近な雲取山なので、まぁ行ってもいいかなという気分になっていた。
ただ、まぁ行ってもいいかなくらいの気持ちだったのでひとりだったら結局行かなかったかもしれないが、今年知り合った登山仲間3人とぜひ行ってみようということになり、初の「標高年登山」に繰り出すことになったのだった。
秋ぐらいのつもりでいたのだが、色々都合を合わせていたらこの時期になってしまった。
関東地方でも標高2000mを越える山は12月に入ると積雪が心配となってくる時期なのでもう少し早い方がよかったのだが、ただ12月に入ると雲取山の混雑も解消されるのでかえってよかったかなと思っていた。
が、行きのホリデー快速おくたま号に乗ると、この時期らしからぬ混雑具合で、これは嫌な予感がするなと思っていたら、果たして御嶽駅でも乗客の半分くらいしか降車せず、奥多摩駅前は大混雑となっていた。
我々と同じく雲取山標高年登山の駆け込みである。
雲取山には8年前のゴールデンウィークに登っているのだが、それでもこんなに混雑していなかったように思う。
結局臨時バスが出たのにもかかわらず満員電車並のバスに乗り込み、登山口となる鴨沢まで立ったまま行くことになった。
ピストンが嫌で帰りは東日原の方に下りる計画にしていたのだが、バスの具合からしてもその計画にしてよかった。
鴨沢に下ったらまた同じような満員のバスに乗ることになるだろう。
鴨沢からの「登り尾根」は、南向きなので基本的には陽当たりがいいのだが、山ひだの具合で日陰になっているところは昨日の雪が残っていた。
それでも風も穏やかな一日だったので、ちょうど七ツ石小屋のところでゆっくりと昼食を摂ることができた。
鴨沢からの雲取山はきつい登りがなくゆるゆると高度を稼いでいくので登りやすい。
そして石尾根に出ると、防火帯のため樹林が切り開かれ見晴らしの良い広い尾根歩きが始まる。
8年前は新緑の時期だったが、冬枯れのこの時期も遠望が利いて気持ちがいい。
雲取山山頂には山荘に荷物を置いてから行くことにし山頂を捲いて行ったのだが、この捲き道はちょうど日影になっていてそこそこ積雪もあり笹も多く意外と時間がかかった。
山荘では宿泊者は標高年登山記念の山バッジをもらうことができ、思いがけずいい記念品となった。
部屋は12畳くらいの個室になっていて、そこを相部屋として使う形式になっている。
真ん中には豆炭を使った炬燵があり、足を温めながらゆっくりすることができる。
ちょっとした旅館みたいな感じだ。
友人のひとりがアップルパイを持ってきてくれていたのには驚いた。
山荘の炬燵でアップルパイを食べられるとは思わなかった。
こういう心配りができる人間になりたいものだ。
山頂には翌朝も行く予定だったが、夕暮れの富士山を見に山頂へ行く。
登っている途中で見た富士山には雲がかかっていたが、夕暮れ時になるとその雲も取れて、見事な影富士となっていた。
前に登った時は富士山は見えなかったので、雲取山からの富士山はもっと遠くに見えるのかと思っていたのだが、意外に近くに見えた。
翌朝は山頂で暗い中寒さに耐えながら朝日を昇るのを待つ、なんてことはしたくないので朝食後は部屋に戻ってもう一度寝直す。
日が昇った後に山頂へ出発したが、この朝も-5℃位にまでしか冷え込まず、覚悟していたよりも寒くならなかった。
山頂では今度は朝日を浴びる富士山を見る。
雲取山から見る富士山は、正面に吉田大沢がくっきりと刻み込まれた、見慣れた東京方面からの富士山である。
ただ裾野までよく見え、いつもは山頂付近しか見えていないんだなということがよく分かる。
南アルプスも浅間山もよく見え、この時期に雲取山に登ってよかったなと思う。
小雲取山からは東日原へ向けて富田新道を行く。
鴨沢からの登り尾根の混雑具合からすると嘘のように下りきるまで誰ともすれ違わない。
圧倒的にピストン登山者が多いのだろうか。
日原鍾乳洞からのバスはなぜか平日にしか運行されていないので、東日原バス停まで歩かなければならないが、それでもこのコースは下りとしては最短だと思う。
唐松橋付近はかなり見ごたえのある渓谷になっていた。
コースタイムからすると間に合わないかと思われた東日原から11:29発のバスにも間に合い、正午前には奥多摩駅に戻れた。
東日原からのバスは我々の他には鍾乳洞観光らしき2人しかおらず、鴨沢登山口がなぜそんなにも人気なのかが不思議である。
奥多摩のもえぎの湯はいつも混雑しているのに、雲取山登山者でさらに激混みしそうなので、河辺駅前の河辺温泉梅の湯へ。
駅前のビル屋上にある河辺温泉の露天風呂に浸かりながら、2017年に知り合った登山仲間と2017mの雲取山への標高年登山というのはなかなかいい記念になったなと思った。
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